On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2013-06-05 13:26:47

あえて、ありのままに、短く、記します。


▼きょうは6月5日、あと3時間ほどで、今週も「水曜アンカー」の生放送のために関西テレビのスタジオに入りますが、言葉にできないほどの疲労に苛(さいな)まれています。
 短期の海外出張を繰り返さざるを得なくて、その海外出張の疲労よりも、間に挟まった国内日程がより厳しくなって、その影響があります。
 しかし、ほんとうは、日本海のメタンハイドレートをめぐる真実の書を、初めて世に問うからです。
 主役は、ぼくではなくて青山千春博士です。しかし、ぼくのアシストもあります。そのアシストの原稿で苦しみ抜き、詰まりに詰まった日程は変わらない、どころか、そこに新しい日程がまだ加わりつつ、この原稿に向かっていますから、昼夜が無くなり、食事もまともに取るのは不可能です。
 なぜ、この原稿にはそんなに難渋するのか。
 この書で、誰かを批判したりネガティヴなことをするのではなく、前に向かって進むことを致したく、それには文章に特別な工夫が必要だから、ふだんの原稿よりも何百倍という感じの手間が掛かっているからです。


▼そうしたなか、編集者から、こんなメールが届きました。

「朗報です。
『ぼくそこ』がまた重版となりました」

 ぼくそこ、とは、「ぼくらの祖国」(扶桑社)です。
 これで12刷となりました。

 この書は、ぼくと独研のささやかな発信にとって、すべての根っこです。
 じりじりと読むひとが増えていき、絶えることがないのは、祖国を甦らせるためにも、正直、心強いです。


▼上記の苦しい原稿づくりで、小説新作の執筆も、「ぼくそこ」続編の執筆も全部とまっています。
 小説新作は、もう最後に近い場面まで到達しているのに、主人公たちと一緒に、地団駄踏んでいます。

 もっと心苦しいのは、独研(独立総合研究所)から配信している会員制レポート「東京コンフィデンシャル・レポート」(TCR)も、6月の配信がまだ始まっていないということです。
 こちらは、かなり書き溜めているので、上記の苦しい原稿づくりが終われば、すぐに出せるでしょう。

 ああ、躰が、あと7つほど欲しい。
 だけど、これは、誰でも感じることですね。ぼくだけ忙しいのではありませぬ。まったく、まったく、ありませぬ。
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