On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2021-09-03 13:25:06
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菅義偉総理を礼節と深い敬意をもって見送ることが、今いちばん、大切なことのひとつだと考えています

▼日本の民主主義によって、正しく選ばれた総理であったのですから。
 またこの1年、安倍総理の突然の辞任によって背負われた重荷と責任を、懸命に、ただ一日も休まず、全身全霊で遂行してこられました。

 不肖ぼく自身は、昨年9月の総裁選挙で、菅候補には投票しませんでしたが、それはまったく関係ありません。

▼さらに、安倍総理すら、水面下で模索しつつ遂にできなかった重大な課題、ひとつには日本学術会議が日本の防衛との連携を禁じながら中国とは共同研究するという問題、ひとつには福島の処理水は、韓国をはじめ世界の原発の排水よりもさらに三重水素 ( トリチウム ) の濃度低く排出できるにもかかわらず、ただタンクに溜めるだけになっていた問題、これらにいずれも着手されました。

 さらに皇位継承についても、護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 ) の提言書をじかに受け取っていただき、安倍前総理の水面下のプッシュがあったにしても、また、時期不明確にしても、宮家 ( ほんとうは旧宮家と言わず宮家と言うべきです ) から望んでくださる御方には皇統に復帰していただくことを初めて、選択肢に入れられたこと、一年間でよくぞおやりになりました。

 同じ自由民主党のなかで、僭越ながら、ぼくは大きな意見の違いもありました。
 それは武漢熱対策、財政出動のあり方、海外の同胞、はらからをどう考えるか、さらに日本政治の根本問題、すなわち林立する利益団体、かつての呼び方なら圧力団体に与野党ともに支配されていて、団体に属さない、利益が供給されない多くの国民の立場に立脚していない現状を打破するのか、むしろ依存するのか、といったことでした。

 昨年9月の総裁選で菅候補が派閥政治によって圧勝され、具体的に組閣を進められたときから、ぼくはこの意見の違いを予期しましたから、その時点ですでに、今年9月の総裁選には、これまでとはまるで違う覚悟で臨むことを決意したのでした。

▼今も何も変わりません。
 そのうえで、大切なのは、ぼくの決心ではありません。
 ぼくらの祖国に、国家観と歴史観を確立している内閣総理大臣、いかなる危機をも具体的に超克できる総理が必要だということ、それこそが肝心です。

 もう一度、申します。大切なのは、青山繁晴ではなく、どの政治家個人でもなく、祖国です。
 たった今を生きる国民、自宅療養の名の下に亡くなっていく国民、そして先の大戦を含めみずからを犠牲にして日本を支えてくださった先輩方、硫黄島の英霊や白梅の少女たちをはじめ、古代から連なる同じ日本人、そして今は中国製武漢熱の脅威にも晒されているお子たち、将来を担う少年少女、これこそが大切で、その原点に戻る総裁選挙にしなければなりません。

 これまでも、これからも、そこへ真っ直ぐに進みます。
 邪念、無し。野心、無し。
 脱私即的。わたくしこごろを脱し、ほんらいの目的に即  ( つ ) く。

 ぼくらの祖国は甦る。





 
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