On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2023-01-10 09:28:28
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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秘書さんが出張に同行しているのを見て「青山はフリンしている」と公の場で話した著名な経済学者・・・こんな愚劣なことはやめてほしい



▼もう出国して機内です。
 昨日のハワイ州から、今日はロンドン経由で、気温差50度以上の極寒の地、スウェーデンへ。
 写真は、民間の専門家時代に訪れたスウェーデン北部の原発の入り口です。夏だったと思います。

 民間の専門家のときはこうして原発に入れました。先方も、ぼくの専門知識を知っていて、議論するのを楽しみにしてくれていました。
 みなさん、ところがですね、国会議員になると向こうがひどく警戒して、原発の中に入れないのです。
 ストックホルムで政府の防護当局と議論するだけになりました。

 議員というのは、なんという不自由な立場でしょうか。

▼ところで、今回の出張は、国会議員としてのわたしの自主的な出張です。
 莫大な費用の一切合切をわたしが負担し、欧米7か国 ( スウェーデン、イギリス、フランス、ドイツ、スロバキア、オーストリア、アメリカ) の政府の防護当局、それから、なんとか入るのを許してくれる原発を回り、ウクライナの原発が史上初めて軍による攻撃を受けたことを踏まえて、日本の新しい防護態勢を考えます。
 ( ただし、ある国の原発にかつて、IAEA国際原子力機関にも報告されていない軍事攻撃はありました。わたしはその現場にも行っています。しかし公開情報であるこのブログでは述べません )

 そして、原発テロ対策について世界トップレベルの専門知識と経験が蓄積している独立総合研究所 ( 独研 ) の研究本部・社会科学部と連携した出張です。
 そのために、独研の研究員と一緒に動きます。
 研究員は、たまたま女性です。

 するときっと、「青山が怪しい。女性と海外旅行をしている」と言う人が出てくるのです。

▼エントリーのタイトルに書いたように、独研の代表取締役社長・兼・首席研究員のとき、国内外の出張にふつうに秘書さんが同行していました。
 当時の独研の総務部秘書室は、第一課と第二課があり、第一課が社長の同行担当、第二課が社長の日程調整の担当でした。

 たとえば清水麻未・社長秘書、現在は結婚して二児の母となり議員会館に居る三浦麻未・公設第一秘書は、独研の時代には第一課の同行担当でした。
 その前任者の秘書のYOさんの時代に、空港で同行を見た有名な経済学者が「青山さんは不倫しているんだ」と勉強会などで繰り返し話したのです。

 あのね、もしもそんなことするのなら、ふつう空港から一緒でじゃなくて、どこかで待ち合わせるのじゃないですか。
 それほどの想像力も無くて、経済を語らないでいただきたい。

 そして、なによりも、わたしがおかしいと思うのは、女性と見たら、たとえば同行担当の秘書という仕事のことは考えずに、性的対象としてしか、見ないことです。
 これがいちばん、怒りを感じます。

 わたしのことはどうせ、有ること無いことではなくて、無いこと無いこと、何でも言いたい放題に誹謗中傷されています。
 しかし、「独研の社長同行は国益のための仕事だ」と真剣に同行していた秘書さんに、あまりにも失礼ではないですか。秘書さんに謝れと、詰め寄りたい衝動に駆られます。

 そして、これは紛 ( まご ) うこと無き女性差別です。
 女性を性的な対象としてしか、ご自分が実は見ていないことが、表れてしまっています。

▼今回の出張は長いです。
 12日間に及びます。
 女性研究員と一緒の姿が、世界7か国と出入国の日本で目撃されるでしょう。

 愚かな思い込みは、どうぞ、おやめください。
 女性だろうが男性だろうが関係なく、身を粉にして、共に国益のために働いているからこそ、連携して動いているのです。



 
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