On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2021-09-22 17:30:58
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【日付を訂正しました】  護る会は、総裁選をめぐる質問書への各候補の回答・対応を踏まえまして、このあと、討論会について協議します

▼「討論会の開催について検討します」と、先に、表明したとおりです。
 ほんらいは告示までに開催したいと考えていましたが、質問書への回答と対応が出揃うのが予定よりあとになり、告示後に検討することとなりました。
 また形式・方法がネット討論会になるかどうかは、考慮中です。

▼4候補のうち3候補から回答があり、1候補から丁重にお断りがあったという状況のもとで、できる限りの公平性を追求して、まさしく検討します。
 検討結果は、また公表します。

▼経緯について説明するエントリーに記したように、岸田候補、高市候補、野田候補から回答がありました。 ( 回答の届いた順 )
 河野候補からは、お断りのメールが護る会の高木啓事務局長宛に届きました。
 その内容は、上述の「経緯説明」のエントリーに記したとおりです。

▼この質問書の内容と、回答・対応の扱いは、万全の公平性を確保して行いました。
 高市候補は今年5月に、希望されて、護る会に入会されていますが、それは一切、考慮も影響もしていません。
 「日本の尊厳と国益を護る会」(護る会)は、自由民主党がタブー扱いにしてきた課題について政策を実現する会であり、新しいタイプの議員集団です。派閥ではまったくありません。派閥もどきでも、ありません。

▼護る会が4候補に等しくお渡しした質問書を、再掲しておきます。
 護る会は、9月8日に河野候補、岸田候補、高市候補にこの質問書をお渡しをし、最後に出馬表明をなさった野田候補には、9月17日にお渡しをしました。
 河野候補には、議員会館の青山繁晴事務所へお見えになったときに、代表のわたしから手渡し、趣旨をご説明しました。
 回答の〆切は、当初が9月16日、野田候補の出馬表明後は9月21日まで延長しました。

【質問書の原文】

 
                                         令和3年9月8日
自由民主党総裁選立候補予定者 ○○○○殿
                                 日本の尊厳と国益を護る会(護る会)
 
          総裁選を前にしてのお尋ねとお願い
 
 わが国が深い危機に直面し、衆議院議員の任期満了が目前に迫るなか国民が政治に求めるものは大きくなっています。国難に向かい合うとき主権者の求めが強まるのは、日本の古代からの伝統と民主主義に照らし正当にして健全なことです。自由民主党と政権が応え切れていないことに最大の課題があります。
 政権を担う自由民主党は、何を国家の理念とし、いかに行動するのか。
 その新しい全体像を明示する大切な機会が、このたびの総裁選挙であると、わたしたち護る会は、主権者・国民と共に考えます。そのためには、総裁選挙でタブーを恐れない政策論争が逞しく自在に行われることを、強く願います。
 護る会は、祖国が甦るために不可欠の政策課題を三本柱に絞り、その実現のために結集した議員集団です。現在、自由民主党の衆参両院議員67名を擁します。
 総裁選立候補予定者の○○殿におかれては、わたしたちが目指す三本柱実現に向け、理解され、尽力いただけますようお願い申しあげます。
 同時に、感染症(武漢熱)の克服、日本経済と国民生活の苦境からの脱出という目前の重大課題についても、新しい具体策の提示をお願い致します。
 これらについて9月21日までにお答えをいただけるよう、お待ち致します。ご回答は護る会の高木啓事務局長宛にお送りいただき、形式は自由と致します。なお回答内容につきましては、17日の告示後に公表させていただきますので、ご了承ください。
 また護る会は、総裁選立候補予定者によるネット討論会を告示までに開催することを検討しています。その際には、ご参加を伏してお願い申しあげます。
 ○○殿の立候補に心から敬意を表し、ご健闘を祈念申しあげます。
 
A.【三本柱についてのお尋ね】
 
1. 護る会は、天皇陛下のご存在をお護りするために、父系一系による皇位継承を安定させる仕組みをつくることを提案しています。
 現況は、旧宮家からの皇統復帰を中心に置く提言書を、歴代総理に手交済みです。この課題をいかがお考えでしょうか。
 護る会は女系天皇や、それに繋がる女性宮家の創設に反対しています。それについても具体的に言及しつつ、お答えを願います。

2. 護る会は、中国・韓国をはじめ外国による国土侵蝕を阻止し、国土を回復することを提案しています。
 現況は、第一歩となる重要土地調査・規制法が成立、これを基に前進する段階です。この課題をいかがお考えでしょうか。
 
3. 護る会は、日本のインテリジェンス能力を高め、いわゆるスパイ防止法を制定することを提案しています。
 現況は、これに関連する経済安全保障の17か条を政府に提示しています。
 この課題をいかがお考えでしょうか。
 
B.【目前の重大課題についてのお尋ね】
 
1. 中国の武漢から始まった感染症は、日本国民と世界の民の命を奪い、生活と絆を破壊し続けています。政府の緊急事態宣言をはじめとする対応は、充分な効果を挙げているとはとても言えません。ワクチン接種も自治体での接種や職域接種が積極的に行われようとするときにワクチン供給が滞るなど遅れの問題が解消されたとは言えません。
 ○○立候補予定者が総理総裁となられれば、感染症を一日も早く収束させるために、いかなる対策を、失敗の教訓も踏まえて執られるでしょうか。
 
2. この感染症によるパンデミックは、日本国民の仕事をも不当に奪い、経済全体が「需要の一気消滅」といったかつてない壊滅的打撃を受けています。
 政府は生活への直接支援、あるいは中小零細企業をはじめ産業支援を遂行してきました。しかし生活苦に直面する国民は多く、格差は拡大し、産業も業種による状況の差が大きくなっています。
 ○○立候補予定者が総理総裁となられれば、これらを急速に克服するために、いかなる新規対策を執られるでしょうか。
 
3. パンデミックは、今や変異株によって若い命をも奪い、保育園から大学・大学院に至るまで教育現場にかつてない危機と困難をもたらしています。この事態への対策も、行き届いているとはとても言えません。
 国の未来を担う国民を直ちに救うために、○○立候補予定者が総理総裁となったとき、いかに有効な策を遂行されるでしょうか。
 
4. 総体に、危機への弱さがあらためて露呈した日本を、国家危機管理が強靱な日本に変えるための策を、○○候補予定者はいかにお持ちでしょうか。(了)


 
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