On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2016-12-17 06:43:28
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
Comments (9)

クリスマス前の奇蹟 (訂正があります)

▼みんなの眼をみて、直に長時間、対話できるたいせつな機会、それは自主開催の講演会、独立講演会です。
 こないだの独立講演会では、ぼくが困り切っている問題を、みんなに相談しました。
 それは、パソコンのパスワードを忘れてしまい、ログインできなくなった問題です。

 ぎーんになってから5か月、誇張でなく多くの日々が22時間労働となり、ナマケモノのぼくにしてはまぁ、よく戦ってきたかなとは思うのです。いま国会が事実上の休会に入り、仮眠時間はいくぶん増えました。心配はありませぬ。
 さて、極限の戦いだったとき、1時間の仮眠を取る直前、午前3時過ぎだったか、セキュリティのためにパソコンのパスワードをすべて変更しました。
 ぼくは仕事部屋で、4台のパソコンを動かしています。さまざまな書きかけの原稿を、同時進行で書き進めていくためです。国会に行くときは、そのうちの1台を持っていくわけです。
 この4台のパスワード変更は、常に行っています。頻度は非常に高いです。一日に何度も行うこともあります。パソコンのセキュリティは徹底的に充実させていますが、そのうえで、こうした日常動作も行っているわけです。
 だからこそ、慣れもあります。

 にんげんは弱いもの、慣れるとミスが出るということは、胸に叩き込んでいるのですが、眠さの極限で、なんと、1台だけパスワードを頭に叩き込むことが緩かったのです。
 パスワードは一切どこにも記載しません。すべて記憶します。独立講演会ではこれを言いませんでしたが、セキュリティからは当然ですね。
 このときも3台はしっかり、そうですどんなに眠くても、新しいパスワードを頭に刻み込みました。
 ところが眠気って、寄せる大波小波のように襲ってきますよね、一番の大波に襲われたときの1台だけ、刻み込みが甘かったのです。

▼翌日の夜遅く、国会から仕事部屋に戻って、さぁ原稿再開となったとき、この1台のパソコンについてだけパスワードが合いません。
 脳みそを絞りに絞って、大量のパスワードを打ち込むのですが、すべて合いません。
 これが連夜、続きました。

 ついに、たいせつな対話の場、独立講演会を借りて、みんなに相談しました。
 すると、来るわ、来るわ、どっと沢山の解決法がこのブログの非公開の書き込みとして寄せられました。
 みなさん、ほんとうに、ほんとうにありがとう。
 寄せられたパスワードの解除法はもちろん、一切公開しません。ただ、この忙中の合間に行うのは不可能な作業が中心でした。
「助けに行きます」、「私が青山さんの見ている前で作業します」という趣旨の、こころ優しい書き込みも多くいただきました。
 ありがとう!
 だけども、こうしたことはふだんから辞退しています。

▼そこで、どうしても思い出すという決心を固め、おのれがパスワードを創り出すプロセスを丁寧に、逆に辿(たど)っていく脳みその中の作業を、ほんらいの膨大な仕事の合間に続けていました。
 そして…気が遠くなるぐらい繰り返した打ち込みの果てに、ある思わぬヒントが突如、浮上し、それが手掛かりになって、ついにヒットさせました。
 パソコンにログインし、データを開いたときには、ふひ。
 そう、ふひ。これしかありません。わはは。

 この奇蹟のヒットは、間違いなくみんなの支えのおかげです。
 ありがとう!

▼ぼくにとって、独立講演会はますます輝く出逢いの場になりました。
 今は、1月(※2月と書いていましたが、1月の間違いです。指摘されたかたがた、ありがとう)の東京会場を募集中です。
 もう受付期間はそう長くありません。
 よろしければ、下掲の募集要項のうち、青い「申込フォーム」ボタンを押して下さい。直接、申し込めます。
 この独立講演会は、その場でみんなが大量に、長時間、事前のすり合わせなくぼくに直に質問できる機会です。
 

第61回 独立講演会@東京 (2017年 1月22日 : お申込みの受付を開始致しました)

【講演日】

2017年1月22日(日)
 
【講演時間】
受付:13時00分~14時00分
開演:14時30分~19時00分 予定
 
【講演内容】
みなの衆、立つべき時は来たれり その10
 
【会場】
東京ビッグサイト「国際会議場」 会議棟7階 指定席
東京都江東区有明3-11-1
りんかい線「国際展示場駅」下車 徒歩約7分
ゆりかもめ「国際展示場正門駅」下車 徒歩約3分 
都営バス 東京駅より約40分
詳しくは、こちらをご覧ください。
 
【受講料】
一般 5,000円 / IDC(インディペンデント・クラブ)会員 4,000円(税込)
 
【申込期間】
2016年12月9日(金)正午~ 2016年12月26日(月)正午
※申込期間内のみ、お申込みを受付致します。
 
【申込方法】
「申込フォーム」ボタンをクリックし、リンク先のページよりお申込みください。
※「申込フォーム」へ入力される前に、必ずページ下の【禁止事項】までお読みください。
 
      
 
※上記以外のお申込みは、受け付けておりませんのでご了承ください。
※独研ホームページからのお申込みに限り受付けます。
※入力いただいたメールアドレスに、申込確認メールを送信しますので、迷惑メール等の受信拒否設定をしている方は、
「dokken.co.jp」をドメイン指定受信に設定してください。
※全ての連絡は、メールにて行います。メールアドレスが間違っていると連絡が取れませんので、ご注意ください。
※おひとり様で複数のご応募は、すべて無効とさせていただきます。参加を希望される方おひとりずつお申込みください。
ご家族等で、メールアドレスが重複している場合も、受付けできません。別々のアドレスでお申込みください。
※申込完了後、入力いただいたメールアドレスに、申込受付の確認メールが届きますので、必ず確認してください。
メールが届かない場合は、正常に申込が完了していない可能性がございます。kouen@dokken.co.jpに、メールでお問合せください。
※ご不明な点については、お早めに講演会運営事務局kouen@dokken.co.jpに、メールでお問合せください。
※FAX、メール、郵便、電話でのお申込みは受け付けておりませんので、ご了承ください。
 
【抽選結果通知】
当選・落選発表は、12月26日(月)申込締切り以降、お申込みの方全員にメールにてご連絡致します。
※会場の規模によって抽選になる場合がございます。
 
【入金方法】
当選された方に、メールでお知らせ致します弊社指定の銀行口座へ、受講料をお振込みください。
なお、振込手数料はご負担ください。
ご家族等で振込みをされる場合にも、お一人様ずつの振込みをお願い致します。
 
【振込期限】
2017年1月10日(火)15時まで
※期日厳守でお願い致します。
 
【受講票】
入金が確認できました当選者にのみ、開催日の1週間前を目安に、受講票を記載したメールをお送り致します。
講演当日は、受講票のメールをプリントアウトしてご持参ください。
またご本人を確認できる身分証明書をご持参ください。
IDC会員につきましては、IDC会員カードをご持参ください。
※受講票をお忘れの場合、入場できませんので、ご注意ください。
※プリンターをお持ちでない方は、受講票のメールを携帯のメールへ転送し、受付で携帯の画面をご提示ください。
 
【禁止事項】
※参加資格の譲渡
※講演の撮影・録音・録画
※講演中のパソコン・携帯電話・タブレット端末等通信機器の使用
※事前に申込みをされていない方の入場

 

【問い合わせ先】

独立講演会 運営事務局
※電話でのお問い合わせは対応しておりませんので、ご了承下さい。
※独立講演会については、弊社総務部では対応しておりません。
※独立講演会以外の講演については、こちらまで。

お問い合わせフォームはこちら
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圧巻です!!【オガタダ】
2016-12-21 01:56:11
青山さんのお話はいつも圧巻。今回のパソコンのパスワードのお話も圧巻でした。
先日、「虎ノ門ニュース」でMCの居島さんが遅刻した際に、青山さんがなんとアラームを使わないことを知った時も、ひっくり返りそうになるくらいびっくりしました。
1時間とか1時間半とかしか寝られない時にそれは絶対私は無理だからです。
鈴木宗男氏とのバトル拝見しました。
彼はガチの交渉というものを分かっていません。
青山さんの見識のレベルが高すぎて、理解出来ない人が本当に多いですね。これは今回だけではなく常にそうです。
それはユーチューブのコメントなどを見てもそう思います。
青山さんは謙遜して「考え方が私とは違いますね」と仰ることがありますが、意見の違いなどではなく、青山さんが正しいのです。
贔屓して言ってるのでもなく、私の見識のレベルが高いのでもなく、青山さんの仰っていることを斜めから見ずによく考えれば、誰でも理解出来ることと思います。難しいことは言っていないと思います。
南樺太と千島列島を一旦交渉テーブルに乗せるというのも、世界の常識ではそれが正しいのです。世界を実務の現場で歩いて来られた青山さんのまさに見識です。私もちょっとは海外生活経験があるので分かります。「サンフランシスコ講和条約で放棄しているから、ロシアがそれに参加していなくても、無茶な話だ」との意見は、いかにも日本人らしい考え方、それでは駄目なのです。ロシアとの交渉には使えることを多くの日本人はどうして分からないのだろう。
青山さんが私のヒーローだから言ってるのではありません。
明治の遣欧使節団が、万国公法に従うことが世界の一流国だと息巻いていたところ、ドイツを訪問した際、ビスマルクに「そんなものは大国は利益に叶えばそれに従うが、都合が悪いとたちどころに力に任せてくる」と叱咤激励したという。
ルールはルールと、合理的判断で対応出来ないのが日本人の長所であり短所ですね。それは戦争に負けた原因でもありますね。

すみません、青山さんの貴重な時間をこれ以上割かせる訳にはいきませんので、今日はこれで終わります。
独立講演会もいつか必ず参加させていただきます。出来るだけ早く。
青山さんいつもありがとうございます。
私も私の出来ることを日々頑張ります。そう思わせてくださっているのが青山さんです!
擬音語?擬態語?オノマトペ?【矢佐康博(やさやすひろ)】
2016-12-19 06:17:58
どーでもいーことですが、ふひ、とか、ふははは、とか、がははは、とか、おもしろいですね
世界の、日本のトップになっていただきたい。【かわずのなくね】
2016-12-19 01:49:50
日本と世界を良くする人は青山さんしかいないように思います。ぜひ、首相や世界のトップになっていただきたいと思います。これは本心です。ほめ殺しでも何でもありません。
私は人々の心を善くして天界に導くことが仕事だと思っています。それで、聖書の神の言葉を書いたり、天界へ導くべき知である真理の言葉を書いています。これが私の仕事だと思っているからです。「肉」のことを書くのは日本が侵略されて滅ぼされるかもしれないから書いていますが、本当は「霊」のことを書きたいのです。しかし、日本は危険な状態なので仕方なく「肉」のことを書いています。「肉」とはこの世のことです。「霊」とは次の世のことです。
凄い戦い…【こっくり悠流】
2016-12-18 16:37:29
良かったですね。
パスワード一つとっても凄い戦いのように見えますな…
日露交渉について【田口健一郎】
2016-12-18 12:27:36
まずは一石を投じてみてはいかがでしょう?

北海道標津から国後ノツエト崎までの海底トンネルを完成させる!
コスパは?費用分担は?領土の帰属は?安全保障上大丈夫か?
さまざなな否定的意見が出ると思います。

でも夢もあります。

日本側からは初めての陸路での国境越え、旧島民の人は毎日墓参りに行けます。
ロシア側からは、陸路で日本に上陸できるので、救急車も走れる、コンビニにも行けます。

まずは国後島の住民の方々にアンケートをとってみる。
もし民意が賛成するのなら、ロシア政府も無視できません。

日本政府も
当然北方領土のロシア人限定ののノービザ入国を認めなければなりません。
海底トンネル費用にしても、自国の領土のつもりで、投資をする覚悟があるのか?

日本国民 日本政府が血を流す覚悟を示した上で、北方領土島民 ロシア政府に語りかけなければ、この問題は解決しないと思います。

今回の日露交渉は日本の誠意は伝わったのかもしてませんが、
日本の踏み込みの浅さがロシア側に完全にばれてしまった感があります。
プーチンさんの言葉にはごまかしはありません。
でも ここから頑張ればいいだけです。青山さん頑張ってください。


コメント欄の中澤さんの長野県山口村のお話大いに共感します。地元から近いのでよくわかります。
良かった・・・【アメリ】
2016-12-17 20:23:05
ぎーんさん
毎日お疲れさまでございます。

1日に複数回パスワードを変えることがあるのですか。何という戦いの日々なのでしょう!

これからもずっと応援しています。
日露交渉について【中澤 茂】
2016-12-17 11:10:59
今回の日露交渉を見ていて考えたこと。

青山さんこんにちは。
かつて長野県最南部の木曽郡にあった山口村が2006年に岐阜県中津川市と県を超えた合併をし、今は岐阜県に属していることを今回の日露交渉を見ていて思い出しました。
観光資源の馬籠宿がある村が長野県から岐阜県に移ったのです。長野県にとっては大きな損失でした。
しかし、旧山口村に住む人々にとっては医療や経済など生活に欠かせないものを中津川市に依存していた経緯があり、長野県が同様のサービスを村民に与えることが出来ない交通事情を考えると他の長野県民にとってもやむを得ない村の決断でした。
これから北方四島の経済や生活を考える時に、北海道東部の繁栄と日露の平和的交流が目的とするならば、領土問題の解決はひとつの手段であって棚上げにすることもひとつの道だと私も考えを変化できるようになりました。
北方四島が日本に帰属して日米安全保障条約が適用されて軍事的緊張が高まるよりも、文化的交流や経済の繁栄を進めて日本の文化圏を広めることにより、ロシア人が根室の医療機関で受診できるようにしたり、日本の健康保険制度や福祉政策等に取り込んでいくことができるようになれば、武器を使わすに段々と日本の色に染めていくことができるかもしれません。
欧州での難民流入問題を見ていて私はジョンレノンのイマジンの世界は終わったと思っていましたが、まさか安倍総理とプーチン大帝がイマジンの世界を作り上げようとしているとは思いませんでした。
現実の世界でこのようなダイナミックな変化が起こることを目の当たりにできそうで今の私はワクワクしています。
北方四島【鈴木純】
2016-12-17 09:02:57
今回のプーチン大統領来日で動かなかった北方四島返還。青山さんは、四島一括返還を主張されてましたが、何も動かなかった今回の交渉を見て、やはりまず二島返還を優先すべきと思います。
おめでとうございます!!【ボイスリスナー】
2016-12-17 09:00:39
復旧おめでとうございます!!
これで年が越せますね。

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