On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2021-08-28 04:24:55
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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総裁選について  その序

 自由民主党を内部から変える、そこをひとつの起点に祖国が甦ると、いつも主権者にお話ししているのですから、このたびの総裁選を黙って見送るはずもありません。

▼不肖ぼくが「令和3年秋の総裁選に、これまでとはまったく違う覚悟を持って臨む」と決意したのは、昨年の9月、菅政権が誕生した直後です。
 この時は、おのれの胸に刻んだだけでした。
 しかし、その年の内に、ある人物にお会いして話しました。
 年が明けて、もうひとりの人物に、最初の人物と一緒にお会いして、話しました。
 さらに7月28日、別の人物に電話で話しました。
 8月6日、その「別の人物」にお会いして、話しました。
 8月20日、ある人物から、総裁選において深い協力を、電話で依頼されました。「考えます」と応えました。
 8月22日、また違う人物から、同じく、総裁選において深い協力を、電話で依頼されました。「考えます」と応えました。
 きのう8月27日金曜日、このうちのおひとりが来訪され、深い協力についてあらためて依頼されました。お話をよくお聞きすることに徹し、「さらに考えます」と眼を見て、述べました。

 ここに記した、5人の人たちはいずれも、自由民主党の国会議員です。
 
▼代表を務める、護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 ) はおととい、8月26日木曜に、執行部会を開きました。
 執行部は、幹事長、副代表ふたり、常任幹事ふたり、事務局長、それに代表の7人です。
 護る会は、民主的な手続きを大切にしています。
 おとといの執行部会で協議した内容を、護る会の会員全員で開く総会に諮ります。
 護る会の会員は例外なく、自由民主党の現職の衆参両院議員です。いま、総勢67人です。
 現在は武漢熱の感染拡大、そして国会が閉会中、さらに総選挙が迫るという時機でありますから、初めてオンラインで開く準備を進めています。開催日は未定です。
 総会に諮ったあとは、希望される記者がいらっしゃれば、記者会見を開きます。
 総会に諮るまえに、代表であってもぼくが勝手に、護る会の総裁選に臨む姿勢について無条件に公開することはありません。

▼ぼくは昨年の9月、「来年のこの時機か、そのすこし前に伊勢神宮に正式参拝しよう」と決め、青山千春博士と秘書陣に話して、日程を調整していました。
 伊勢神宮は、以前から折に触れて参拝をしていますが、特に、思いがけず国会議員となってからは、毎年必ず、正式参拝しています。
 1年まえに、この時機の参拝を決めたのも、その一環ではあって、特に大袈裟なことではありません。

 しかし緊急事態宣言が東京のみならず、三重県にも出されたことによって、参拝は断念しました。
 緊急事態宣言が明ければ、いつものように深く、淡々と、謹んで正式参拝を致します。

▼いずれにせよ、ぼくは古い自由民主党が繰り返してきた種の手練手管などには一切、応じません。関与しません。使いません。
 その意味で、これまでとは違う総裁選が実現するよう、ささやかに力を尽くします。

 目的は、ぼくのすべての議員活動とまったく同じ、ただ国益と国民益に資することです。

▼このエントリーを、総裁選に関して「序」とし、折々に「その1」、「その2」、その・・・と続けていきます。
 議員会館の青山繁晴事務所を通じて自由民主党員になってくださった方だけではなく、あるいは志を持って、水面下情報を共有する場に集うみなさんだけではなく、すべての主権者に、できるだけ多くの、公平な情報を提供するためです。

 総裁選も、ありとあらゆる意味で交渉ごとであり、これまですべての交渉ごとについて、祖国と国民のために良き結果が出ることだけを優先し、そのためには、途中経過は、こうした無条件で全公開している場、すなわちブログと動画では、ぎりぎりの一線を保って、情報を伝えるよう努力してきました。
 今回も、まったく同じです。
 貫くべき原則は、貫きます。

 前述の5人の議員について実名を明らかにしないのも、交渉ごとだからです。
 なかには「総裁選の日程が公式に明らかになるまでは伏せてください」と仰った方もいらっしゃいます。
 すでに日程は公式に発表されました。
 それでも、相手先の立場を尊重し、いまだ伏せるべきと考えた情報は、伏せます。
 逆に、広く公開すべきと考えた情報があれば、ぼくの利益不利益は全く考えずに、このブログか、動画で、公開していきます。
 この「序」で述べたことどもも、その原則に沿っています。
 ただし、現在はあくまで「序」の段階です。
 総裁選の告示は9月17日、投開票はその先です。短くもあり、長くもあり、まだ情勢は動きます。

 国事にかかわる者、なにがあっても腹の底、精神の奥は、しんと鎮まっていなければなりませぬ。





 
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