▼「たいへんです」と題した、ひとつ前のエントリーへいただいた、ある丁寧なコメントには、こうあります。

「青山繁晴様
睡眠のお話もけっこうではありますが、
護る会の皆様で、対馬、北海道、沖縄を視察されないのでしょうか?
閣僚が行かないのなら、せめて護る会の面々くらいは行ってほしいです。
国土が合法的に侵略されるのを、黙って見ている政治家は日本人でしょうか? 」

　このあとも非難、批判の言葉が続きます。
　このコメントを頂いた、まさしくひとつまえのエントリーにて、その対馬を、護る会が訪れた写真までアップしているのですが・・・。
　正直、さすがに信じがたいです。
　信じがたいですが、まったく怒りなどは感じません。
　ただ、心配なのは、ご自分のぱっとご覧になった画面やエントリーの印象と、はっきり申せば瞬間の思い込みだけで、「日本人か」という激烈な言葉を投げかけられたのかもしれないということです。
　もしも仮にそうなら、ふだんの人間関係なども思わず心配します。

　護る会が出発したのは、6月下旬です。
　皇位継承の安定策という難題にまずは取り組みつつ、参院選もあり、片時も休むときはありません。
　そのなかで、まさしく護る会で対馬を調査し、次は対馬の再調査と北海道の調査について、44人という沢山の護る会議員の複雑な日程の組み合わせを調整しつつ、計画を進めています。
　沖縄は、不肖ながらぼくのライフワークです。
　白梅の塔をはじめ訪れ続けています。
　中国に浸食される現実を黙ってみていたりすることは、ひとときもありません。
　護る会は臨時国会直前の目が回るような日程を縫って、毎週、会合を開いています。
　きょうも幹部会、幹事会・総会を開き、おとといの対馬の現地調査を踏まえ、総理官邸を訪れて岡田官房副長官をを通じて安倍総理へ、また自由民主党本部を訪れて稲田幹事長代行を通じて二階幹事長へ、対馬の緊急振興策を提案してきたばかりです。
　沖縄もいずれ日程をどうにか調整して、護る会で訪れるでしょう。
　護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 / JDI ) は発足してまだ3か月、国会が閉会中でも、公務は多くあります。その集団がどんどんあちこちにすぐ行くことは物理的にまったく不可能です。
 　ありのままに申して、いちばん急ぐ事項として皇位継承の安定策を練り上げていくさなかに、同時進行で対馬の調査を実行できて幸甚だったと思います。

　睡眠にまつわることを記したエントリーも、寝ないで仕事を続けていることを、まさしく仕事を続けるためにこそ、これからは寝ますと言っているのですね。
　仕事しないでずっと寝ていることにしましたとでも書いたのならともかく、みんなから長年いただいているご心配に応える書き込みを、わたしの個人的な庭であるブログにいたして、なぜ、このような烈しい非難をいただくのでしょうか。
　
　もう一度、申します。
　腹を立てたりは致しませぬ。
　しかし、できれば、万々一可能ならば、どうぞご自分を振り返ってみていただけませんか。
　あるいは非難なさる前に、ほんのすこしでも、ひょっとして勘違い、思い込みじゃないかと振り返っていただけませんか。

▼もう一例。
　ただし、上掲のコメントとは、まったく違います。

「氏名が公表になりました、とのことですが、これまで非公表であったところの理由はなんですか?
現時点で、反日の煽りを受けて反韓ムードが高まり、愛国心に目覚めた者が圧倒的に増えて、世論の向きが右に傾きつつあることは手に取るようにみてとれます。それを受けて政権もかなり保守色が強くなりました。万が一、その時流をよんで氏名を公表する、あるいは参加するというのは、本当の愛国心からきている行いでしょうか? 」