対馬は行くたびに、情況が悪化しています。
　護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 / JDI ) は今回、国土浸食の現場調査の開始として初めて対馬を訪れたました。
　ぼくが最初に対馬に入ったのは、かなり古くて、玉沢徳一郎防衛庁長官(当時)の同行記者として、自衛隊の輸送機C1に乗って取材に訪れたのでした。西暦1996年頃だと思います。
　そして、ちょうど10年前の西暦2009年に青年会議所が対馬で開いた防人の島をめぐるフォーラム、それに招かれて対馬に入り聴衆のまえで対談しました。また、自衛官と議論したり、あるいは同じ国境離島の与那国島の町長らとも議論しました。
　そのときの資料を、自宅の膨大な書類のなかから見つけて調べてみると、自由民主党の議員団が当時にやはり対馬に入って、新規立法などを打ち出したことが分かりました。
　中川昭一さんや山谷えり子さんという著名な国士の名も見えます。
　それから10年、前述したように国土浸食の情況は悪化するばかりです。
　すなわち、よほどの壁が立ちはだかっていると考えざるを得ません。

　しかしながら、自由民主党の中で議論が避けられてきたと党幹部が証言した、皇位継承の安定策、そしてこの壁の厚い、国土浸食の防止、これらのタブーに対峙するためにこそ護る会を同志議員と発足させたのです。
　道はますます困難になるでしょう。
　その険しい道を、へこたれず、歩む。ただ、それだけです。人の道としても、ほかにありませぬ。



　何だか分からない写真、あるいは何でもない写真にみえるかも知れませんが、実は、充分に衝撃写真です。
　これは自衛隊の防衛施設を取り囲むように韓国資本が買収したらしい土地の一角です。
　元は帝国海軍の光輝ある出撃基地の一部です。

　ここに韓国サイドが「リゾート施設」と称するものを建設しています。それです。
　これが、リゾート施設??
　こうした施設は、前述した防衛庁長官の視察、つまり四半世紀近く前からすでにありました。
　そのときも今も、奇妙な無人、リゾートとは思いにくい施設の姿と雰囲気、こうした不可思議な気配ばかりでした。
　そして昔も今も、自衛隊にせよ市役所にせよ市議会にせよ、あまり実態が掴めていないことも変わっていないと感じました。

　人物は、護る会の行動を取材している地元テレビ局の記者です。
　たぶん放送はされないだろうなと思いながらも、丁寧に対応しました。
　放送がどうなったかは、分かりませぬ。
　記者は対馬在住の誠実なひとでした。「キー局のTBSから言われて来たんですが・・・」と言いつつ、熱心にカメラを回していました。

　対馬調査の他の写真は、9月23日の虎ノ門ニュースで紹介します。
　また対馬を取り戻すための提案や、それに日教組と戦った宮川典子代議士のまるで戦死のような急逝をめぐることども、それらを貫く根源的なことを、月刊Hanadaの連載エッセイ「澄哲録片片」(ちょうてつろく・へんぺん)に記しました。
　11月号として9月26日に発刊されます。
　いつも〆切デッドラインのそのまたデッドラインの極限ギリギリにようやく間に合っている連載も、もう57回になりました。
　かなりの無理を押して連載を続けていられるのは、ひとつには、沼ちゃんという良心派の編集者のため、そしてもちろん、読者・国民にささやかながら考える契機にしていただきたいからです。
　なかでも、ぼくの連載のために定期購読の方がいらっしゃるのは、強烈な励みと支えです。
　定期購読は、ぼくに何の利益ももたらさないからこそ、みんなにお薦めできます。ここです。

　そして、できれば独立講演会も『定期購読』してくだされば、余計に勇気が出ます。
　反日勢力などの策略の主要な目的のひとつが、この独立講演会潰しにあることも、はっきりしています。
　来てください。
　36回ぶりに大阪へ戻る独立講演会へ。
　これを押してくだされば、たいへんに、真剣に、うれしいです。→