▼きのうの10月8日土曜日、クロスFMの新番組、トーク&リッスンの「On the Road」の収録がありました。
　土日は国会日程が無いけれど、ぼくは政治献金、寄付を一切受け取らないこともあって、凄まじい量と質の仕事が土日、そしてすべての平日の夜、真夜中、未明、早朝にどーんと待っています。ふひ。
　そのために、クロスFMの収録は、1回に少なくとも2回分を一気に、休憩無しで連続で収録しないと、放送できない週ができてしまいます。

　今後、150年間にわたりまして放送を続けるあいだ、一度も穴を開けないために、この6時間収録をほっこり、にっこり、耐えてこなすのが侍の意地でござる。

　毎回2時間の放送、その2週分の4時間プラス、ぼくの選曲をめぐって女性MCのよっちゃん、クロスFMの社長でサーファーでもある坂田さん、超音楽通のディレクターでぼくのファンですと仰る林さんの4人で議論する時間をたっぷり取るので、基本、土曜の正午集合、18時解散の6時間、渋谷区のスタジオに缶詰になるのです。
　ちなみに、国内外でどんな緊急事態が発生するかもしれないので、秘書陣から誰かは同行します。
　これまで2回の収録では政策秘書の太が同行しました。控え目な性格で、音楽もそうは詳しくない?せいか、彼はじっと黙って、この選曲をめぐる議論を聴いています。
　ただし、議論はしても選曲を意に反して変えられることはありません。
　議論をしつつぼく自身が、みずからの選曲を変えることを提案することはあります。それと、よっちゃん選曲の曲をかけることもあります。アバの「The Winner Takes It All」が、かかりましたね。

▼今週は、ぎーん (議員) になって初めての予算委員会があり、10月5日水曜、6日木曜の2日で14時間の無休憩審議がありました。
　ぼくは共同通信の政治部の時代に「予算委員会番」を経験しています。超時間の審議で、ただの一言も聞き漏らさないようにと全神経を集中し、発言のほとんどを、すべて手書きでメモしていきます(審議の室内はパソコン禁止)。メモするだけではなく夕刊の時間帯と朝刊の時間帯に、総理や閣僚の答弁でたいせつな部分はあったか、それはどこかを見極めて、とても短い時間で記事にまとめて、しかも絶対に間違いなく本社デスクに送稿せねばなりません。
　それだけではなくて答弁によっては解説をすぐ書いたり、あるいは重大答弁があった時には、新聞社でもテレビ・ラジオ局でもなく通信社ですから時間帯に関係なくニュース速報を打たねばなりません。
　ふだんの水面下に潜る特ダネ取材とはまた別の、ほんとうに緊張感のある、たいへんな仕事でした。
　テレビ中継がある時も、現場の感覚をたいせつにするために、また、審議の前後に閣僚や予算委員の議員に短く、聞くべきを聞くために必ず予算委員会の部屋に入って、取材しメモします。

　一方で、ぎーんとしての出席は、メモする義務はないし、質問者に指名されない限り、ただ聴いているだけです。
　だからまさか、記者時代より疲れるとは思ってもみませんでした。

　ところが、その緊張感はまるで違う。
　決定的に違う。別次元です。
　議員になってみて、当事者になるとはこういう事かという感覚をずっと体験していますが、予算委員会もそうです。
　だから疲労は深く、その予算委員会がなかった (11日火曜に再開) 、翌日の10月7日金曜も、朝から安全保障関連の政務日程をこなしつつ、強い疲労を感じていました。
　そしてその金曜の午後に、国会から共同通信会館のサテライトスタジオに移動し、虎ノ門ニュースのこれもたっぷり2時間の収録が終わった時、予想もしないような凄絶な体調不良が襲ってきました。
　心身の体力はたっぷりあります。なかったら、とっくに死んでますよね～。
　しかし、それでも、このあたりが限界中の限界らしい。毎日ほぼ22時間ぐらい、連続の仕事ですから。
　残り2時間で風呂に入り、仮眠して、ダンベルを上げてるんどす。ぐはは。

　だから、きのうのクロスFMの収録6時間は、けっこうたいへんでした。
　しかし辛くない。
　ラジオもこの新番組も、音楽も大好きだから。
　これからは、リスナーのみんなのリクエストもかけていきたいし、たとえば10代、20代の若い人からぼくの先輩になるようなかたまで、寄せていただく相談や質問にトーク・プラス・音楽の選曲で答えるなんてこともしてみたいし。
　それからサプライズゲストも、実現するかも。

　ザ・ボイスの「○時だよ～!」を復活できたのも、めちゃ、嬉しい。
　そして10月9日日曜の昼のいま、ぼくの体調もいつものように「自然復活」をしてきました。
　実はこれから本の出版がめちゃ多い。
　すでにお知らせしてるより、もっとあります。

　戦うほかありませぬ。ほっこり、にっこり戦うほかありませぬ。

▼いま10月9日日曜の夜です。
　自然復活した体調は、その後、いつものように快調です (いや怪調かな?　冗談です。わたしゃ宇宙人じゃない) 。
　再悪化することがないのも、いつもの通りです。
　日曜でも日程はありますが、それも問題なくこなせました。
　いまは仕事部屋で、元気に、原稿とメール対応です。