On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2013-07-12 15:13:36

今なお少数派



▼いま7月12日の午前4時すぎ、まもなく夏の夜明けです。
 吉田昌郎さんが去られてから、あっという間に、もう4日目です。

 依然として、吉田さんを偲ぶ書き込みをたくさん頂きます。
 すこしだけ紹介しておきます。

▽吉田所長 2013-07-11 20:18:45
 Aさん(実際は実名、イニシャルは実名と無関係です)

青山さんこんばんは。
私はチャンネル桜で二度も質問を読んでいただいた大阪在住の高校生です。

昨日のミヤネ屋は見れませんでしたがアンカーは見ました(毎週録画しております)。
青山さんが吉田昌郎所長のことをお話している間、何度も目頭が熱くなりました。
吉田所長は正真正銘の国士であり、私心を捨てて最前線で戦った吉田所長の姿を、私たち日本人は絶対に忘れません。

私は高校を卒業した後就職します。就職先は無線・通信関係に進もうと考えています。
ただ、就職して、将来部下を持つ立場になった時、吉田所長のように部下から慕われる上司になれるのか・・・。
実は中学時代は野球部のキャプテンでしたが、皆をまとめられず、つらい思いをしました。
再び人を引っ張る立場になった時、自分はきちんとやれるのか、非常に不安です。
でも、やらなければならないのでしょうね。
吉田所長もやらなければならないから最前線で戦ったんだと思います。

チャンネル桜での青山さんからの回答を胸に、これからの人生を歩んでいきます。
最後に青山さんのこれからのご活躍と、東北・日本の再興をお祈りします。

▽トラン 2013-07-11 15:44:45
 無記名

青山先生 こんにちは。吉田所長は残念でした。まだまだやりたい仕事がたくさんあっただろいにと無念さを感じとれます。私の母も現在肺ガンのステージ4ですが治癒に向けて頑張っております。必ず治します。
さて青山先生の本はお金を落としてくれないAmazonでは買わず実店舗で購入しようと思っておりまして、(※サイン会が)もう一杯だろうなぁとブックファースト梅田店さんに電話したらまだいけると言うことなので青山先生に久しぶりに会いにいきます♪
青山先生から一文字頂いた今日10ヶ月になった「晴菜」も連れて行きますので泣いても抱いてやって下さい(笑)晴菜用に ぼくそこにもサイン頂けたらうれしぃなぁ
では15日お家に国旗を上げ青山先生にお会いするのを楽しみにしております。では

▽アンカーを拝見しました。 2013-07-11 14:54:22
 Bさん(実際は実名、イニシャルは実名と無関係です)

私は大阪府茨木市に住む30歳の男です。
青山さんのわたくし心を排除した謙虚なお姿に非常に感銘を受け、それがきっかけで青山さんに何らかのメッセージをお伝えしたくて、御ブログにコメントを寄せました。
私は今吉田昌郎さんの訃に接し、悲しみに包まれています。
宿直勤務でありますことから、昨日放送のアンカーの録画を今目にしました。
吉田さんが青山さんに宛てたメールを番組内で公開されていたのを見まして、吉田さんは自身の最期を感じながらも、それでもなお青山さんへの感謝の言葉や、旧態依然とある圧力には直接言及されないまでも、吉田さん御身をかけて闘ってこられたのだなということを、僕なりに感じるところがありました。涙が止まりません。

僕も小さいながらも、いちサラリーマンですので、吉田さんのようにわたくし心を脱するのがどんなに大変な現状であるかを理解しているつもりです。僕は吉田さんのようになれるかは分かりませんが、信念を持った生き方をしたいと固く心に誓いました。
心から吉田さんのご冥福をお祈りいたします。

▽魂は生き続ける 2013-07-11 13:47:31
 みゆ

こんにちは
毎週水曜日「アンカー」みさせていただいています。
吉田所長がお亡くなりになったことをしり とてもショックをうけてします。
吉田さんが青山さんに送られたメールをみて
涙が止まりませんでした。魂のかよったつながり、時をお二人がおもちなのですね。
そしてずっと吉田さんは 見守りつづけていらっしやるでしょうね。
テレビを とおしてしらせてくださり 青山さんありがとうございます。
今も政治家、教育委員会 柔道 野球など なぜ 上に立つ人たちは 必死に隠ぺいをくりかえすのかなと心をいためる 毎日です。

青山さんが 水曜アンカーで 事故後 はじめて原子力発電所にはいって取材された放送を 歌手の山下達郎さんがご覧になって 「関西しか放送されていないけど みずから現場にはいって 取材された青山さんは真のジャナリストだ こういう番組をどんどん全国にながしてほしい」と 自らのラジオ番組でおっしゃっておられました。

日本をよくしていきたいと必死で頑張っておられる方がたくさん たくさんいらっしゃるのだから、 私も少しでも一生懸命できることをやっていきたいなぁと思っています。

青山さんもお体くれぐれも大切にしてください。
乱筆お許しください。

▽(タイトル無し) 2013-07-11 12:56:08
 平凡な主婦

青山さん、こんにちは。
9日、福島第一原発の元所長であられた吉田昌郎さんがご逝去されたことは、ただただ・・・残念でなりません。
私は思うんですが・・・吉田さんに国民栄誉賞を差し上げるべきではないのか、と。

もちろん津波の想定を甘く考えた結果、「考え直すべき」との案を先送りにした責任の一端は吉田さんにもあるのでしょうが、
当時、吉田さんがある意味奇跡的だったとも言える『所長』に就いておられたことが、
崖っぷちの日本を救ってくださったのは事実です。

他の方が所長であったなら・・・と考えただけでも背筋が凍る思いです。
でもきっと・・・吉田さんは国民栄誉賞なんて絶対に受けないでしょうね。。。
でも私は是非、差し上げたいんです。
国民がこの先、吉田さんをずっと忘れないためにも。

▽サイン会 2013-07-11 11:10:55
 Cさん(実際は実名、イニシャルは実名と無関係です)

僕そこ(※「ぼくそこ」。「ぼくらの祖国」の通称。扶桑社刊)と希望の現場(「希望の現場 メタンハイドレート」。ワニプラス刊)購入し感動しました!
是非名古屋でも開催して下さい。

▽吉田さん 2013-07-11 11:03:00
 オヤジ武師

吉田さんと青山さんのご指摘を政治家・官僚はどう見ているのでしょう。アンカーを見て、つくづく、日本のマスコミ(関東圏)の日和見姿勢にウンザリします。命を賭して行動された吉田さん、その意思を汲み、声を上げ続ける青山さんに一人の国民として感謝しています。
福島原発の津波対策の現状の酷さを改めて知りました。守るべきモノがあるのに、仮設の塀だけで再稼動に向け動く政府。同じ事が、原発のある地域にあれば・・・と考えると怖くなります。

景気回復だけの心を奪われていてはいけない・・・次の選挙でどこに入れるかしっかり考えます。


▼以上のコメント引用は、7月11日深夜の段階で最新だったものを無作為に、そのまま順に並べました。
 本文はすべて原文のままで、削除、編集など一切していません。
 ただ、(※)とあるところは、ぼくの付けた註です。またハンドルネームではなく実名で投稿されているかたは、すべてA,B,Cと変えました。

 これは、ほんの数例です。ほんとうに沢山のコメントをありがとうございます。


▼上掲の書き込みにもあるように、今週の「水曜アンカー」(関西テレビ)の「青山のニュースDEズバリ」のコーナーでは、吉田さんがわたしたち日本国民に遺されたメッセージを取りあげました。
 しかし…お相撲をご覧になった国民(視聴者)のほうが、ずっと多かったのです。
 ぼくも夜のスポーツニュースでは相撲も野球も楽しみだし、相撲は特に、日本人の横綱が久しぶりに誕生するのかとぼくも期待しています。
 だから、どんどん相撲も視ていただきたいのですが、今週のアンカーについては正直、吉田さんに申し訳ない気持ちが湧きあがってきて、きのう7月11日木曜は、外から見れば何も変わりなかったでしょうが、内心では、しょんぼりしつつ仕事をしていました。

 どうしてなのか。
 ぼくに全責任があると考えています。テレビ局からはもちろん何の話もありませんが、こうしたことが続くようなら、ぼくがみずから身を処することも考えねばならないとも常々、思っています。視てくださる人が断然、多いからこそテレビ局もさまざまな苦渋に耐えられるのであって、視てくださる人がもしも少なくなってくれば、ぼくのように自由自在に生放送で語る人間は、去るべきでしょう…と勝手に、自分だけで考えています。


▼ただ一方で、これも上掲のコメントにあるように、あの時間帯は録画で熱心に視てくださっているかたが普段からとても多いのですね。
 夕方5時前から始まり、6時になる前に終わってしまう番組(正確には前半部分が終了する番組)を、働く人や学生、生徒がナマで視る機会がそうあるわけもありません。

 どれぐらいのかたが視ておられるかを調べる、そのなかに、なぜ録画をテレビ界はいつまでも入れないのでしょうか。
「CMが飛ばされて視られるかもしれない」という懸念は分かりますが、視聴の実態を掴めないままにするのは、おかしいですね。
 アンカーの放送内容のネット配信を、ぼくがテレビ局にいくら訴えても、なかなか実現しないのと同様に、テレビを含むマスメディア界の旧態依然たる体質はそろそろ、いくら何でも変えないと、国民が見捨てると懸念します。
 ぼくはタレントでも評論家でもありませぬから、テレビ界の利害を懸念しているのではありません。国民自身にとって、情報を知る機会をひとつ失うことになるのが問題です。


▼それはさておき、今週のアンカーをめぐって、もう一つ思うのは、ぼくらは依然、まったくの少数派だということです。
 これは独立講演会をはじめ、さまざまな場でときどき申していることですが、「日本国、ぼくらの祖国に対する敗戦後の見方、考え方を根っこから変えましょう」という志を持つひとは、亡き吉田さんも、ぼく自身も、上掲のコメントを頂いたかたがたみんなを含め、敗戦後の日本社会では、少数派のままです。
 それを、あらためて今、謙虚に深く受け止めています。

 独研(独立総合研究所)が自主開催する独立講演会に、びっくりするぐらいの多数の人が集まり、書き込みにもある「ぼくらの祖国」はきのう、14刷が決まりました。想像をはるかに超えるロングセラーです。「希望の現場 メタンハイドレート」(ワニプラス)は発売まだ間もないのに、すでに3刷です。
 それでも、ぼくたちは少数派なのです。
 そこから、吉田さんの魂魄とともに、さぁ再出発です。
  • 前の記事へ
  • 記事の一覧へ
  • 次の記事へ
  • ページのトップへ
  • ページのトップへ