On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2021-07-28 09:44:11
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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【推敲しました】  一国の指揮とソフトボール

 スポーツが好きだからといってすぐに、国のまつりごとなどに当てはめて考えるべきではないと自戒しています。
 それでもなお、今日も仕事をしながらふと、日本女子のソフトボールのことを考えてしまいます。

 みなさんもお気づきの通り、予選の最終戦で日本女子は、あえてエースの上野選手、そして新しいスター、もう一人のピッチャー後藤選手という投手二枚看板を使わず、アメリカに現在の投手力の柱を見せませんでした。
 そして決勝戦、期待以上の力投の上野投手を、終盤で替えて、後藤投手に託し、さぁこれで逃げ切りを図るのかと思いきや、最後の最後で、ソフトボールの特性を活かして、上野投手の再力投に託しました。
 それがずばり、金メダルを呼び寄せます。

 なぜ成功したか。
 この指揮ぶりには、賢さと、そして勇気があるからです。
 失敗したときの責任を引き受ける覚悟がうかがえます。

 日米のこの緊迫し充実した一戦が、次のパリ五輪で種目から消えるソフトボールを次の次のロス五輪でで復活させる夢を引き寄せる予感がします。

 日本女子のソフトボールチームの指揮ぶりは、監督だけでできるものかなと思っていたら、やはり上野投手ご自身の考えがずいぶん反映されていることが、ご本人のインタビューで分かりました。

 現場で戦いながらであるからこそ、失敗を恐れない勇気も発揮できたのではないでしょうか。
 やはり、日本国の指揮にも、これが必要だと、思わず考えてしまいます。





 
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