On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2020-02-18 11:32:35
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
Comments (1)

移動のバスの車中から その1

▼さて、武漢熱クライシスをめぐるエントリーに戻ります。

▼まず、2月22日に開催が迫っていた独立講演会について、ここ数日間、主宰者である独立総合研究所(独研)の役員会および独立講演会事務局と、独研から委託されて講演を遂行している不肖ぼくとのあいだで、充分な議論を行いました。

▼以前からすべて明らかにしていますように、ぼくは西暦2016年7月の参議院議員選挙の最中に、遊説先で妨害にも負けずに集まってくださるみなさんの眼の輝きから、当選の可能性を感じ、当選を待たずに決断、独立総合研究所の代表取締役社長と、兼務していた首席研究員を辞め、創業者株もすべて手放して、独研を去りました。
 国会議員の兼業は法的に認められています。法的には独研を辞める理由は何もありません。しかし、主権者の誤解を招くことはあってはいけないと考えました。
 その後、当選し、独研から「独立講演会の講演と、東京コンフィデンシャル・レポート(TCR)の情報収集から執筆、仕上げまでを委託したい」という正式な要請があり、熟考し、弁護士とも協議を重ねたうえで、お受けしました。

▼この経緯からして、2月の独立講演会を予定通りに行うかどうかの決定権は、当然ながらすべて独立総合研究所にあり、ぼくには一切ありません。
 しかし講演者として意見を申すことはできますし、意見を申すことが、聴講なさるみなさんに対する義務でもあると考えますから、前述のように独研と議論を行ったわけです。

▼下掲する文章は、先ほど、独研から「2月22日に神戸で行う予定だった独立講演会に応募された方の全員に送りました。また独研の公式HPに掲載しました」と連絡のあった文章です。
 独研の許可を得て、このブログにもアップします。

▼危機管理の要諦と目的は、危機に屈しないことであり、感染症であれテロリズムであれ身を縮めてしまえば負けであるという、専門家の端くれとしての信念は、まったく微塵も変わりません。
 その意味からも、この文章を支持します。
 中止ではなく、あくまで延期です。
 明らかに中国の独裁主義が中国国民と、日本国民を含む世界のひとびとに齎(もたら)した厄災である武漢熱を、首脳陣が中国に差配されていると言わざるを得ないWHO(世界保険機関)の不可思議な対応にも左右されず、日本において必ず終息させるという強靱な意志を示すためにも、独立講演会に参加費と人生の時間をみずから費やされて集まる志の高いみなさんに、正しい情報、深い情報をお伝えすることは、やめてはいけません。
 2月22日は延期し、年内に、2月の代替として「特別版・独立講演会」を遂行すると、この文章を通じて独研が表明していることも強く支持します。

▼日本政府は、中国からの渡航の全面停止に踏み切ることをしないで、日本国民に自粛を求めるばかりであること、また、その自粛要請を専門家に語らせ政府自身の責任ある発信、要請とは微妙に異なることも、安倍政権に対してもっとも責任の重い自由民主党の現職議員として、断固、真ん中から批判します。
 これまでも自由民主党の対策本部、また部会にて、中国からの渡航の全面停止を主張し続けていますが、さらに続けます。
 護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 / JDI ) の衆参両院議員52人(まもなく53人になる見通し)とも、代表幹事として議論と発信をしていきます。

~ここから、独研の公表した文章の転載~

第98回独立講演会@神戸(2020年2月22日)「延期」(中止ではありません)のお知らせ

2月22日の独立講演会に参加申し込みをなさった皆様へ

 武漢熱について「正しい情報で正しく対応する」ため、独立総合研究所では、感染症を含む国家危機管理の専門家でもある青山繁晴から独立講演会で受講者の皆さんへ深い情報を発信してもらい、対策の重要なヒントにしてもらおうと考えておりました。
 しかし、武漢熱ウイルスの感染者が国内で増えています。
 ただし、感染爆発という状況ではありません。

 手指のアルコール消毒やマスク着用、咳くしゃみのエチケット実行を受講者にお願いすると、予防効果はあります。また独立総合研究所が委託して講演を行う青山繁晴にも、武漢熱のリスクがある間は舞台上にとどまり、客席に降りないよう要請することも可能です。
 それでも、万が一にも、受講者同士が飛沫で感染したら、これは本末転倒であると考えます。
 そこで、独立総合研究所は、2月22日の独立講演会を延期させていただきたいと考えています。

 これはあくまでも延期です。中止ではありません。それは、日本国内における武漢熱を必ず終息させる、そのために独立総合研究所も、独立講演会も、力を尽くす意思の表明でもあります。
 したがって、この2月分の代替開催の独立講演会を、年内に、同じ京阪神地方にて開催する予定です。これを「特別版・独立講演会」とします。
 その日程は、武漢熱の終息への歩みを見つつ、検討していきます。
 3月以降の既定の独立講演会については、現時点では予定通りです。その上で、当然のことながら、状況を包括的に正しく判断していきます。

 独立総合研究所から委託されて講演する青山繁晴にも独研の考えを説明し、理解してもらいました。
 皆様は、手を少なくとも20秒以上は丁寧に洗うことなどに留意していただき、武漢熱に感染しないでお過ごしください。まずは、次の独立講演会で元気でお目にかかりましょう。

 今回の受講料について、以下の様に対応させて頂きたいと考えています。
1か2の希望をどちらかを残し、必要事項がある場合はそれを記載して、*以下を返送してください。
 
 令和2年2月18日火曜日午前
                        株式会社 独立総合研究所 役員会及び独立講演会事務局

**********************************
1.年内に開催する予定の「2月代替分の特別版・独立講演会」へ振替を希望する。
 ご氏名:
------------------------------------------------------------------------
2.以下の口座に返金を希望する(返金希望は2月末まで受け付けます。それ以降は1.の特別版・独立講演会に振替をお願いします。なお、振込手数料は独研が負担します。)
銀行名:
支店名:
口座番号(頭の0も含めた7桁): 普通 当座
口座名義人氏名(カタカナ):
**********************************
【問い合わせ先】
独立講演会 運営事務局
※電話でのお問い合わせは対応しておりませんので、ご了承下さい。
※独立講演会については、弊社総務部では対応しておりません。
※独立講演会以外の講演については、こちらまで。
 
お問い合わせフォームはこちら

~転載、終わり~
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粉骨砕身...誠にありがとうございます。【半田 暁(さとる)】
2020-02-18 13:25:22
青山繁晴先生!こんにちは。

日本国民のための粉骨砕身...誠にありがとうございます。
感謝の気持ちでいっぱいです。
なんと表現すればよいのか?言葉が見つかりません。

先生!野党(日本維新の会を除く)の皆さんにとっては、武漢熱の感染拡大防止よりも、政権批判のほうが重要なようですね?情けない話です。
昨日の衆議院予算委員会もまた、職場放棄です。

「自民党を内側から変える」...信念を持ち、睡眠時間を犠牲にして頑張っておられる先生を見習ってほしいものです。(無理でしょうが)

先生!身体には十分注意なさってください!僕は、それがものすごく心配です。お願いします。

最後に、独立講演会が福岡で開催されるときは、是非参加したいです。
また、TCR,虎ノ門ニュース,来月からのチャンネル桜へのご出演、たいへん楽しみにしております!

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