On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2021-05-15 04:05:15
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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日本の安定の根源はどこにあるか


( ★ まだ最終修正の前の表紙デザイン案です。
 最終的には、監修のところが「監修:新田均・皇學館大学教授、日本の尊厳と国益を護る会」となるよう、今朝、編集者に提案しました。
 現状では新田さんが護る会に属するかのように誤解される恐れがあるからです。
 護る会は、自由民主党の衆参両院議員で構成しています。
 編集者の諒解を得て、このデザイン案をアップしました )

 みなさん、おはようございます。
 というか、きょうは土曜日です。休めるかたは、まだゆっくり寝ていてほしいなと思います。

 ぼくは今日は先ず、なによりも「皇位継承まんが」の再校ゲラ直しです。
 6月18日金曜の発刊はまったく揺らぎません。
 同時に、その発刊日までわずか1か月の段階ですが、まだ最後の仕上げに力を尽くしています。

 ・・・と、ここまで午前4時すぎに書いたら、電話とEメールによる公務がたいへんに忙しくなって ( アメリカ東海岸は、日本の土曜午前4時すぎが、前日金曜の午後です ) 、そのままになっていました。

▼あらためて、みなさんと一緒に考えたいのは、こういう時代だからこそ、天皇陛下のご存在の継承を正しく確立する、未来世代と祖先と現世代の三者に責任を果たせるように打ち樹てるのが、まつりごと ( 政 ) の任務だということです。
 その任務を完遂するためには、主権者のみなさんの支えがどうしても必要です。
 主権者、国民に、女性天皇と女系天皇の違いすら、教育でも、メディアでも、政府からも、何も、な~んにも伝えられていない現状で、皇位継承の安定策を決めるのは根本的な間違いです。
 恐ろしいまでの悔恨を、千年、いやいささかの誇張もなく永劫に、残しかねません。

 だから、誰にも面白く、愉しく、読み易く、しかも正確、公平な知識が身につくまんが、皇位継承をめぐる史上おそらく初めてのまんがを完成させねばなりませぬ。

▼版元である扶桑社の田中亨編集長との協議では、本来の「再校ゲラ直し」の〆切は、きのう5月14日金曜でした。

 しかし先週1週間も、国会日程 ( 参議院・経済産業委員会の理事の仕事、その経産委の審議と採決、また附帯決議をめぐる交渉、あるいは本会議 ) や、護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 / JDI ) の経済安全保障についての急ぎの仕事、他の多様な議連の仕事、それにみなさんが今や良くご存じの早朝からの部会での議論・・・といった公務が、ちょっと大袈裟な言いぶりになってしまいますが凄絶に忙しかったあ。
 だから、締め切り通りに完成するのは、とてもとても無理だったのです。深夜、未明の時間帯をいくら使っても不可能でした。

▼そのスキマに、時にはお昼ごはんを諦めて、新動画の「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」を収録する仕事もありますね。
 みなさんへの発信、情報伝達は、もの凄くたいせつです。
 気がついたら、放送は9か月でもう150回を超えていて、ゆうべアップされた最新回の第152回はここです。
 わが盟友、海上保安官たちへの意を決しての問いかけです。

▼そこできのう、ほかの仕事をしながらのナガラ電話で再調整し、「再校ゲラ直し」の〆切は月曜の午前になりました。
 それでも一刻も早いほうが、出版社の校正、印刷、製本、配本といった沢山の仕事の助けになるでしょうから、寝ている時間は残念ながらありません。
 本音では、なんでもいいから寝かせてくれ~・・・といっても、ぼくがおのれで決めてさまざまな仕事をしているだけです。

▼さて、きょうは表紙デザイン案をアップしましたから、みなさんに皇位継承まんがのタイトルが初めて、伝わりましたね。
 副題 ( サブタイトル ) にある、すめらぎ、皇とは何でしょうか。
 このまんがには、不肖ぼくが執筆した前書きと後書きも付いています。
 その後書きに、すめらぎ、皇のほんとうの意味について記しています。
 6月18日金曜にまんがが世に出たら、よろしければ、読んでみてください。

▼ありのままに記せば、初校のゲラ直しを、深夜と未明の時間を費やして徹底的にやってありますから、再校で直すところは、もうわずかです。
 しかし目を皿にして細かな隅々まで、同時に、大空を飛ぶ鳥のように全体をゆったりと見渡す眼で、もう一度、すべて見直します。

 まんがですから、いつものぼくの本と違って、ぼくが全体を見直すはずはないと思われますか ?
 その通りです。弘兼憲史さんが手がけてくださった絵、ぼくも大好きなあのくっきりした線の絵については、もちろん、弘兼さんに委ねてあります。
 しかし、登場人物の台詞 ( せりふ ) については、ぼくの書いた原作に基づく台詞ですから、すべて何度も見直します。

 それから前述したように、前書きと、後書きを書きおろしました。
 この文章も、幾度も、見直すことが必要です。

 さらに扶桑社の編集部が、解説を書いてくださいました。
 その全文にも手を入れます。編集部には申し訳ないですが、読者・国民のために、徹底的に手を入れます。

 このまんがの特徴のひとつは、しっかり学問的な裏付けのあることです。
 そのために、ぼくなりの長年の研究、編集部の努力の跡もありありの研究に加えて、この分野で日本で最も信頼できると言える新田均・皇學館大学教授が、ぼくが書いたストーリー、つまり原作、そしてまんがの全場面、全台詞、それから解説の全文について学問に基づく監修をしてくださいました。

 これが全部、合わさっての『誰があなたを護るのか 不安の時代の皇』です。
 このタイトルは不肖ぼくが考え、提案し、そのまま採用されました。
 それはいつもの拙著と同じです。

▼さぁ、おのれに鞭打ってでも、作業を続けます。
 みなさんきっと、誌上でもお目にかかりましょうね。

 実はこのブログも、書きかけのエントリーが溜まっています。
 平日には、アップする時間も乏しいです。
 なるべくこの土日に、アップしていきますから、ときどき、覗いてみてください。
 連休中に始めた断捨離が、始めただけでそのままになっているんです。わはは。部屋は余計に使いにくくなっていて苦しいです。この断捨離も何とか再開したいな。


 どんどん巧みに増幅される不安に、負けるな。
 中国発の武漢熱なんぞに、負けるな。

 もう午後1時を回ってしまいましたが、夜が明ける前からずっと考えていることを今、おのれ自身とみなみなさまに申しました。
 不遜はお許しください。






 
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