On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2021-05-02 14:07:11
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【推敲しました】 中国の独裁主義から日本を護り、アジアと世界を解き放つには、日本が根こそぎ変わることがどうしても必要

▼日本の連休中、アメリカをはじめ世界はまったく連休ではありません。
 とくにインテリジェンスは活発に動いています。
 そのなかで暗号化された電話とEメールだけで仕事をしていて、あらためて痛感するのは、中国共産党の専横をフェアに、そして確実に抑えるには、金融制裁の実行しかないということです。
 これなくしては、ウイグル人へのジェノサイドも止まらない。

 トランプ大統領は史上初めて、そこへ、対中金融制裁へ踏み込みました。しかし道半ばで、バイデン大統領に替わった。
 バイデン大統領は、他に何を表明されようとも、この金融制裁、なかでもドルと人民元の交換という為替の問題には踏み込む気配すらありません。
 一方で、トランプ大統領の残したものが消え去ったわけではありません。活かし方によっては、金融制裁の実効をあげることも依然、絶望ではないのです。

▼先日、アメリカの対日に絞った外交当局の首脳に、このことを問いました。
 すると意外にも、前向きの答えが返ってきました。この首脳に迷惑をかけない範囲内ですが、新動画の次の収録でこれを日本の主権者のために解説する予定です。
 中国の工作機関も当然、この動画を克明に視ていますから、それにもしっかり対応することを心がけつつ、話します。

▼しかし、自由主義の陣営でもっとも対中金融制裁に後ろ向きなのが、ぼくらの日本です。
 EUをはじめ他もかなり腰が引けていますが、日本のだらしなさいことは段違いであると、客観的に判断ざるを得ません。

 ちょうど30年前のクリスマスに、ソ連がなぜ共産党による独裁を放棄せざるを得なかったか。
 今のロシアにも、共産党の一党独裁とは別種の専横主義がありますが、西暦1991年12月の世界史の奇蹟はなぜ起きたか。
 このソ連崩壊のほんとうの要因を見れば、現代型の独裁主義のキモ、最大の弱点は、金融、そして為替だと分かります。

 もはやアメリカ任せにはできません。
 アメリカ内部の志ある人々の奮起を促すためにも、日本が、まさしく生まれ変わるほかありません。
 なぜか。
 これは、中国の独裁主義がまずはアジアを全支配しようとしており、それに対抗できるアジアの民主主義のリーダーは、愛国主義も何も関係なく、公平に、日本以外に全くありません。

 政府も自由民主党も、これまで通りの政治、日本のまつりごとを繰り返していていい時代は終わっています。
 中国共産党の独裁主義がいちばん恐れる金融制裁、そこに日米欧が連帯して踏み込むには、アメリカじゃない、欧州じゃない、まずぼくらの日本が変わらねばなりません。

 中国を敵視するのじゃない。
 ましてや中国のふつうの人々は、ともに同じアジアの空気を吸う人々です。おたがいに善意こそを発揮しよう。

 独裁主義を、にんげんの敵と見定めているのです。
 武漢熱のこの惨劇も、出発点は、独裁主義のもたらす保身と隠蔽でありました。
 人間の自由、尊厳に加えて、命まで奪う独裁主義、そして独裁なら何もかもやり易いという、人間の陥る罠、これらと戦うことにおいては、ぼくらは一致点を見つけられる。

 ぼくはいずれ泥のなかへ斃れる。
 いま初めて、覚悟したことじゃない。
 あとに続くひと、あなたが肝心です。





 
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