On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2021-03-01 04:15:10
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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弥生三月となりました



 今朝3月1日月曜の午前4時すぎ、東京の月です。
 オリンピックとパラリンピックを招き寄せつつ、武漢熱に苦しめられている日本の首都の月は、雲のなかから、意外なほど明るく青い光を放っています。

 こういう時間帯にも、春の気配がちゃんと感じられるようになりました。
 ぼく自身は・・・よく躯をご心配いただきますが、おのれを覗き込むと、こゝろのなかの叢雲 ( むらくも ) のほうがやや問題ですね。

 躯は、壮健です。亡き両親のおかげです。
 詳細な人間ドックとPET検査をことしも受けたばかりですが、医師はたとえば骨密度の高さについて「若年成人平均値を基準とした割合値が例外的に高いですね」と指摘され、信頼するトレーナーは先日、「その骨と、体幹の筋肉が青山さんを支えていることが、トレーニングをしていてよく分かります」と明るい表情で話していました。

 こゝろも強いほうだろうとは思いますが、とにかくストレスでいっぱいです。
 ・・・ただし、何もさしたる事は無し、大したことでもありません。

 心身とも柔 ( やわ ) にはできていませんので、弥生三月、早春の明るみをしっかりと受け止めて、きょうも明日も、ささやかに粉骨砕身を続けていきたいと夜明け前に、考えています。

 みなさんにおかれては、とにかくどんなにちいさくても幸福を感じられますように、絶望をぼくに語られるひとも、どこかに救いを感じられますように、ひたすらに願います。





 
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