▼きょう5月31日水曜は、朝5時すぎからの電話作戦から始まり、午前8時から無事、議員会館の一角で女性宮家をめぐる「緊急勉強会」を、志を同じくする人たちと開きました。
　急遽、開いた会でしたからショートノーティス (お知らせする時間が無かった) にもかかわらず、衆議院の自由民主党と、参議院の自由民主党・こころの会派に属する議員11人の本人出席と、それと同じか上回る数の代理出席 (主に秘書さんたち) がありました。
　勉強会ですから、講師に、國學院大學の大原康男先生をお迎えしました。この問題の泰斗である大原先生も、突然のお願いなのに快く遠方から早朝に足を運んでくださり、熱意を込めてお話しされ、わたしたちと議論してくださいました。

　この緊急勉強会の実現は、山田宏参院議員、長尾敬衆院議員、鬼木誠衆院議員ら国士の功績です。
　また早朝から、おそらくは他の予定をキャンセルしてでも参加してくださった議員のみなさんの中には、陛下のご譲位をめぐる特例法案を参議院でやがて審議する予定の特別委員会の理事や委員が含まれていました。
　その志と高い見識に深い敬意と感謝を申します。
　戦いが冷静に、静かに、スタートしたのではないでしょうか。
　勉強会は今後も続けていきます。

▼そのあとぼくは不肖ながら、国会と党の肝要な方々にお話をしておくというデュー・プロセス (妥当、公正な手続き) を致したうえで、国会対策委員会の席で挙手をし、参議院として日本の根っこを護るべきという意見を述べました。
　それからさらに、さまざまな要職の方々に、簡潔ながら、今後についてお話しをしていきました。
　ただの一年生議員ですから、根回しなどというものには、とてもとてもなっていません。
　しかし祖国の本体を防衛するために、ささやかに必要なことではあると考えます。

▼祖国の根幹を深く傷つけようとする策動は、まるで黒く深い流れのように押し寄せてきます。
　どこまで抗(あらが)えるか、それは分かりませんが、おのれを捨てて戦うのみです。

▼そうして終日、1分(いっぷん)の隙も無く非力なら働いているさなかに、相も変わらず中傷の動画や書き込みだけを根拠にして「説明してください」、「自分がショックを受けたから、青山さんは弁明・説明するべきです」というコメントなどがやって来ます。
　正直申して、もうやる気を失ってもおかしくないと思います。
　しかし、天から与えられた一度切りの命の時間をそんなことに使いません。

　たとえば裁判であっても、中傷した人にこそ、その中傷が事実であることの立証責任があります。
　捏造や嘘で被害を受けた側が立証せねばならないとなれば、世は闇です。ネットも暗黒面だけがどんどん拡大することになります。
　ぼくはおのれのために戦っているのじゃない。

▼いくらかの救いもあります。
　今週土曜の「夜バズ」は、ぼっこくこと「ぼくらの国会」@沖縄、この地味ブログで参加を募集したことでみなさんご存じのたいせつな試みのために、スタジオでの生放送・議論に参加できません。
　沖縄から飛行機に乗る前に中継してもらって参加することを、番組側にきわめて具体的に提案しましたが、技術的な理由などで不可能だそうです。

　しかし、それにもかかわらず、先週の加計学園をめぐる放送に際して、ぼくに番組参加をオファーした事実は一切ないこと、ぼくが議論を避けて断ったかのような誤解をネットや視聴者に広げたことについて、説明なさるそうです。
　また、今週の放送について夜バズが募集したアンケートが間違っていること、女性天皇と女系天皇もまったく混同した設問があることを、少なくない書き込みで知り、番組のプロデューサーに連絡したところ「青山さんの指摘を受けて全面的に訂正しました」という趣旨の回答がありました。

　おそらくは、アンケート内容をご覧になった視聴者からの鋭い指摘も沢山あったのしょう。それこそが効いたのではないかなと思います。
　ぼくはこのプロデューサーに次のようなメールを送りました。

「Y (実際は実名) さん、万事、誠実な対応で感心しました。
では、今後ともよろしくお願いします。

　青山繁晴 拝」