On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2013-10-09 08:55:33

ちいさな覚悟



▼いま台風の気配の残る大阪にいます。
 まもなく、いつものように関西テレビの報道番組「スーパーニュース・アンカー水曜日」の生放送に参加します。
 ぼくは、ささやかな決心をしています。
 きょうから、「きょうが最後の放送になってもいいように、語るべきを語ろう」と。

 番組そのものは、これからも、しっかりと続いていきます。
 メインキャスターのひとりは、ヤマヒロさん(山本浩之アナ)から岡安ちゃん(岡安譲アナ)に代わり、新しい息吹をもって、そして変わらない志を持って続きます。
 ぼくは社交辞令は申しませぬ。アンカーは「キー局任せにしないで、自力で、自律して、ほんものの報道番組をやろう」という関西テレビの記者やドキュメンタリーづくりのスペシャリストたちが立ち上げた番組です。
 それに、メインキャスターのもうひとり村西利恵ちゃん(村西利恵アナ)は、さらにもっと個性を発揮して、女性キャスター像の新鮮な姿をつくれる人材です。

 ぼくが携わってきた「青山のニュースDEズバリ」は今日が、361回目です。
 長く続くのは良いことですが、マンネリになるのは、いけません。
 ぼくにはもっと覚悟が必要です。


▼念のためですが、関西テレビというテレビ局から一切、何の話もありません。
 だから、関テレに問い合わせをなさるのは、違います。
 誤解はしないでくださいね。問い合わせは、なさらないでください。しても意味がありません。関テレのスタッフたちは、きょうも頑張っています。

 あくまでも、ぼくなりの生きざまの問題です。
 実は、今までもとっくにそうでした。最初の放送から、そうでした。
 しかし今日からはさらに、「いつ終わってもいい」という覚悟でやります。


▼たとえば、サイン会も、同じです。
 ぼくにとってサイン会とは、「みなさんのお名前をまず大書し、すこしちいさくぼくのサインをしたため、みなさんと握手し、希望のかたにはハグする」という、たいせつな機会です。
 しかしこれも、11日の京都、12日の梅田からは「これが最後でもいい」という覚悟で、やります。


▼今夕のアンカーでは、画面越しに、会いましょう。
 そして10月11日金曜の17時からアバンティブックセンター京都店でのサイン会、10月12日土曜の11時からブックファースト梅田店でのサイン会では、あなたの手に触れて、会いましょう。
 いつかお別れする前に、会いましょう。


*アバンティブックセンター京都のHPはここです。
 フェイスブックの告知は、ここです。
 ブックファースト梅田店のHPの告知は、ここです。
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