【自由民主党の参議院議員として初めて総裁選で投票して、そして‥】
その2　(このひとつ前のエントリーが「その1」になるわけです)

▼総裁選の最中ずっと、そして投票の当日にも「安倍一強、一色のもとで言いたいことも言えない」みたいなことが語られました。
　石破茂さんも、石破さんに投票した小泉進次郎さんも、要はこう言っていますね。
　そしてオールドメディアは、まさしくこれ一色です。

　は ?
　何ですか、それ。
　不肖ぼくは、ずっと言いたいことを言っていますよ。
　総裁選で安倍候補の推薦人になったあとも、それまでとまったく同じく是々非々にて、安倍総理に対しても是々非々で、言いたいこと、ではなく、日本国と日本国民のために言うべきはすべて公然と、オフレコではなく、すべてオンレコでそのまま申していますよ。
　それがなぜできないのですか。
　できないとしたら、安倍内閣より何より、あなた様ご本人に理由があるのではないですか。
　ここが中国、北朝鮮‥‥つまり独裁国家なら別です。
　しかしとんでもない、ここは日本、ぼくらの祖国です。
　さらに自由民主党は、内部に入ってみると外から見るよりさらに懐が深い。
　言うべきことが言えない ?
　そんな実体験は、党所属の議員でいるこの2年と2か月、タダの一度もありませぬ。

▼もちろんのこと、言うべきことをすべて言っていると、安倍内閣だからではなく常に、この世で常に、不利益があります。
　沢山、あります。現実に、ぼく自身に不利益は少なからず起きています。

　それが嫌ですか。もうすこし柔らかく申せば、なかなか受容できないですか。
　なら、国会議員であるべきじゃない。
　国会議員は、ひとのために、国益と国民のためには死ねるという仕事です。
　一点の曇りもなく、そうです。
　だから生活の苦しい国民のかたからも、歳費や公設秘書の給与をいただいているのじゃないですか。
　命に代えられるものは無い。
　したがって、国会議員が不利益を恐れるはずは無い。
　たとえば週刊文春を含むオールドメディアの不正義を憎み、それと戦うのも不利益を恐れてのことじゃない。
　アンフェアだからです。また国益と国民益に反するからです。
　不利益が怖いのなら、もう一度言います、国会議員になるということを選択すべきじゃない。不利益を恐れてていい仕事は世の中に山のようにあります。それが普通ですから。
　しかし国会議員は違う。
　普通の仕事じゃないのだから。

▼上記の発言は、この地味ブログに書いているのだから、当然すべてオンレコです。
　こうした、ぼくの考えなら、すべてオンレコで書けます。いつだって発言できます。
　虎ノ門ニュース月曜版も、チャンネル桜の「青山繁晴が答えて答えて答える」も、クロスFMの音楽番組「おん・ざ・ろーど」も、そして最新刊の「ぼくらの死生観」をはじめ、不肖ぼくのすべての書籍も、そうです。

▼ちなみに、総裁選をめぐるエントリーは、いずれ「暗黒国会ノート」をまとめるときに、その一部にします。
「暗黒国会ノート」そのものは、まだ一度しか書いていません。
　前も言いましたが、やがてしっかり書きますから、ご心配なく。
「暗黒国会ノート」の次回は、オールドメディアがほんとうは国会で何をしているか、です。

▼前のエントリーでオールドメディアのことに触れたのも、今回の総裁選問題点のひとつとして書きました。あくまで、ひとつです。
　そうだから、このエントリーを同じ日に書いています。
　総裁選が始まる前から「言いたいことを言えない党内はおかしい」という奇怪なことが、しきりに言われていました。
　そのときから充分におかしな話だったけど、この総裁選でそれが争点、焦点かのようになって党員･党友票や議員票に影響したのは、まったくおかしい。
　言いたいことを言えないのじゃなく、言わないだけじゃないですか。
　国会議員が、ひとのせいにするな。

▼一方でオフレコ、オフ･ザ･レコードを条件にすれば初めて言えることとは、実名で存命中の人々が登場する事実関係です。
　ぼくは、おのれの考えを隠したりなど致しませぬ。
　オフレコにするのは、こうした人々の人権を護るためです。
　前のエントリーで記したように、東京コンフィデンシャル・レポート(TCR)を配信しました。本日のレポートの終盤にも、絶対オフレコが護られるという条件で、ぼくと当事者ご本人しか知らない事実、動き、発言が出てきます。
　このTCRは、きょう配信したレポートで952号、実に18年と5月の長きにわたって毎月、4回以上、配信し続けています。
　すべて世界と日本に起きた事実の蓄積です。
　総裁選についても、さらに配信し続けます。

　これは文字による精緻な情報提供です。
　それを、互いに眼を見て、一緒にいて、口頭で情熱をもってお話しするのが独立講演会です。
　主宰者の独立総合研究所の事務局がせっかく〆切を延長してくれたので、ひとりでも多く、会いたいです。
　ひとつでも多く質問を受けたいです。
　今回は、きょうの総裁選当日に一体何が起きたかを、まさしく完全オフレコのもと実名でお話しします。