On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2021-01-26 23:00:22
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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【生中継のあと】国防部会 その2 岸信夫防衛大臣がそれを言わないはずはないでしょう そして中国が牙をさらに剥きだした みんなの命のために看過できませぬ



▼きょう1月26日火曜夕刻の国防部会、安全保障調査会の合同会議の始まる前を、生中継しましたね。ここです。
 そしてこの部会が始まると、写真のように多くの議員が集まりました。

 いつものように冒頭部分だけが公開されます。写真はその場面なので、記者やカメラマンが取材に入っています。
 議論が始まると、記者もカメラマンも退室となります。そして自由に、本音で議論します。
 ただし、部会の終了後に部会長が記者レクを行います。
 だから部会は、公開と非公開の間なのです。
 ぼくがいつも「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の放送で申しているとおりです。

▼きょうは、議題がふたつありました。
 ひとつは、岸信夫防衛大臣による積極的なテレビ会談です。
 岸さんは、アメリカの新国防長官、フランスの軍事大臣、イギリスの国防大臣とそれぞれテレビ会談をされ、防衛省がそれらを説明しました。

 ぼくは発言のなかで、「フランスのパルリ軍事大臣と会談されたとき、フランス海軍の ( 空母を含む ) 艦船が南シナ海に派遣されるという肝心なことを話し合ったはずです。説明にはそれがありません。無かったことになっています。そんなはずはないでしょう」と防衛省に問いました。

▼もうひとつの議題は、恐ろしい話です。
 中国が、明らかに尖閣諸島をターゲットにして、海警局 ( 日本で言えば海上保安庁、アメリカなら沿岸警備隊 ) の武装船が、日本の漁家や海上保安官を銃撃、あるいは砲撃し、もしも日本が尖閣諸島に何かを建てれば破壊する、それを可能にする新法を2月1日から施行するのです。

 ぼくは「こんな脅迫、無法を許すわけにいかない。中国の国内法であっても、内政干渉はしないということで済ませる話じゃない。行動を起こすべき」と強く主張しました。

▼政府がどう答えたか。
 それはやはり、「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」で資料をみなさんに見てもらいながら、しっかり解説します。

▼きょうも負荷の大きな一日です。
 朝4時過ぎから海外との情報の交換、議論を始め、朝7時台に自宅を出て自由民主党本部に入り、まずは外交部会と外交調査会の合同会議。
 そして歩いて議員会館に入り、経産省、防衛装備庁、経産省の別部門、防衛省の本省と、実に4連続で、行政官 ( 官僚 ) と議論をし、一切の休息なく自由民主党本部に戻り、武漢熱をめぐるワクチンPT、それから国防部会と安保調査会の合同会議。
 その動きを今日はずっと、このブログで生中継しました。

 正直、部会に臨み、政府の説明を聴きつつ、みずから発言しつつ、ブログで生中継を続けるというのは、かなり無茶な試みではあります。
 しかし、ブログにいただく書き込みに、「これまで国会議員というのはふだん一体、何をしているのか、さっぱり分からなかった。それが急に、生き生きと分かるようになりました」という趣旨のコメントが幾つもあります。
 ぼくは、主権者に発信するのも、国会議員の自発的な仕事であるべきだと考えていますから、最高にうれしい反応です。
 それでも、人気ドラマも、観客のたくさん入る映画も、国会議員、政治家はいつも料亭で悪巧みしかやらないという映像を流し続けるでしょう。
 たとえば、たまたま視た、大人気の刑事ドラマ「相棒」では、放送作家が書いた「官房長官が料亭で人殺しの相談をする」というシーンがありました。似た場面が、これからも繰り返されるのでしょう。
 国益と国民のために行動し発言する国会議員というのは、決して、出てきません。
 これで国民、主権者のみなさんに、日本のまつりごと ( 政 ) を信じろという方が、およそ無理ですね。

 ぼくのささやかな試み、ちいさな努力は、ほとんど無駄に終わるでしょう。
 そしてこのブログにも、ネットの常識だけで判断なさる哀しい思い込み、高飛車にぼくに命じるコメント、この服従せざる魂の男に、服従を強いるような書き込み、それらが絶えることはないでしょう。

 しかし、万分の一でも日本に前進があれば、あるいは、声は小さくても救われているひとが何人かでもいらっしゃれば、それでぼくは本望です。

▼さて、あと5分で、日付も変わります。
 ぼくは自宅にて、会員制レポートの東京コンフィデンシャル・レポート ( TCR ) を仕上げる執筆に入ります。

 そして、日付が変わって1月27日水曜になれば、緊急事態宣言と感染症対策のルールと制限をしっかり実行して開かれる独立講演会の〆切まで、あと2日半となります。
 ぼくは、不安と危機の克服のために、前述のとおりルールと制限の厳守のもとで、みなさんと会いたい、会うべきだと考えています。
 これが、この独立講演会@神戸2.20についての最後の呼びかけになると思います。考えてみようかというかたは、ここをちらり、見てみてください。

 それでは、みなさんは、おやすみなさい。
 ぼくも、なるべく早く寝るように、努力しますね。





 
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