On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2022-10-18 15:36:05
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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日本の「しっかり病」をなんとしても克服せねばなりません



ひとつ前のエントリーの最後に、「まだ早すぎて無人」という状況をお見せした国防部会は、開会の時間までにはご覧のような盛況になりました。
 護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 ) のメンバー議員が多いですが、それだけではありません。

 ちょっと嬉しく思いながら、まずは政府側の説明を聴いているうちに、残念ながら、またまた内心では憤怒が湧きあがってきたのです。
 その憤怒は抑えながら、指摘すべきをきちんと指摘することを心がけ、いつものように最初に挙手をして発言しました。

▼参加議員が多いので、どなたにも発言の機会があるように、おのれの発言は2点だけに絞りました。

 ひとつ目。
 きょうの国防部会は、アメリカ合州国が発表した新しいNSS、つまり国家安全保障戦略がメインテーマの一部です。
 そのNSSについて、防衛省の高官は、日本がアメリカに充分に重視され期待されているかのような説明をしました。
 防衛官僚がNSSを解釈して整理した紙に基づいて、淡々と、説明したのです。

 しかし・・・その説明を聴きながら、ホワイトハウスが発表したNSSの原文を猛速で読み進めていくと、これが全然、違います。


(不肖わたしが発言する写真は、いつものように杉田水脈代議士が知らないあいだに撮ってくださいました)


▼わたしは、このように防衛省に問いました。

「NSSの原文で、たとえば『自由で開かれたインド太平洋』というところを見ると、どうか。
 まずAUKUSがあって、これは日本は入っていない。
 次に来ているのは、FIVE EYES です。もちろん日本は入っていない。
 そのあとやっとQUADが来て、やっと日本が入っている話かと思うと、日本の役割に期待するような記述は無い。

 つまり、日本の存在感が極めて薄い。
 日本が全面的に依拠している日米同盟は一体どこへ行ったのかと思うぐらい、日本のプレゼンスが無い。
 防衛省は、これで良いと考えているのでしょうか」

▼次にこう問いました。

「これはもう、部会で発言するのが3度目です。
 アメリカ海軍の太平洋艦隊司令部のホームページで日本海という名が、日米韓の合同演習や、米韓の合同演習の報告のなかで、消されることが起きています。
 最初に部会で発言したときは、日本海を、東海と書いてあるという酷い状態でした。
 その指摘を受けて、政府はアメリカに働きかけましたね。それは承知しています。
 その結果、どうなっているか。
 東海は現時点では、見直されているところが多いが、日本海の代わりに、Waters between both countries 、すなわち『日韓両国の間の海』という奇怪な表現になっています。
 日本海にはれっきとした日本海という名があり、これが、韓国の工作によって同盟国アメリカの海軍による公式ホームページ上で消されているという深刻さが、防衛省にお分かりになりませんか」

▼この2点に対して、防衛省高官はなんと答弁されたか。
「しっかり検討します」、「しっかり対応します」、「しっかり日米同盟を強化します」、「しっかり米軍に申し入れます」、「しっかりと努めて参ります」

 まるで岸田総理が乗り移ったように、「しっかり」の連発です。
 隣の山本順三・前予算委員長らと「これじゃまるで、しっかり病みたいですね」と苦笑せざるを得ませんでした。



▼この国防部会は、実際はもっと詳細なやり取りがあります。
「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の次の収録できちんと取りあげます。

 また、偶然、翌日10月19日早朝6時15分から8時のニッポン放送の生放送でもテーマのひとつになっているようです。この放送は、久しぶりに高橋洋一さんとご一緒します。

▼ひとつ前のエントリーも、このエントリーも、それぞれ書き起こした後にナマの動きが連続し、なかなか書き終えることができませんでした。
 なんとか、日付の変わる30分ほど前にアップします。

▼アップと言えば、「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の第414回、「中国共産党大会は失敗」が先ほどここにアップされました。
 中国共産党大会はまだ続いている最中ですが、ふつうの中国国民にとっては、すでにして失敗だという問題提起です。
 この失敗は、日本、アジア、世界に長く影響します。

 それから、若き学生インターンの「遺憾砲って意味があるんですか」という真っ直ぐな質問に真っ直ぐの数十秒で答えています。これです。

▼あともう5時間か6時間で自宅を出て、ニッポン放送へ向かいます。
 ちゃんと声が出る状態でスタジオに入りたいのですが、今夜はふだんに増して、どうしても、休めません。
 なぜか。
 来月の17日頃から、もう書店に並ぶ小説第3作「夜想交叉路」が最後の最後のゲラ直し、念念校の直しに入っているからです。

 まもなくネット書店の予約も始まります。
 これはまた、お伝えします。

 それでは、明日の朝6時15分に、お耳にかかりましょう。



 
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