2023-01-21 07:39:34
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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アメリカは日本を新しく理解したと考えます
▼いま米国東部時間の1月20日金曜の午後6時前、日本時間では翌21日土曜の朝8時前です。
土曜の朝、仕事のないひとは、まったりゆっくり過ごされることを願います。
土曜でも仕事のひとは、長期17日間の強行軍の海外出張に出ているぼくの友だちだと思ってくださいね。
パリから大西洋を越えてアメリカのワシントンDCに入り、政治首都であるワシントンDCの官庁街でDOE ( エネルギー省 ) の核セキュリティ部門を訪ね、それから郊外にあるNRC ( 核規制委員会 ) へ行き、いずれも妥協のない議論をしました。
そして、現地時間のきのう夜遅く、ワシントンDCから、アメリカの経済首都のニューヨークに入りました。
アメリカの国内便のフライトは、とにかく遅れに遅れます。
今回も遅れて出発し、疲労が倍加しましたが、東京コンフィデンシャル・レポート ( TCR ) の第1317号を、暗い機内で書き続けました。
ニューヨークに着き、烈しい雨のなかホテルに向かう車中でもレポートを書き続け、ホテルに入ってから、凄まじい眠気に襲われつつ、おのれと戦ってようやく仕上げ、レポートは、このブログで書いた約束通りの週内、日本時間の金曜の午後に配信されました。
ほんとうに、ホッと、しました。
▼そして仮眠のあと、早朝にホテルを出発し、クルマで3時間近く走って、今回の出張の仕上げとも言うべき、アメリカのリムリック原発での議論と調査に入りました。
先ほど、ニューヨーク市内へ帰ってきました。往復6時間の長駆の調査です。
原発の構内を、写真の核セキュリティ担当者、海軍出身の謙虚にして誠実なナイスガイと歩いていると、機銃で武装した警備陣にばったり偶然に、遭遇したのです。
その機銃を調べさせてもらい、さらに半回転してもらって、尻に下げている対化学兵器のマスクも見せてもらい・・・なんという幸運に恵まれているのか、天に感謝しました。
こんな調査は、事前に申し込んでいれば、決して許可されなかったと思います。
▼そして原発の幹部陣に、日本がどうやって福島原子力災害を克服していくか、そしてロシア軍がウクライナの複数の原発を史上初めて武力攻撃する事態に、どうやって立ち向かって、日本国と日本国民のためのエネルギーを護っていくかを、じっくりと話しました。
すると、ちょっと前までかなり上から目線だった最高幹部が、驚いたことに涙ぐみ、「私は今、初めて日本をほんとうに理解したと思う」、「そしてアメリカのためにも、私は何をすべきか、初めて気づいたと思う」と仰いました。
このあたり、アメリカには非常にフェアな姿勢があると考えます。
▼アメリカでの動きは後ほど、さらに書きます。
今、ちょっと時間が無くなりました。