…みなさんのお気持ちとご意見を知るためにコメントは読んでいます。(ただの思い違い、嫌がらせ、中傷誹謗は読んでいません)
　しかし、コメントの公開作業には時間が必要です。どうしても、その時間が取れないときはあります。(ほんとうは、ずっとそうです。あまりにも時間が取れないとき、という意味です)

　今は、論壇誌の「新潮45」への寄稿だけでも極めて忙しいです。
　テーマが、パナマ文書という重大なものだからです。
　寄稿とひとことで言っても、その中身は、思考の練りあげ、情報の収集と確認のほぼ際限のない繰り返し、初稿の執筆、初稿の推敲、原稿の仕上げと完成、編集者への送稿、ゲラになって送られてきたものの赤入れ、ゲラの送信、再校ゲラの確認…と作業は山のようにあります。

　それに今、ぶと新、「ぶっとい新書」こと「壊れた地球儀の直し方　ーぼくらの出番」 (扶桑社新書)の膨大なゲラ直し(400字詰め原稿用紙、実に6百数十枚分) のゲラ直し、「平成」 (文藝春秋) を文庫本「平成紀」 (幻冬舎文庫) にするための小説改稿、論壇誌「WiLL」と「月刊Hanada」に連載している「澄哲録片片」を単行本化して「ぼくらの哲学」 (飛鳥新社) として出版するためのゲラ直しと写真の用意、その連載の今月分の執筆 (つまり上記と同じく、思考の練りあげ、情報の収集と確認の繰り返し、初稿の執筆、初稿の推敲、原稿の仕上げと完成、編集者への送稿、ゲラになって送られてきたものの赤入れ、ゲラの送信、再校ゲラの確認) …物書きとして超々急ぎの仕事だけでもこれだけあります。
　物書きとしては、これに続く次の仕事、もう決まっている仕事の方がさらに膨大です。

　ぼくの場合はそれに加えて、週2回、週3コマの大学での授業(火曜日の近畿大学の2コマ、金曜日の東京大学の1コマ)、そして独研 ( 独立総合研究所 ) を経営する社長としての仕事、危機管理・安全保障、外交の民間の立場での実務、自前資源開発のための実務や学会発表、無償で務めている多様な公職の仕事、そのなかには戦闘機や哨戒機、潜水艦や護衛艦、戦車などに実際に乗ることもあり、調査研究のための海外と国内への出張、無償の議論のための海外出張など弾丸出張の数々、社会科学、自然科学の区分、官民の区別を超えた責任、さらにかなりの量のテレビ、ラジオ、全国での講演・自主開催の独立講演会、さらに完全会員制の東京コンフィデンシャル・レポート(TCR)をひとりで企画し、執筆し、仕上げて、独研から配信し、(✶追記)独研の会員制クラブ「インディペンデント・クラブ」(IDC)の会員のみなさんと現場を歩いて解説するイベントをおこない…ふつうの神経で考えていただければ、気が遠くなるというか、目が回るというか、仕事の量と質を抱えています。

　そして心身を強く、健やかに保つためにも、たまにジムの個人トレーニングで烈しく鍛え、泳ぎ、富士スピードウェイで疾駆し、スキーも急斜面と難所を選んで滑ります。
　これから、かつてやっていた自転車とランニングも復活させる予定です。
　本も、選んでいますが、読みます (ただしぼくのほんとうの読書時代は中学でほぼ完了しています。親がぼくに本を読ませてくれたことに、こころから感謝しています) 。映画は死ぬほど好きですから新作、旧作ともにみます。音楽も、ロック、歌謡曲、ポップス、クラシック、オペラすべて聴きます。
　ひと付き合いは欠かしません。たとえば先日は、愛国者でドラクエ作曲者のすぎやまこういち先生ご夫妻から夕食にお招きいただき、青山千春・東京海洋大学准教授らと一緒にいっぱい歓談しました。
　青山繁子 (ちいちゃなわんこ) の世話もいっぱいします。愛情と友情は、あたりまえながら、ぼくの人生でもいちばん大切です。

　これで「コメントの選択を先に」と仰る方は、うーむ、さすがにいらっしゃらないのではないでしょうか。
　元文科大臣は、ぼくが火曜と金曜に大学で教えていると聞いた瞬間に、「青山さんはもう大学の教員に専念なさったのですね」と決め込んでしまわれ、今もそう思ってらっしゃいます。わはは。
　まぁ、ふつうそう考えるでしょうね。

　別段、苦痛ではありません。
　要は、全体としては大したこともしてないですから。別に謙遜してません。自分でまともにそう思っています。
「コメントの公開が無い」というお問い合わせ (そのなかのおひとりの趣旨はコメント公開を急かすのでは全くなくて「何かあったのか」とのご心配です。ありがとうございます。ご心配なく。ウルトラ忙しいだけです) が何件もありましたから、こうやって書いてみました。
　それだけのことです。


▼上記のささやかな仕事のうち、「新潮45」6月号は5月18日の発売です。
　ぶっとい新書の「壊れた地球儀の直し方　ーぼくらの出番」は5月末に大型書店に並び始め、6月2日に全国発売。まもなく予約も始まると思います。
「ぼくらの哲学」と「平成紀」はノンフィクションとフィクションのセットとして、8月15日の敗戦の日の直前に発売します。
　よろしければ、どうぞ。