▼今朝5時過ぎだったかなぁ、「朝まで生テレビ」からホテルに帰り、そのまま8時すぎまで急ぎの仕事。シャワーのあと、しっかり朝食を摂って広島市内の小学校へ。
　ここは爆心地にほど近く、破壊された壁に、わずかな生存者が遺した伝言で知られた小学校です。
　この小学校を出たとき、ちょっと心身がキツかったけど、9月から「逆転シリーズ」という新しい発想の本を順次、刊行していくので、原爆投下のあとをさらにいくらか回ってから、広島駅へ。
　ヒロシマとナガサキの歴史と現在についても「逆転シリーズ」に入れていくつもりだから、これから何度か来ることになるでしょう。


▼いつもの国内出張では飛行機を使わないと日程をこなせないのだけど、きょうは飛行機が取れなかった。
　新幹線で長駆、帰京し、たった今、自宅に戻りました。
　暑気の籠もるなか、海外出張のパッキング中です。
　まもなくハワイの真珠湾に向けて出発します。


▼これは、虎8こと「虎ノ門ニュース　8時入り」 (CS放送/ニコニコ生放送とYouTubeで同時無料放送) で始まった新シリーズ「超現場主義」のための現地ロケと、9月に刊行する「逆転シリーズ第一弾　真珠湾」 (仮題、ワニプラス) のための出張です。
　土曜の夜遅くに出発して、現地月曜にはもう帰途に就く、いつもの無茶ぶり海外出張。
　今回は特に、日程の合間を縫って急に決まった出張のために、アメリカの政府施設である、真珠湾攻撃の記念館や戦艦ミズーリの取材許可を取る時間がほとんどなかった。
　アメリカでは軍の絡む施設では許可に手間も時間もかかり、ハワイでもUS　NAVY/アメリカ海軍の許可を取るのには、ふつうは2週間以上たっぷりかかります。
　つい先ほどまで「果たして取材できるかどうか分からないままの見切り出発」という綱渡りでした。

　しかし日米にわたる当局者らに「ほんとうの歴史を伝え直す」という、ぼくらの志を、ぼくも独研 ( 独立総合研究所 ) のガッツのある研究員も伝え続け、厚かった壁が突如として壊れるように、ショートノーティス (着手からとても短い時間になってしまった調整) を乗り越えて許可が下りました !

　壁は叩けば壊れる。
　さぁ、行ってきます。
　と言ってもパッキングがまだだけど。
　ふひ。


　…みなさん、あたたかな誕生祝いの言葉を沢山、た～くさん、ありがとうございました。
　そしてぼくの誕生日が母の命日でもあることへのお気持ちのこもった言葉も、びっくりするほど沢山いただき、うれしかったです。

　そうです、わが母は、ぼくを産んだ日と同じと言うだけではなく、時刻までぴったり、1分も狂わずに合わせて去年の7月25日午後4時ちょうどに91歳で世を去りました。
　よくぞみなさん、覚えていてくださいました。
　母と一緒に深く感謝します。

　クリスチャンだった母に1周忌はありませんが、初めての「その日、その時刻」をことしは、出張から帰京する新幹線の中で迎えました。
　母が去った瞬間も、ぼくは出張から帰京する新幹線の中にいました。 
「世に尽くしなさい」という母の遺志がさらりと伝わってくるようにも思います。