On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2021-11-12 03:27:03
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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★写真を加えました ★タイトルを変えました 【書き加え、推敲ました】  行政官 ( 官僚 ) と実際、どのように議論しているか


( 議員会館の青山繁晴事務所、その執務室の窓辺に置いた、龍馬さんと中岡慎太郎さんの姿。ふたりは盟友として協議中に暗殺者に襲われ、絶命、今も並んで京都の山腹に居ます。
 生前、共に無冠のまま奔走し、何も報われることなく、そして悔いなく、天に戻られました )


▼・・・笑えるほど、忙しいですね。
 笑える、というのは無冠にて決定権が何もないのに、考えられないほど時間がいつも切迫しているからです。
 ということは、水面下の働きのみ、ということでもあります。

▼いま、力を費やしていることのひとつは、緊急の経済対策について、経産省を背後から、下から励ますこと、一緒に考えることです。

「通産省の時代に敗戦後の日本の産業を民間と共に興した、そのほんらいの志を、発揮してください。今のトヨタだって、観音開きのドアのクラウンをアメリカの高速に、通産官僚とトヨタの技術者が連携して持ち込んだところから始まりました。
 ビュンビュン快適に飛ばしていくアメリカ車を横目に、クラウンは止まってしまって路肩に寄せて、技術者は涙した、そこからむしろ始まりましたね。
 戦勝国アメリカに全く叶わなかった現実をトヨタの技術者と通産官僚が現場で共有してこそ、アメリカ車を凌 ( しの ) ぐ今がある。
 現在のトヨタという会社は、経産省の本音からすると尊大に見えるでしょうが、原点に誇りを持って戻りませんか」

「しっかりやります、きっちりやりますという抽象論をもはや言わず、どこまでも具体的に、国民生活と中小零細企業の仕事の窮状に踏み込んで、対策を立てましょう」

「増税が本願になってしまっている財務省に負けるな。水面下で戦え。しかし上手に、強 ( したた ) かに戦え」

 このように実際に、きのう11月11日木曜も、居並ぶ経産省の幹部、若手たちに語りかけました。
 財務省との戦いについては、具体的、詳細な策も提示しました。無条件の公開情報のここでは申せませぬ。財務省の行政官 ( 財務官僚 ) で気になる人は、ぼくとのアポイントメントを秘書さんに申し入れて議員会館の青山繁晴事務所へお出でください。フェアに議論しましょう。

▼もうひとつ。
 岸田総理は総選挙中に「従業員の賃金を上げる中小零細企業には、減税を行う」と約束なさいました。
 これを現場の努力で、実行に持ち込むこともやっています。
 減税を実行するだけではなく、その引き下げ幅を大幅にすることで経産省と合意しました。
 ここは前述の通り無条件の公開情報ですから引き下げ幅はまだ申せません。しかし具体的に定めました。
 財務省の説得という難事が待ち構えていますが、これが実現できて初めて、総理も公約のひとつを実行できることになります。

 ぼくは無冠ですから、岸田総理に何も指示されていません。
 岸田総理と議論することは、ありのままに申してありますが、指示はされません。
 ではなぜ、総理の公約実現のためにも動くのか。

 ぼく自身も、総選挙の応援遊説で、何度もこれに触れましたね。
 おのれの選挙ではなく応援であっても、主権者にとっては約束です。
 だから総選挙後すぐに、現場にて戦うだけのことです。

▼経産省の行政官 ( 官僚 ) の一群が、議員会館の青山繁晴事務所にやって来ますから、このように督励し、そのときに細部と奥に届く具体策を提案すると同時に、必ず、国家観と歴史観に基づいた大局の思想も語り、彼らの奥底に眠っている永遠に若い志を引き出そうと、僭越ながら努めています。

▼目の前に厚い既得権益の壁、永田町と霞ヶ関の思い込みという壁がいつも通りに聳 ( そび ) え立っています。
 それを怖がっていては、主権者のために働くことなどできませぬ。
 結果はどうなるか分かりませんが、とにかく匍匐 ( ほふく ) 前進を続けるのみです。

▼というわけで、オールドメディアにはもちろん何も出ず、ネットにも出ず、姿もなく声もなく働いているにもかかわらず、どうやら気配で気づいてらっしゃるような書き込みも、稀には、いただきます。
 主権者の洞察力に、敬意と感謝を申します。

※ ゆうべとその前夜も、動画による新しい情報を主権者に無償、無条件にて提供しています。
▽「観光客 入れるナ」。これです。
▽「林外相 中谷補佐官 ヤマタク元副総裁 どーする」。これです。
▽動画の全容「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」は、ここです。





 
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