On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2022-01-06 23:12:21
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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予測よりずっと深刻です

▼北朝鮮がミサイル発射と聞くと、あぁ、またかと、声には出さずとも内心で思う日本国民もふつうにいらっしゃると考えます。
 充分に理解できます。

▼ただ、実態は、どうやら違います。
 拉致被害者の現状を含め、とにかく情報が極端にとりにくい北朝鮮ですから、世界の誰も確たることは言えません。
 最近は、中国もあまり情報をとれずにいるようです。

 しかしミサイルは空を公然と飛びます。
 1月5日に北朝鮮が東へ向けて発射したミサイルは、高度およそ50キロ未満で、ミサイルとしては低空です。
 一般的には低空の飛行物体のデータは取りにくい。
 それでも、米軍も防衛省も今回、かなりのデータを把握しています。
 今のところ、新型ミサイルである極超音速滑空体 ( HGV ) の本物が日本に間近い空に登場した可能性が高まっています。

▼これは何を意味するか。
 これまでの日本の防衛は、あくまでも日米同盟頼みです。
 憲法9条も、それを真の背景として、存在し続けています。
 ところが、この北朝鮮製のHGVの試射成功は、もはや従来の日米同盟では日本と日本国民を守れない時代に入ってきていることを意味します。
 極めて、重大な事態です。
 つい最近まであり得なかった、まったく新しい危機です。「またか」という話の真逆です。

▼1月11日に初荷を収録する「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」で分析し、解説します。
 きょう1月6日に、国会が閉会中でも1月7日に自由民主党本部で国防部会が開かれることが決まりました。
 いつもの部会と同じく、参加自由、すべて議員の自主性に任されています。ぼくは、たいせつな会合の予定をキャンセルして参加します。






 
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