2020-02-12 08:27:08
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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数
▼武漢熱クライシスにおいて中国が発表する感染者の数、亡くなったひとびとの数、いずれもそのまま信じている国は世界にない、本物の専門家もいないと考えています。
▼これは、経済で中国が発表する数字をめぐる事情と似ています。
現在の李克強首相その人が、首相になる前に西側メディアに対し、中国の発表する統計数字は信じられないから自分は電力需要、鉄道貨物の輸送量、銀行の貸し出し状況の三つを使っているという趣旨を発言してしまったぐらいです。
この三つの要素を「李克強指数」と呼んで使っている学者らがいらっしゃいますが、ぼくはそれを言っているのではありません。
この三つには、サービス産業の実態が顕れにくいからです。
いま述べているのは、中国では統治の側すら、発表数字を信認できないという事実です。
▼なぜ統治の側すら、自分の政府が発表した数字を信用できないか。
これは、ぼくが中国への一方的な非難とか偏見に基づいて述べているのではないということと連関します。
中華人民共和国を、共産党による中央集権という視点からだけ見るのは誤りです。実際はモザイク国家です。広すぎる国土、多すぎる人口、多様すぎる民族を統治するには、北京だけでは物理的に無理であり、テリトリーをモザイクのように分割し、そのモザイクのひとつひとつに共産党の地方書記を置き、強権を与えるしかないからです。
地方の共産党書記は保身のために、数字を粉飾して中央に上げることが習慣になります。
ぼくはこうした実情を、かつて中国の国内を巡り、軍や共産党とそのブレーンとも議論したことを通じて、把握しました。
アメリカでも中国でもどこでも、烈しく議論してむしろ信頼し合うと、ある程度の本音は話してくれます。
▼では武漢熱をめぐって、日本をはじめ民主主義国家はどうやって感染者数と死者の数を判断するのか。
数字を粉飾するとき、何もなくポンと出鱈目な数字だけが出てくることは例外的です。
個人の嘘にはあっても、政府などの嘘にはあまり例がありません。
多くは一定の法則、法則が格好良すぎる言い方なら、習い性になっている癖、それを使って、元の数字を変えます。
その法則あるいは癖を類推して、大まかな数字はほんとうはこうではないかと、考えるほかありません。
▼したがって、武漢熱のクランケ ( 患者 ) 数だけは武漢と湖北省あたりではやがて減少していく可能性があるというのも、こうした類推の数、そして「ウイルスは、移す相手が居なくなれば、消滅していく」という明確な事実に基づいての推測です。
だから「可能性がある」としか言えないのです。
( 註1
死者の数は別です。感染と重症化は別の問題、またウイルスの弱毒性から強毒性への変化も別問題だからです。
註2
数の増減は、中国が発表する数字の増減ではなく、当然ながら、実態として類推される数の増減です )
▼日本国民を含め世界の民衆の命にかかわる、今回の武漢熱クライシスですから、こうした推測頼みの現状を打開するために、日米、そして英豪などを加えた公正な国際調査団を武漢に入れるべきです。
WHOの調査団は信用できません。
日本人を含めWHOの職員や研究者には誠実なひとも揃っています。しかし、不幸なことにトップの事務局長が信認できないのです。
WHOは、香港の衛生局長時代に「中国共産党の言いなり」と批判されたマーガレット・チャン氏が事務局長を務めた10年半の間に、中国の上層部支配が強まりました。
その後任のテドロス事務局長も、出身国のエチオピアが中国由来の債務漬けになっていることを背負い、中国に言うべきを言わず、やるべきをやっていません。
不肖ぼくは、たとえばモリカケを審議した予算委員会で、動物由来の新しい疫病の危機を警告しました。
いや、国会に出るまえの民間専門家の端くれの時代から、ずっとこうした感染症の危機到来に非力ながら警鐘を鳴らし続けてきました。
鳥インフルエンザについて東京コンフィデンシャル・レポート ( TCR ) で連続特集を組んだこともあります。
同時に、WH0において良心的な職員や研究者の努力を無にしかねないような中国支配の強まりについても警告してきました。
いずれも今、現実としてどっと噴き出ている感があります。
その経緯があって今、与党の議員でいるのも、天からのなにかの命あってのことでしょう。
政府を動かす努力、主権者に知っていただく努力、いずれも力尽きるまで続けます。
▼公開情報、非公開情報、そのぎりぎりの線を模索しつつ、この地味ブログでも発信しています。
後者については、みなさんの眼を直に見て、オフ・ザ・レコードの絶対の約束が守られる条件で、そして質問にもその場で答えながら、話したいです。
その機会は、独立講演会しかありません。
独立という二文字が冠されているのは、いかなるスポンサーも付いていないということです。参加者の会費だけが支えです。そのおかげで、どこにも遠慮することなく発言しています。
この意義を、あらためて深く今、実感しています。
いま募集しているのは、3月15日に東京ビッグサイトで開く第99回です。
よろしければ、ここから応募してください。
あるいは、このボタン を押して、まずは質問を書いてください。不安、疑問、意見、すべて読みます。そして独立講演会で答えます。
独立講演会はウルトラ長尺の4時間半以上ですが、それでも時間の制約はありますから、質問の一部に答えることになりますが、すべての質問を熟読して頭に入れています。その後のぼくの行動にしっかり役立てています。自由民主党の部会での発言ぶりや、「日本の尊厳と国益を護る会」 ( 護る会 / JDI ) 代表幹事としての行動にも活かしています。
みなさん、外へ出ましょう。出かけましょう。
自衛はがっちり、やりつつ、これまでと変わらず行動しましょう。
感染症でもテロリズムでも、縮んだら、身を縮めたら、負けです。
ぼくらは勝てます。
▼これは、経済で中国が発表する数字をめぐる事情と似ています。
現在の李克強首相その人が、首相になる前に西側メディアに対し、中国の発表する統計数字は信じられないから自分は電力需要、鉄道貨物の輸送量、銀行の貸し出し状況の三つを使っているという趣旨を発言してしまったぐらいです。
この三つの要素を「李克強指数」と呼んで使っている学者らがいらっしゃいますが、ぼくはそれを言っているのではありません。
この三つには、サービス産業の実態が顕れにくいからです。
いま述べているのは、中国では統治の側すら、発表数字を信認できないという事実です。
▼なぜ統治の側すら、自分の政府が発表した数字を信用できないか。
これは、ぼくが中国への一方的な非難とか偏見に基づいて述べているのではないということと連関します。
中華人民共和国を、共産党による中央集権という視点からだけ見るのは誤りです。実際はモザイク国家です。広すぎる国土、多すぎる人口、多様すぎる民族を統治するには、北京だけでは物理的に無理であり、テリトリーをモザイクのように分割し、そのモザイクのひとつひとつに共産党の地方書記を置き、強権を与えるしかないからです。
地方の共産党書記は保身のために、数字を粉飾して中央に上げることが習慣になります。
ぼくはこうした実情を、かつて中国の国内を巡り、軍や共産党とそのブレーンとも議論したことを通じて、把握しました。
アメリカでも中国でもどこでも、烈しく議論してむしろ信頼し合うと、ある程度の本音は話してくれます。
▼では武漢熱をめぐって、日本をはじめ民主主義国家はどうやって感染者数と死者の数を判断するのか。
数字を粉飾するとき、何もなくポンと出鱈目な数字だけが出てくることは例外的です。
個人の嘘にはあっても、政府などの嘘にはあまり例がありません。
多くは一定の法則、法則が格好良すぎる言い方なら、習い性になっている癖、それを使って、元の数字を変えます。
その法則あるいは癖を類推して、大まかな数字はほんとうはこうではないかと、考えるほかありません。
▼したがって、武漢熱のクランケ ( 患者 ) 数だけは武漢と湖北省あたりではやがて減少していく可能性があるというのも、こうした類推の数、そして「ウイルスは、移す相手が居なくなれば、消滅していく」という明確な事実に基づいての推測です。
だから「可能性がある」としか言えないのです。
( 註1
死者の数は別です。感染と重症化は別の問題、またウイルスの弱毒性から強毒性への変化も別問題だからです。
註2
数の増減は、中国が発表する数字の増減ではなく、当然ながら、実態として類推される数の増減です )
▼日本国民を含め世界の民衆の命にかかわる、今回の武漢熱クライシスですから、こうした推測頼みの現状を打開するために、日米、そして英豪などを加えた公正な国際調査団を武漢に入れるべきです。
WHOの調査団は信用できません。
日本人を含めWHOの職員や研究者には誠実なひとも揃っています。しかし、不幸なことにトップの事務局長が信認できないのです。
WHOは、香港の衛生局長時代に「中国共産党の言いなり」と批判されたマーガレット・チャン氏が事務局長を務めた10年半の間に、中国の上層部支配が強まりました。
その後任のテドロス事務局長も、出身国のエチオピアが中国由来の債務漬けになっていることを背負い、中国に言うべきを言わず、やるべきをやっていません。
不肖ぼくは、たとえばモリカケを審議した予算委員会で、動物由来の新しい疫病の危機を警告しました。
いや、国会に出るまえの民間専門家の端くれの時代から、ずっとこうした感染症の危機到来に非力ながら警鐘を鳴らし続けてきました。
鳥インフルエンザについて東京コンフィデンシャル・レポート ( TCR ) で連続特集を組んだこともあります。
同時に、WH0において良心的な職員や研究者の努力を無にしかねないような中国支配の強まりについても警告してきました。
いずれも今、現実としてどっと噴き出ている感があります。
その経緯があって今、与党の議員でいるのも、天からのなにかの命あってのことでしょう。
政府を動かす努力、主権者に知っていただく努力、いずれも力尽きるまで続けます。
▼公開情報、非公開情報、そのぎりぎりの線を模索しつつ、この地味ブログでも発信しています。
後者については、みなさんの眼を直に見て、オフ・ザ・レコードの絶対の約束が守られる条件で、そして質問にもその場で答えながら、話したいです。
その機会は、独立講演会しかありません。
独立という二文字が冠されているのは、いかなるスポンサーも付いていないということです。参加者の会費だけが支えです。そのおかげで、どこにも遠慮することなく発言しています。
この意義を、あらためて深く今、実感しています。
いま募集しているのは、3月15日に東京ビッグサイトで開く第99回です。
よろしければ、ここから応募してください。
あるいは、このボタン を押して、まずは質問を書いてください。不安、疑問、意見、すべて読みます。そして独立講演会で答えます。
独立講演会はウルトラ長尺の4時間半以上ですが、それでも時間の制約はありますから、質問の一部に答えることになりますが、すべての質問を熟読して頭に入れています。その後のぼくの行動にしっかり役立てています。自由民主党の部会での発言ぶりや、「日本の尊厳と国益を護る会」 ( 護る会 / JDI ) 代表幹事としての行動にも活かしています。
みなさん、外へ出ましょう。出かけましょう。
自衛はがっちり、やりつつ、これまでと変わらず行動しましょう。
感染症でもテロリズムでも、縮んだら、身を縮めたら、負けです。
ぼくらは勝てます。
運営の藤井さんから御電話頂きました。【きよちゃん】
2020-02-12 10:06:14
千葉県民の集いを32年運営してこられた藤井さんから
早々に御電話頂きました。
「貴女たちのグループの母体は?」というようなご質問から始まり、
青山さんの講演、素晴らしかったです、そして
これまで32年間、たった10人の有志で始まり、続けて来られたこと。
いろいろな貴重なお話を御聞かせ戴きました。
「私達は名も無い主婦達ですが、みんな自費で青山さんを応援したくて千葉までお邪魔に上がりました‼」とお伝えすると
「貴女たちに負けないよう頑張ります」
「とんでもないです、また来年もよろしくお願いします」
・・としっかりと絆を結ばせて頂きました‼
32年も続けて来られた皆様にこころから感謝し、
そして「青山さんが来る‼」と駆け付けた熱い千葉県民の皆様に
「よく来てくれたねー」「えー横須賀?遠かったでしょう?」
等々、暖かく迎えて下さり御礼の言いようがありませんが、
今後も青山さんを応援し続けます‼