On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2022-06-06 23:19:34
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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ノーベル物理学賞でしょう、これは  少年の疑問にも答えてくれるような、わくわく成果

▼きょう6月6日月曜、国会で公務に走り回りながら、ひとつのニュースに心躍っていました。
 日本のJAXAの探査機「はやぶさ2」が小惑星「りゅうぐう」から地球に持ってきた砂に、アミノ酸が見つかり、それも20種類を超えているという。
 あっと声の出た、驚きの知らせです。

▼命の基になるアミノ酸は、これまでも隕石から見つかっています。
 しかしそれは、地球の大気や土などに触れていますから、ほんとうに宇宙から来たかどうかは分かりません。
 りゅうぐうの砂は、宇宙から来たままです。純です。それを、日本の技術への信頼において、信じます。

▼科学的には、もちろんまだ結論には早すぎる。
 まったく早すぎる。
 それでも、ぼくの胸のなかでは、宇宙に惹かれ、宇宙の謎を恐れた少年のときのまま、『あぁ、ぼくらは宇宙から来たんだ』と思いました。

 子どもの頃、「アミノ酸のスープのようだった太古の海で、偶然、アミノ酸の結合が始まり、有機物となり、命が誕生した」と本で読み、わくわくしました。 ( あくまで大まかな趣旨です )
 一方で、『じゃ、そのアミノ酸はどこから来たんだ』と不思議に思ったのです。
「アミノ酸は、地球の海によって、つくられた。大気中の水蒸気が大雨として長く降り注ぎ、海となって、大気に含まれていたメタンやアンモニアガスが、海底に噴き出してきた熱水に反応してアミノ酸となっていった」という説も、子ども時代に読みました。 ( これも大まかな趣旨です )
 なるほどね、そうなんだろうなぁ、と思いつつ、ひょっとしたら遠い宇宙から隕石によってもたらされたアミノ酸が基かも知れないとも思っていたのです。

▼ほんとうは、宇宙由来のアミノ酸と、地球自作のアミノ酸と、両方かも知れませんね。
 しかしそれにしても、りゅうぐうのアミノ酸は20種類を超えているとのこと。
 そうすると、条件が整えば少なくとも10万種以上のタンパク質を作れるのではないでしょうか。

 ぼくらがどこから来たのかということも、深い関心を呼ぶけど、今回の発見で、やはり宇宙ではアミノ酸はむしろありふれた存在であって、地球以外にも生命が誕生しているという可能性を感じますね。
 その可能性がかつてなく深まるという意味でも、発見の意義を強く感じます。

▼ノーベル賞の物理学賞は、天文学も地球科学も含んでいますから、これはもう、JAXAのチームは、受賞するのが当然じゃないでしょうか。

 忙しくてさ、ブログの更新もかなり滞っているのにさ、こんなエントリーを優先して書いちゃいました。
 忙しければ忙しいほど、小説の「夜想交叉路」の改稿がすこしづつ進むのと同じかなぁ。
 明日からブログの更新も、もっと頑張ります。




 
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