On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2021-11-19 08:11:54
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武蔵野市の住民投票条例案に反対するために連帯を確認しました

▼東京都武蔵野市が市議会に上程を予定している住民投票条例案は、外国人の投票権を日本人と同等に認めるというものです。
 外国人であっても3か月以上、武蔵野市に住み住民基本台帳に載っていれば、投票を認めることが条例案の柱です。
 信じがたい内容と言わざるを得ません。市長は「外国人を排除する合理的な理由が見いだせない」という趣旨を記者会見で仰っています。
 
 これに反対します。
 市議会の「自由民主・市民クラブ」という自由民主党系の会派がすでに反対を表明しています。
 しかしこの会派は、市議会で過半数に遠く届いていません。

▼地元選出の長島昭久代議士も、懸命に反対運動を展開しておられます。
 この長島さんと、連帯を確認しました。長島さんは、護る会(日本の尊厳と国益を護る会)の一員です。

▼この条例案は、今日11月19日にも市議会に上程されます。
 市議会の議会運営委員会では、この条例案と、条例案に反対の「市の住民投票条例を考える会」(市民団体)が提出済みの陳情を一括審査することを決めています。審議は、12月中旬となる見通しです。

▼こうした動きは武蔵野市だけではありません。
 背景に、国民国家そのものを否定するイデオロギーを感じます。
 その漠然たるイデオロギーは、敗戦後の日本において76年間ずっと続いてきて、国立大学に国家そのものの否定論を講じている教員もふつうに居るのが現実です。
 そこから脱却するどころか、最近にやや勢いを増している感があります。

 憲法9条で、日本国民を護る手段を全否定し、それを「平和の擁護」と称する。
 地域の条例で、国民国家において国民が決定権を持つことを、巧妙な段階を踏みつつ否定していき、それを「人権の擁護」と称する。
 同じ根っこです。

 そこを見据えて、辛抱強く、連帯すべきを連帯し、取り組んでいくしかありません。





 
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