On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2022-11-17 13:03:23
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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どなたか『夜想交叉路』を見かけた方はいらっしゃいませんかぁ~



▼新しい小説の「夜想交叉路」は、きょう11月17日から大型書店には並ぶはずです。
 ぼく自身は、公務絶対優先なので、本屋さんに見に行くことは、とてもできません。

 このブログには今のところ、「首都圏の大型書店をいくつも回ったが、出てないどころか、入荷予定もないと言われて、ショックを受けた」という趣旨のコメントだけが来ています。

 日本では、「国会議員の書いた本」というだけで烈しい差別を受けます。
 ましてやそれが、「議員生活なんちゃら」みたいなノンフィクションではなく、小説 ! ということになると、差別と偏見なくして、読者の元へ届くことはありませぬ。

 もしも例えばフランスだったら、ぼくも敬愛する小説家で大親日家のアンドレ・マルローが閣僚を務めつつ、本もよく読まれていました。
 日本では「政治家の書いた小説」、それだけでアウトです。
 あらかじめ、自動的に、排斥されます。

▼ゆうべ参加した、特定失踪者をめぐるたいせつな集会で、メディアの人に話しかけられ、「わたしは国会議員にはなりましたが、政治家になったつもりはありません」と述べました。
 反応無し。
 理解不能なのかも知れません。

 言おうとしたのは、「既存の政治家にはなりません」という意味であり、現に、献金や団体支援はすべてお断りだし、こうやって自由民主党の政治家が来ない集会にも来ていますよね・・・ということでもあります。

 しかし、相手の記者さんは、そんなことにはそもそも関心もなさそうでした。
 そういう生き方があり得るという発想もないかも知れません。
 それはその記者、そのひとの生き方なので、まったく問題ありませぬ。

「夜想交叉路」が、これまでと同じようにごく一部の熱心な読者に読まれる、ということに留 ( とど ) まらず、まともに扱われるには何が必要か。
 ひとつだけです。
 読者の存在がひろがること、それだけです。

 だから読んでください、ということでは、ゆめ、ありませぬ。
 ただ、偏見と差別の刷り込みにだけは、負けないでくださいね、ぼくも負けはしませんから、ということです。

▼今日は早朝から、国防議連の勉強会が終わり、護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 ) の執行部会を終え、電磁事業連合会との税制の議論を終えました。
 まもなく次は、石油連盟との議論です。
 そのあとは原子力をめぐる部会、そのさらに次は、外交部会が異なるテーマで2回、そして東大の有志学生に対するゼミ。
 いつもと同じく、休憩は一切ありませぬ

 これまでに無かった国会議員であること、ノンフィクション文学と物語文学の両分野にまたがる作家であること、いずれも、屈せず続けていきます。

 辛いですね、こういう書き込み。
 ふつうに本を中身だけで判断してくれたら、それだけでいいんですが。



 
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