2015-08-30 11:26:01
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
Comments (7)
やっとこさ山を越えました。あ~、この山は険しかった。
▼いま独研 ( 独立総合研究所 ) が自主開催している独立講演会(ここ)を終えて、今回の開催地の神戸から東京に戻って、ようやく遅すぎる晩ご飯をすこし食べるところです。
8月30日日曜の夜10時20分。
ちょうど半月前の15日土曜に、無呼吸症候群を克服するために、のどちんこ(軟口蓋垂)をすべて切除する手術を受けてから、想像以上の、というか一時期は想像を絶するぐらいの痛みに耐えて耐えながら、もう9月19日に発刊が迫っている新刊「青山繁晴の『逆転』ガイド その1 真珠湾の巻」(ワニプラス、予約は例えばここ)の完成作業に、追われました。
この新刊は、初めての試みです。
ノンフィクションだけど書きっぱなしではなく読者と一緒に歩く、ガイドだけどハウツーものでは全くなく日本の哲学を読者と一緒に考える。
読者と一緒に現場に入る、そのガイドをしつつ、ぼくらが敗戦後の70年の間ずっと思い込まされ、刷り込まれてきた「日本は悪者」を、きれいなちゃぶ台返しで、逆転させる。
ただし、どこまでもフェアに逆転させる。
それを試みる本です。
▼ささやかに世界と日本を歩いてきた現場の話を、何気なく編集者らにしているうちに、ぼくの脳裏にふと浮かんだアイデアだったのです。
それを実行してみると、ふつうの本より遙かに困難でした。
▼座薬も効いてくれない痛みと付き合いながら、原稿を400字詰め原稿用紙で270枚ほど執筆すること、ハワイの真珠湾で撮ってきた超大量の写真のなかからしっかり選ぶこと、選んだ沢山の写真のキャプション(写真説明)を執筆すること、表紙の色を決めること、表紙のデザインの原案を考え、決めること、帯の言葉を書き、デザイン原案を考え、決めること、真珠湾攻撃の生き残りの元米兵のご老人とぼくの英語の対話録をチェックすることなどなどを、極端に短い〆切に苦しみ抜きつつ、どうにかこなしていきました。
ふつうの本より、特に写真をめぐる作業がたいへんでしたが、しかし写真があって初めて読者にガイドもできますから、写真の1枚たりとも手は抜きません。
▼今回はちょうどそこに、客員教授を務めている近畿大学経済学部の試験答案、すべて論述式の答案350人分ぐらいを1枚づつ丁寧に採点していくこと(学生にとっては点数はやはり一大事ですから…)、安保法制案をめぐって「別冊宝島」でロング対談をし、その対談録のゲラを総点検することなど急ぎの重い仕事が加わりました。
▼そして、ふだんの仕事、たとえば東大の学者と会ってメタンハイドレートをはじめ資源開発について議論すること、日本海側の自治体に行って、同じくメタンハイドレートの実務を詰めること、講演、テレビ、ラジオをこなすこと、政権の中枢と会って内外の沢山の急ぎの課題を議論すること、そして中国経済の崩壊現象について情報を集め、会員制の東京コンフィデンシャル・レポート(TCR、お問い合わせはここ)の速報を出すことなど、ふだんの仕事を同時に、喉の奥だけじゃなく口蓋全体が痛い痛い痛いなぁと内心では叫びながら、ふだん通りにこなしていくことも重なりますから、正直、生き地獄でした。
▼しかし山はいつかは越えられるもの。
きょうの午後1時28分、神戸の国際会議場の控え室で、独立講演会の開始2分前に、新刊のキャプション執筆がすべて奇跡のように終わりました。
あとは再校のゲラを明日の夜あたりに受け取り、即、最終の手を入れて、すぐに編集者に返す。
これだけです。
結構ページ数のたっぷりある本ですから、実はこの最終作業も簡単ではありませぬ。
だからまだ安心はできないけど、山は越えました!
▼この難産の「青山繁晴の『逆転』ガイド その1 真珠湾の巻」(ワニプラス)は次のようにしてみんなに届きます。
▽全国津々浦々での発売は9月24日木曜からです。
そのまえに、東京都心の大型店は9月17日木曜夕方、全国の大都市では9月18日金曜には書店に並び始めます。
▽サイン会は、異例の先行開催で、9月13日の日曜に都心の大型書店がまず、決まっています。(書店名を出すと問い合わせが押し寄せるので、公開はすこし待ってほしいそうです)
さらに、9月30日水曜に東京郊外の久美堂書店町田店でおこなう「ぼくらの祖国 新書版」(扶桑社、例えばここ)のサイン会では、この「逆転ガイド」も対象本になることが決まりました。
日時……………………9/30(水)18時より
場所……………………久美堂書店町田店
町田市原町田6-11-10(特設会場)
問い合わせ電話番号…042-725-1330
定員……………………先着100名
▼ちなみに「ぼくらの祖国 新書版」のサイン会は、9月12日(西宮)、9月23日(京都)がまだこれから開かれます。
*西宮
日時……………………9/12(土)14時より
場所……………………ブックファースト阪急西宮ガーデンズ店
西宮市高松町14-2-405 阪急西宮ガーデンズ4F(特設会場)
問い合わせ電話番号…0798-62-6103
定員……………………先着100名(すでに満員だったらごめんなさい)
*京都
日時……………………9/23(水・祝)16時より
場所……………………アバンティブックセンター京都店
京都市南区東九条西山王町31 KYOTO AVANTI 6F(特設会場)
問い合わせ電話番号…075-671-8987
定員……………………先着100名(すでに満員だったらごめんなさい)
▼そして最後に、明日8月31日のテレビ朝日系列「ワイド・スクランブル」の生放送に、参加します。先ほど決まりました。
ぼくが現れるのは、午前11時15分か20分ぐらいになりそうです。
8月30日日曜の夜10時20分。
ちょうど半月前の15日土曜に、無呼吸症候群を克服するために、のどちんこ(軟口蓋垂)をすべて切除する手術を受けてから、想像以上の、というか一時期は想像を絶するぐらいの痛みに耐えて耐えながら、もう9月19日に発刊が迫っている新刊「青山繁晴の『逆転』ガイド その1 真珠湾の巻」(ワニプラス、予約は例えばここ)の完成作業に、追われました。
この新刊は、初めての試みです。
ノンフィクションだけど書きっぱなしではなく読者と一緒に歩く、ガイドだけどハウツーものでは全くなく日本の哲学を読者と一緒に考える。
読者と一緒に現場に入る、そのガイドをしつつ、ぼくらが敗戦後の70年の間ずっと思い込まされ、刷り込まれてきた「日本は悪者」を、きれいなちゃぶ台返しで、逆転させる。
ただし、どこまでもフェアに逆転させる。
それを試みる本です。
▼ささやかに世界と日本を歩いてきた現場の話を、何気なく編集者らにしているうちに、ぼくの脳裏にふと浮かんだアイデアだったのです。
それを実行してみると、ふつうの本より遙かに困難でした。
▼座薬も効いてくれない痛みと付き合いながら、原稿を400字詰め原稿用紙で270枚ほど執筆すること、ハワイの真珠湾で撮ってきた超大量の写真のなかからしっかり選ぶこと、選んだ沢山の写真のキャプション(写真説明)を執筆すること、表紙の色を決めること、表紙のデザインの原案を考え、決めること、帯の言葉を書き、デザイン原案を考え、決めること、真珠湾攻撃の生き残りの元米兵のご老人とぼくの英語の対話録をチェックすることなどなどを、極端に短い〆切に苦しみ抜きつつ、どうにかこなしていきました。
ふつうの本より、特に写真をめぐる作業がたいへんでしたが、しかし写真があって初めて読者にガイドもできますから、写真の1枚たりとも手は抜きません。
▼今回はちょうどそこに、客員教授を務めている近畿大学経済学部の試験答案、すべて論述式の答案350人分ぐらいを1枚づつ丁寧に採点していくこと(学生にとっては点数はやはり一大事ですから…)、安保法制案をめぐって「別冊宝島」でロング対談をし、その対談録のゲラを総点検することなど急ぎの重い仕事が加わりました。
▼そして、ふだんの仕事、たとえば東大の学者と会ってメタンハイドレートをはじめ資源開発について議論すること、日本海側の自治体に行って、同じくメタンハイドレートの実務を詰めること、講演、テレビ、ラジオをこなすこと、政権の中枢と会って内外の沢山の急ぎの課題を議論すること、そして中国経済の崩壊現象について情報を集め、会員制の東京コンフィデンシャル・レポート(TCR、お問い合わせはここ)の速報を出すことなど、ふだんの仕事を同時に、喉の奥だけじゃなく口蓋全体が痛い痛い痛いなぁと内心では叫びながら、ふだん通りにこなしていくことも重なりますから、正直、生き地獄でした。
▼しかし山はいつかは越えられるもの。
きょうの午後1時28分、神戸の国際会議場の控え室で、独立講演会の開始2分前に、新刊のキャプション執筆がすべて奇跡のように終わりました。
あとは再校のゲラを明日の夜あたりに受け取り、即、最終の手を入れて、すぐに編集者に返す。
これだけです。
結構ページ数のたっぷりある本ですから、実はこの最終作業も簡単ではありませぬ。
だからまだ安心はできないけど、山は越えました!
▼この難産の「青山繁晴の『逆転』ガイド その1 真珠湾の巻」(ワニプラス)は次のようにしてみんなに届きます。
▽全国津々浦々での発売は9月24日木曜からです。
そのまえに、東京都心の大型店は9月17日木曜夕方、全国の大都市では9月18日金曜には書店に並び始めます。
▽サイン会は、異例の先行開催で、9月13日の日曜に都心の大型書店がまず、決まっています。(書店名を出すと問い合わせが押し寄せるので、公開はすこし待ってほしいそうです)
さらに、9月30日水曜に東京郊外の久美堂書店町田店でおこなう「ぼくらの祖国 新書版」(扶桑社、例えばここ)のサイン会では、この「逆転ガイド」も対象本になることが決まりました。
日時……………………9/30(水)18時より
場所……………………久美堂書店町田店
町田市原町田6-11-10(特設会場)
問い合わせ電話番号…042-725-1330
定員……………………先着100名
▼ちなみに「ぼくらの祖国 新書版」のサイン会は、9月12日(西宮)、9月23日(京都)がまだこれから開かれます。
*西宮
日時……………………9/12(土)14時より
場所……………………ブックファースト阪急西宮ガーデンズ店
西宮市高松町14-2-405 阪急西宮ガーデンズ4F(特設会場)
問い合わせ電話番号…0798-62-6103
定員……………………先着100名(すでに満員だったらごめんなさい)
*京都
日時……………………9/23(水・祝)16時より
場所……………………アバンティブックセンター京都店
京都市南区東九条西山王町31 KYOTO AVANTI 6F(特設会場)
問い合わせ電話番号…075-671-8987
定員……………………先着100名(すでに満員だったらごめんなさい)
▼そして最後に、明日8月31日のテレビ朝日系列「ワイド・スクランブル」の生放送に、参加します。先ほど決まりました。
ぼくが現れるのは、午前11時15分か20分ぐらいになりそうです。
キンドル版もお願いします…【パタンゴ】
2015-09-04 05:00:15
当方在英のため、すぐに逆転ガイドを手に取ることができません!
ぜひキンドル版もお願いします。
ロンドンから応援しています。こちらに来られるときはぜひパブでもご一緒したいところです。
大変にお疲れさまでした【しーくろ】
2015-09-03 05:51:04
「青山繁晴の『逆転』ガイド その1 真珠湾の巻」も楽しみにしています。
志願者数ランキング1位の近畿大学【アレイ】
2015-09-02 11:10:53
と称する記事が、東洋経済オンラインより
配信されています。(8月29日付)
それによると、ランキング1位は2年連続
「近畿大学」でした。これは「青山効果」に
違いないと直感した私ですが、記事では、
その理由を「ネット出願」「国際学部新設」
「クロマグロの養殖」などと説明していました。
「ネット出願」などは、近畿大学に限ったこと
ではないので、なぜ近畿大学が、従来の名門
私立を抜いて抜群の人気を誇っているのかの
説明が足りないように感じました。
いずれにせよ、ご多忙の青山氏が教鞭を
とりたいと思うような魅力が近畿大学には
あるのだろうと察しています。
貴重な学びの場を与えられた学生の皆さんの
奮起に期待したいと思います。
満員でした【いづも】
2015-09-01 03:09:57
まぁ、今頃電話するのがどうかしているのですが…。
9月9日は大丈夫だと思いますのでサイン会は遠目に拝見しておきます。
喉おだいじに【いまいかなこ】
2015-08-31 11:30:56
ご無事でなによりです!【中原 れい】
2015-08-31 06:12:13
お疲れのお体に鞭打つようですが、「その2」は何の巻だろうかと早々に期待している私です。
独立講演会、参加させていただきました【みとま】
2015-08-31 06:11:45
質問はおろか、手を挙げることもできませんでしたが、中国や、安倍政権の今後のことなど、疑問に思っていたことを知る事が出来たので参加して良かった、と思いました。
また、日本の周辺国がやってきた反日活動への今後の対応や、男女の働く姿勢、などそういうもんだと決めつけて考えていないことがあったことに気が付けて良かったです。
やはり、少しだけ声を出しにくそうにされてたのが気になりましたが、また西日本で開催される時は応募させていただきたいと思います。
本当にありがとうございました。