2020-05-26 04:30:10
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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種苗法の改正をめぐる細切れエントリー 2 (推敲しました)
▼まず、日本農業の重大な問題のひとつを記さねばなりません。
この細切れエントリーは、種苗法の改正に反対なさる人を説得するのが目的ではありません。
これまで情報が不充分なままだったかたがたに、基本情報を提供するのが目的です。
したがって、ごく基礎的なことも含めてすこしづつお話ししていきます。
この細切れエントリーは、種苗法の改正に反対なさる人を説得するのが目的ではありません。
これまで情報が不充分なままだったかたがたに、基本情報を提供するのが目的です。
したがって、ごく基礎的なことも含めてすこしづつお話ししていきます。
▼世界に冠たる日本の農家のみなさんがつくられた優良品種が、海外、特に中韓の両国に流出してしまっている現状があります。
しかも中韓などでは、その品種について増産に増産を重ね、どんどん輸出もしています。
これは、日本農業の新しい道である「積極的な輸出によって農業を強くし、翻って日本の食料自給に改善をもたらし、かつ世界の食料危機克服にも貢献する」ことを妨害します。
その害が日々、放置すれば深まっていく現状にあります。
▼たとえば、不肖ぼくも大好きなシャインマスカットです。
日本の農家の智恵と汗と涙で開発された、素晴らしいマスカットです。これが韓国で生産され、しかも安価で輸出されています。
こうしたことを繰り返さないよう、海外への品種の持ち出しを制限するのが、種苗法の改正の主目的です。
▼同じ農業のうち、畜産農家の和牛について、受精卵が不正に中国に持ち出されるという大事件が西暦2018年に起きました。
それをきっかけに、安倍政権は「家畜遺伝資源不正競争防止法案」と「家畜改良増殖法改正案」をこの通常国会に提出し、4月に成立しています。
種苗法の改正案は、それと同様の政策です。
この法改正は、日本の野菜・果樹の知的財産が国外へ持ち出されることを阻むのが目的ですから、大切な法案そのものです。
▼日本農業が中韓などに好きなように浸食されるこの現実を、政府が国民にほとんど知らせていない。それこそが、この祖国防衛のひとつである法案が理解されていない、最大の原因です。
農水省がホームページに載せていれば良いという問題ではありません。