On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2022-12-16 09:56:37
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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裏切りなんぞ、屁とも思いませぬ



 それは人の世の常、裏切っていながら、みずからは気づかないひとも居る。

 だから何でしょうか。
 そんなことで屈するほど、やわにはできておりませぬ。

 わたしたち増税反対派は、切り崩されても、負けはしなかった。強大な権力と増税派は、押し切れるはずが、押し切れなかった。
 それだけでも、ほんとうは大きな変化であり、ここがひとつの出発点であり、それを支えるのは、苦労して生活しこつこつと仕事をなさる、あなただけです。

 みずからは安全圏にいて楽ちんでものを仰る方々は、どうぞ、今後も仰ってください。
 どうぞ、ご随意に。

 それにしても、わたしという国会議員と作家が世に居ないことにする、ある意思の徹底ぶりには、あらためて感嘆しました。
 わたしは報われることなく死すでしょう。
 それはむしろ、不肖ながらわたしの掲げている本願です。

 還るべきところは、一天であり、その天は、一切合切すべてを、ご覧になっている。
 なんという深々とした安心でしょうか。
 書かれていないかのようにされている、「夜想交叉路」という物語は、ひとりひとりがかけがえのない人間群と、わたしがひっそりと共に生きたあかしです。




 
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