On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2021-09-09 07:32:29
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処理水を適切に海洋に出すことを断固、支持し、増税には反対が変わりません

▼高市候補のきのうの記者会見は、非常に忙しく、ごく一部しか視ていません。
 あとから、処理水について菅政権が決定した内容の実行に慎重姿勢を示されたと、いつも公平な見方をする中堅記者 ( 産経新聞 ) から聴きました。

 高市候補の推薦人になる意思はまったく変わりません。
 同時に、推薦人になるからといって、すべての政策に同調するのでは、日本の民主主義に反します。
 諫言 ( かんげん ) はむしろ日本の伝統です。
 したがって、今朝早くに、高市候補にショートメッセージにて ( まだお休みでしたらいけませんから電話はしません ) 異見、異なる考えを送りました。

▼同時に、推薦人になるからといって、高市候補に対して大きな顔も致しません。
 そんなことをするのは、ぼくなりのささやかな信条に反します。
 あくまで、ひとりの議員としての意見です。

▼さらに、ぼくは菅政権に厳しい批判を公に述べてきましたが、成果はどこまでもあくまでも公正に、僭越ながら評価を致します。
 安倍政権が全く踏み切ることのできなかったタブーを見事、破られたことは、たいへんな功績です。

▼ぼくは、日本海のメタンプルーム研究を通じて、漁家のかたがたと交流があります。
 海洋の資源開発は、必ず、働く漁家のかたがたと連携せねばなりません。
 メタンプルームの実用化は、海底を一切、掘削しませんから、漁業と両立します。
 それどころかカニ漁の新しい繁栄をつくることも可能なので、カニ篭漁の漁家や漁協を訪ねています。
 漁業には、農業、林業と並んで、日本の最善の伝統が深く、存在しています。

 東日本大震災の直後も、信頼する小野寺五典・元防衛大臣 ( 地元選出 ) と一緒に、大打撃を受けられた気仙沼の漁家を尋ね、こゝろを込めて再興へ向けて懇談しました。ぼくはまだ、民間専門家でした。
 だから、福島の漁家のみなさんが依然、反対されるのはよく分かります。
 まつりごとの側の努力が、もっともっともっと、根本的に必要です。
 高市さんも、そこに触れたかったのではないかと想像しています。

▼また増税は最悪の選択です。
 消費減税をはじめ、減税こそが、武漢熱のあとを見据えた政策です。
 この考えも、まったく変わりません。
 新政権は、減税政権であるべきです。
 安藤裕代議士の率いるグループと組んだ「減税勢力」を、まったく忘れていません。

 安藤さんは、次期総選挙に出馬されないそうですね。また消費減税については、護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 ) のなかにも強い異論、反論があります。
 しかし安藤さんとともに掲げた減税の理念そのものは、安藤代議士の政治的選択にかかわらず、不変です。
 また護る会は、天皇陛下のご存在を父系一系でお護りすること、中韓にもはや国土を奪われないこと、経済侵略を含め外国の工作活動を許さないこと、その3点で一致した議員が集まる政策集団です。
 日本国のまつりごとは、古来より、一致点を探すことです。上記の三本柱以外で、違う意見があっても、護る会はびくともしない存在であるべきです。
 また、ひとりの議員として、ひとりの専門家としての青山繁晴の信念は、変わることがありませぬ。






 
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