On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2021-05-15 14:10:42
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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ネガティヴ社会をもしも超えられるとしたら

 みなさんのコメントは、どれほど寝る時間がなくても、依然、すべて徹底的に尊重して丁寧に拝読しています。
( 中傷誹謗はおのずから、はじかれています )

 だからこそ痛感します。
 ほんとうにネガティヴ、カタカナを避ければ、否定的な話が圧倒的に増えました。
 埋め尽くしているというのが実感です。
 日本という社会は、ネガティヴの嵐だけがごうごうと、荒涼たる地に吹いているのかと思うほどです。

 たとえば、皇位継承のエントリーを時間をかけて書いて、ようやくアップすると、必ず、小室家問題だけが書き込まれます。
 あるいは、これも一例ですが、ワクチンについてはほぼ「こういう否定論があるのに。怖い動画がアップされているのに」というご指摘で埋まっています。

 小室家をめぐる問題は、仰るとおり、大きな、深刻な懸念です。
 だから、ぼくが何もしていないと、本気で思われますか ?
 昨日も国会日程のわずかな隙を縫って、動いてきました。絶対に中身を明かすことが無いだけです。
 最善の道を真摯に、懸命に模索しているひとが、眼に見えるより、はるかに多いです。
 そしてぼくで申せば、きのう、救いに繋がることを少なくとも2点、把握しました。いま述べたように、決して明かしません。
 なぜか。
 天皇陛下のご存在へのみなさんの、主権者の、日本国民の、海より深い信頼に何かの影響が出ることが、最悪の事態なのです。多くのみなさんが実は、胸のうちで冷静にご存じの通りです。
 だから途中経過で明かしたりしません。
 仮に何かの結果が出たそのあとも、おのれの関与の中身は、明かしません。
 何らかの救いが実現することこそ、大切なのです。
 脱私即的、わたくしごころを脱してほんらいの目的に即 ( つ ) く、そのぼくのささやかな造語はここでも生きています。

 ワクチンについても、懸念事項を知っていて知らんぷりしていると、ほんとうに思われますか ?
 懸念の無いワクチンや新薬も、そして心配事が付いてこない危機管理も、神ならぬ人類には存在しません。
 だからギリギリの最善の道を模索するだけです。
 ぼくは言うまでもなく、いかなる製薬会社からも献金を受け取らず、いかなる製薬関連や医学界の団体の支持も全部、根こそぎ、一切合切、お断りしています。
 164万床、アメリカを60万床以上も上回って、日本は世界最多の、それも清潔なベッドを病院に持ちながら、武漢熱の患者に供されるベッドは、わずかに、3万床台のベッドです。
 なぜこれが起きるか。
 圧力団体が存在して、その団体の支持を受けている政治家が与野党を普遍的に存在していることが背景ですね。
 だから、ぼくはいかなる団体といかなる関係も持たないで、かつ、その壁を打ち破れない政府だから、与党にあっても「失政」だと明示しているのです。
 自由に動けるから、ワクチンについても何にもついても、水面下では一身を削り尽くして、命を落とすリスクを満身に、受けてただただ動いています。

 このように毎日、明かさないと、ぼくを信頼できないでしょうか。
 信頼されないぼくにだけ、課題があります。
 ぼくを信頼なされず、たとえば、どなたのものでも、信頼されるところの発信を信頼なさってください。
 それでどんな前進、どんな解決があるのか、それはぼくには残念ながら、もはや分かりません。
 身はひとつですから、とても辛いことですが、そこまで手は届きませぬ。

「きっと何もかも汚い、何もかも癒着しているだけ、何もかも絶対に嘘ばかり」というお気持ちは、過去も、現在も理解し、そしてこれからも理解していきます。
 それをぼくに毎日、毎日ぶつけられることに、どれほどの効果があるでしょうか。ストレス解消ですか ?
 そうかも知れないと理解できますが、それでほんとうに、ストレスが解消されますか ? ぼくのことではなく、そこが問題です。
 なかには「菅総理の訪米は、秘密の特設スタジオで行われた。その映像だけである。アメリカには行っておらずバイデン大統領とは会っていない。では誰と会っていたのか、明らかにせよ」という主旨のコメントも頂いています。
 これが別に特別のコメントというわけでは無いのです。ごく普通に来ます。そして、書かれた人が真面目な人柄であることが、ぼくには、伝わってくるのです。

 少なくとも、問い合わせ先は違うのではないでしょうか。
 ぼくの主張は、ありのままに申して、曇りはありません。何事も誤魔化していません。
 見て見ぬふりも、少年時代から、したことがありませぬ。
 同時に、他の人の主張も常に、本気で、尊重しています。その主張に関する問い合わせは、主張なさるん人と突っ込んで議論なさるのがいちばんではないでしょうか。

 否定で埋まったかのような日本社会、荒れ野のような社会のあり方ををもし超えられるとしたら、それぞれがおのれの責任を全うしていくことにあると考えます。
 ぼくは天を信じています。
 天がそれぞれに与えたもうた責任を、淡々と遂行していくだけではないでしょうか。
 自分にはそんなものが与えられていないから、青山にぶつける。それでもいいですが、あなたにも、与えられています。

 時折いただく、前を向く書き込み、コメントには、いつもいつも勇気づけられます。
 そして書きたいけど遠慮している、胸のなかでは応援していますよ、というかたがたの存在も、おそらくはとても沢山の存在も、しっかり感じています。
 だから、ぼくへの心配は要らないですよ。ひとの心配をするのが、もの書きとしても、公職としても、ぼくの仕事です。





 
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