On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2021-05-09 20:54:51
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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不覚の落涙なく読めませんでした

 ふたりの幼子のお母さんから、やや長文のコメントをいただきました。
 きのうの土曜日の午前1時半ごろです。
 繰り返して読みました。

 ここに、その一部を紹介するか、長い時間、考えました。
 しかし、これもぼくの務めです。

「先程、総理の記者会見を見ていて、なんとも言えない気持ちになり、コメントしています」とあります。
 コメントは、これが初めてだそうです。

 そして「会見で総理は記者の質問にそれらしい言葉を並べているけど、全く答えておらず、聞いていて本当に虚しかったです」と仰っています。
 
 このお母さんのふたりのお子さんは、喘息とアレルギー、あるいはその体質があることも影響して、幼稚園に通うことを自粛されているそうです。こどもたちは「2人とも幼稚園に行きたいと懇願します」と話されています。
 幼子が「懇願」です。

「こんなに小さな子どもがやりたいことを我慢しているのを日々間近でみていて、胸が苦しくなります。私と夫の判断は正しいのか、子どもたちの成長の機会の一部を奪っているのではないかと常に罪悪感に襲われます。うちだけでなく、日本には同じように悩んでいる親がたくさんいると思います。登園登校させるのも不安、自粛するのも不安ですから」

「その中で、今まで何度も何度も少しの期待を持ちながら、日本のリーダーはどうこの国を導くつもりなのか知りたくて、祈るような気持ちで総理の会見を見てきました。しかし、今夜の会見を見て、あぁ、この人とは話ができない、諦めのような絶望感を感じました。それが悲しくて悲しくて」

「青山さんは ( 中略 ) 私が感じているよりも何倍もの虚しさや胸の苦しさを味わっておられるのかなと勝手に想像しています」

「私も私のできる限り、日々頑張ります。母は強し、です !」

▼最後の『母は強し』に、救われます。
 しかし、政界のどなたがどうというのではなくて、日本ほんらいのまつりごとを取り戻さねばならない、不肖ぼく自身の責任を感じています。

 質問にまともに答えないというのは、今に始まったことではなく、諸国の政治にもあります。
 しかしたった今は、未知の危機にあり、国民と為政者に強い連帯がないと乗り越えていくことができません。決して、できません。
 記者の背後には、主権者、国民がいらっしゃるということを忘れているような振る舞いは、間違っています。
 どんなに僭越でも、直に申しあげられる要職のかたには、電話で、申しています。
 同時にみずからの振る舞いとしては、護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 ) の活動を通じて、記者会見、記者ブリーフをおこなうとき、躱 ( かわ ) さず、誤魔化さず、逸らさず、ど真ん中から答えているのは、先のエントリーで記したとおりです。

▼前述の ( 中略 ) の部分には、この優しい女性が、不肖ぼくの国会活動について書いてくださっています。
 しかし、そこは面映ゆいので、すみません、勝手にカットしました。

 幼子のお母さん、そしてお父さん、大丈夫ですよ、ぼくらが連帯します。





 
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