On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2022-12-28 17:30:56
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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【書き足しました】  中国問題に対峙することをめぐって、味方の足を思い切り引っ張っていることに、そろそろ気づいていただけませんか ?


( おととい12月26日月曜に、寒風のなか、青森県の八戸海上保安部を訪ねました。
 大型巡視船「しもきた」にて、海上保安官と共に訓練ぶりを確認しました。
 このように現場で安全保障の強化に取り組むと同時に、感染爆発の中国からの入国を規制するよう岸田総理らに求めたり、あるいは安倍元総理暗殺事件の真相を究明するために突っ込んだ協議を行ったり、何から何まで同時進行で年末年始も関係なく、取り組み続けています )


▼やむを得ず、露骨に、ありのままに、赤裸々に申しあげます。

▼岸田文雄総理、林芳正外務大臣に直接、中国からの入国規制をすぐさま実施するように申し入れたのは、すくなくとも国会議員としては わたしひとりです。
 総理と外相の反応から、それは明瞭に分かっています。
 そしてこのエントリーに記したように、総理と外相は、申し入れから2日後に、まずは、すぐにできることの実施に踏み切られました。
 エントリーをアップしたのは、その緊急措置の発表前です。

 今まで中国製の効かないワクチンを3回打っただけで、無検査で入国できていたのを、入国希望者の全員に検査を実施すると同時に、中国から入国できる空港を全国で4空港に絞るという緊急措置です。

▼総理は、わたしが「さらに根本的な対策が必要です」と問うのに応えて、「これはあくまで緊急の措置であり、中国の感染状況の把握に努めながら、より強い措置も準備する。中国からは早速、強い抗議も来ているが、日本国民の命を守るために必要なことは行う」と仰っています。

 わたしは防衛増税に一貫して反対し、それをはじめ岸田総理と大きく考えが違うところがあります。林外相とも対中、対韓のいずれについても考えが違います。
 しかし、どんなに違っていても、与党議員の責任として総理や閣僚に働きかけるべきことはすべて働きかけています。

▼入国規制を実施するには、当然ながら、広範で周到な準備が必要です。
 感染症に適した規制、なおかつすぐにやれる規制を考え、準備すること ( 厚労省 ) 、相手国と外交交渉を行うこと、また、相手国内で日本へ行きたいと考えている人々に対し、大使館や領事館を通じて入国規制の周知を行うこと ( 外務省 ) 、法に沿って世界に説明できる入国管理を行うこと ( 法務省 ) 、航空会社と、当該国とのルートについて減便交渉を行い、使用空港も限定すること ( 国交省 ) 、総体的な調整を行うこと ( 内閣官房 ) が最低限、必要です。

 ですからわたしも、まずは、短期で上記の準備のできる緊急措置を行うこと、そしてさらに、全面入国停止を含めた根本措置を求めているのです。 

▼この経緯の一端は、上述のように、この無条件に公開しているブログであっても、このエントリーで明記しました。
 無条件の公開の場で提供する情報は、当然、外国の工作員や反日勢力などもそのまんま、入手できます。
 それでも、ギリギリの線を模索して、主権者・国民のみなさんのために常に情報を提供しています。

▼そして情報の提供だけでは無く、実際に、今まで中国のひとびとが仮に感染していても実質的にノーチェックで入国できていたのを、中国の当局が昂奮して抗議してくるぐらいまでには、規制強化を実現しました。
 さらに、前述の通り、より根本的な対策が取られるよう、きのう12月27日火曜に、議員会館の青山繁晴事務所へ上記の関係省庁全部に集まってもらい、厚労省、外務省、法務省、国交省、そして内閣官房の行政官・官僚に、真の危機意識を持つよう促し、中国の現状について深く議論し、それらに基づいて、緊急措置に留まらず、総理の指示にもあるように根本対策も準備するよう、前を向いて協議をしました。

▼ところが、罵声ばかりがやって来ます。

 たとえば、このエントリーも読まず、水面下の部分を限定条件の下で記している会員制レポートの東京コンフィデンシャル・レポート ( TCR ) などは間違っても読まないまま、ある他の議員の名を挙げて「今回の措置は専門家が集まってやったと ( この他の議員が ) 言っておられる」とし、わたしは何もやっていないということになさって、命令形で、怒鳴るかのように書き込んでいらっしゃるひとがいます。
 他の議員の発言は、わたしは関知しません。
 関知しませんが、政府が専門家に急遽、意見を聴いたのは、岸田総理がわたしの諫言を聴いて、下に降ろされ、それによって取った官僚の行動のひとつです。

 青山繁晴は何もやっていないと決めつける前に、せめて最近のエントリーぐらい、お忙しいなら、さっとでも読まれてはいかがでしょうか。

▼この、何もチェックしないで「おまえは何もやっていない」と決めつけて非難するのは、こうしたひとたちの、いわば常套手段です。
「防衛増税反対とメディアで何も言っていないじゃないか。おまえは何もしない」とわざわざメールで執拗に送ってくる人も居ます。
 は?
 これだけ烈しく反対を公言し続けている自由民主党の国会議員はそう居ないと、客観的に考えます。
 あなたの見たメディアが、わたしを取り上げていない、それだけのことでしょう。あなたのご覧になった範囲が、全世界なのでしょうか。
 いったいどんな人生を送っておられるのか、周りの人はどうなんだろうと、本気で心配します。

▼そして、中国からの入国規制について「今の緊急措置では甘い」、「直ちにすぐ、全面入国禁止にし、中国人はひとりも入れるな」という要求ばかりが、やはり怒声のような表現で山積みです。

 ですから、根本対策を求めて、ずっと休まず、交渉を続けているのです。
 わたしは中国のひとびとを差別することは、どなたが何を言おうと、絶対にしません。あくまでも中国共産党の独裁、独裁者である習近平国家主席の誤りについて対峙します。
 そのうえで、日本国民の安全と命を守ることを絶対最優先にして、根本対策を求め、疲れも体調も仕事納めも関係なく動き続けています。
 なぜ、それが想像すらできないのでしょうか。

 このエントリーのタイトルにある「足を引っ張っている」とは、言い過ぎだとお考えですか。
 いいえ、懸命に自制して、最低限を申すようにしています。
 実際は、努力を致しているその背後に近づき、後頭部を金槌で殴り、頑丈な靴や尖ったハイヒールの足で背中を蹴り、角材で腰を殴打し、すべて素手ではなく凶器を持ってやっておられます。毎日、毎晩、毎朝です。

▼なかには良心的に、公平に見てくださっているコメントもあります。
 しかし圧倒的に少数です。
 いつもと同じです。コメントのざっと95%が、苦情、際限のない要求です。

 罵声、怒声、何の努力も無視した要求、要求。
 わたしは、こうしたかたがたのためにも、働いています。
 これからもそうします。みずから選挙に出て、みなさんから任期を預かっているのですから。

 ただね、空に向かっては、もうたまらず、叫びます。
 やってられっか。

▼こゝろある日本人は、ここに来てください。
 こゝろある日本人は、この仲間になってください。
 こゝろある日本人は、これを視てください。
 こゝろある日本人は、これを読んでください。

 どんなに内心が耐えかねて憤激していても、ぼくに言えるのはこれだけです。
 これだけを言って、今夜も、水面下で働きます。結果が表に出てくるように働きます。

 ことしは、メディアなどに「青山繁晴という国会議員は、この世に存在していない」ことにされるのが一段と強化され、月刊Hanadaに現場報告を書いたりする場も、喪われました。
 どんどん加速して、存在が消されています。
 勝手に消せ。
 そして、ご勝手に、怒鳴ってください。

 上記だけでも、ぼくとしては、言い過ぎかなぁと感じます。
 ほんとうに良心的にやるなら、国会議員という立場、すくなくとも友だちには、奨められなくなりました。ふつう、潰れると思うから。
 こんな報われざる負担を友だちには、させられないよ。冗談じゃない、友だちの苦しみを見たくない。

 わたしゃ、潰れません。
 こゝろも、躯も、潰れません。
 冒頭の写真の碧い空のように、魂の底は、いつだって晴々と澄んでいますから大丈夫です。


 
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