2021-12-22 18:41:09
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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「夜想交叉路」という処女小説作品
▼きのう12月21日火曜の夕刻に、長い付き合いの扶桑社の編集者がやって来られました。
ロングセラーの「ぼくらの祖国」は、このひとが「どうしても原稿を欲しい」と諦めずに食らいついてくれたおかげで、世に出ました。
当時はまだ国会議員ではなかったですが、充分に、十二分に忙しかったので、このひとの叱咤激励がないと完成しなかったでしょう。
きのうも超絶に忙しくて、いったん日程に入っていた新潮社の編集者との約束は、二之湯大臣、小林大臣への「日本の海を活かす」という申し入れと重なったために、1月にリスケとなってしまいました。
しかし、この扶桑社の編集者とは、短い時間ながら、奇蹟的に他の日程と重ならず、話せました。
▼いくつかの印象深い提案を持ってこられたのですが、そのなかに「夜想交叉路」という文字があって、すこし、びっくりしました。
これは、ぼくのほんとうの処女小説です。
共同通信を辞めた直後に、わりあい短時間で書きあげました。
「文學界新人賞」という賞に応募し、最終候補の4篇のひとつに残りました。
関係者からは、受賞するのではないかという見通しも聞きましたが、当時の選考委員のなかのひとりの作家の強い反対で、受賞しませんでした。
他の3候補作品も受賞せず、このときの「文學界新人賞」は受賞作無しに終わりました。
したがって、印刷されていません。
▼扶桑社の編集者は、これを「青山さんの処女作として値打ちがあるから出版したい。それに文學界新人賞の最終候補に残ったのだから、完成度も高いでしょう」と仰いました。
ぼくは「ええ~ ? 考えていないですよ」と応えましたが、編集者の熱意に負けて、パソコンに原稿が残っているかどうか探しました。
え、無いのかな、という感じになって、編集者が落胆の表情になりました・・・すると、あった、あった、ありました。
原稿を呼び出してみて、編集者と話しながら、すこし読んでみると、結構、面白い。
ただ、ぼくとしては、職業作家としての筆力は、あの当時よりも熟 ( こな ) れていると思うので、もしも出版するのなら、充分に手を入れたい、そのように申しました。
▼またひとつ仕事が増える訳です。
編集者と会えなかった、新潮社のための原稿を、書いている途中ですし。
しかし・・・何だか、ちいさな愉しみも生まれた感じがします。
甦るのかな、処女小説、「夜想交叉路」。
まだ分かりませんが、ぼくの物語文学にもしもいくらかでも関心のあるかた、あるいは「平成紀」(幻冬舎文庫)、『わたしは灰猫」(扶桑社)という2冊の小説を、どちらかでも読まれたかたは、ちょっとこのあとどうなるか、かすかな興味ぐらいは持ってくださいますか ?
ロングセラーの「ぼくらの祖国」は、このひとが「どうしても原稿を欲しい」と諦めずに食らいついてくれたおかげで、世に出ました。
当時はまだ国会議員ではなかったですが、充分に、十二分に忙しかったので、このひとの叱咤激励がないと完成しなかったでしょう。
きのうも超絶に忙しくて、いったん日程に入っていた新潮社の編集者との約束は、二之湯大臣、小林大臣への「日本の海を活かす」という申し入れと重なったために、1月にリスケとなってしまいました。
しかし、この扶桑社の編集者とは、短い時間ながら、奇蹟的に他の日程と重ならず、話せました。
▼いくつかの印象深い提案を持ってこられたのですが、そのなかに「夜想交叉路」という文字があって、すこし、びっくりしました。
これは、ぼくのほんとうの処女小説です。
共同通信を辞めた直後に、わりあい短時間で書きあげました。
「文學界新人賞」という賞に応募し、最終候補の4篇のひとつに残りました。
関係者からは、受賞するのではないかという見通しも聞きましたが、当時の選考委員のなかのひとりの作家の強い反対で、受賞しませんでした。
他の3候補作品も受賞せず、このときの「文學界新人賞」は受賞作無しに終わりました。
したがって、印刷されていません。
▼扶桑社の編集者は、これを「青山さんの処女作として値打ちがあるから出版したい。それに文學界新人賞の最終候補に残ったのだから、完成度も高いでしょう」と仰いました。
ぼくは「ええ~ ? 考えていないですよ」と応えましたが、編集者の熱意に負けて、パソコンに原稿が残っているかどうか探しました。
え、無いのかな、という感じになって、編集者が落胆の表情になりました・・・すると、あった、あった、ありました。
原稿を呼び出してみて、編集者と話しながら、すこし読んでみると、結構、面白い。
ただ、ぼくとしては、職業作家としての筆力は、あの当時よりも熟 ( こな ) れていると思うので、もしも出版するのなら、充分に手を入れたい、そのように申しました。
▼またひとつ仕事が増える訳です。
編集者と会えなかった、新潮社のための原稿を、書いている途中ですし。
しかし・・・何だか、ちいさな愉しみも生まれた感じがします。
甦るのかな、処女小説、「夜想交叉路」。
まだ分かりませんが、ぼくの物語文学にもしもいくらかでも関心のあるかた、あるいは「平成紀」(幻冬舎文庫)、『わたしは灰猫」(扶桑社)という2冊の小説を、どちらかでも読まれたかたは、ちょっとこのあとどうなるか、かすかな興味ぐらいは持ってくださいますか ?