・・・アメリカ軍のインド・太平洋軍司令部 ( Indo-Pacom )首脳陣の一角、 マイク・ミニハン参謀長(アメリカ空軍少将)と議論してきました。
　いつも通り、通訳を挟みませんから、時間をフルにたっぷり活かして、たがいに「奥が深かったよね」と別れ際に言い合うような議論となりました。
　8月15日に靖国神社の参拝と全国戦没者慰霊式への出席ができなかったのは、こころの底から辛かったです。しかし、その犠牲を払って真珠湾でのアポイントメントを取った意義はあると考えます。

　これから、執筆中の月刊Hanadaの連載エッセイ「澄哲録片片」(ちょうてつろく・へんぺん)に、その議論を盛り込みます。
　これをどうしても入れたかったので、〆切を待ってもらっています。良心派の編集者、沼尻さんのおかげです。

　ただ議論のすべては盛り込めません。
　ぼくの発言はなるべく明らかにしますが、相手の参謀長の発言は基本的に公開しません。
　オフ･ザ･レコードが絶対原則の独立講演会@初めての仙台 ( ここ ) では、可能な範囲内で、どんな議論になったかを、みんなの眼を見て伝えます。

　焦点は、北朝鮮のミサイル、拉致被害者の救出、韓国をめぐる真実、中国との対峙、沖縄の防衛です。

　司令部は真珠湾の向かい側の山上にあります。
　きょうも美しく晴れていました。
　78年まえの真珠湾攻撃の英霊と、74年まえの敗戦の日までのすべての英霊、犠牲者に、この地からあらためて深きも深い感謝と、祈りを捧げます。

　明日は、太平洋艦隊司令部を訪ねて、アメリカ海軍の将軍や士官たち、なかでも信頼関係のあるアキリノ海軍大将 ( 太平洋艦隊司令官 ) らと議論を交わします。