On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2023-04-03 13:33:53
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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【推敲しました】【追記しました】  議員それぞれの自由意志だけで自然に成長する、護る会は、86人になりました  そして、その護る会について大切なことをお話しします


▼今回の新入会員は、参議院の、めがねが似合う梶原大介議員です。かじはら、と読みます。

▼ふつう、入会を希望される議員は、申込書を「事務所にファクシミリで送ってください」と仰います。

( ファクシミリと書くと、すぐに、なぜデジタルにしないのかと追及なさるコメントが来ると容易に予想できます。
 たまにはファクシミリも、使ってやりたいではありませんか ?
 護る会の入会申込書は、一枚紙で、そこに手で書き入れていただきます。
 デジタルがすべてでは無いと思います。紙の申込書には、手書きの温かみがあります。
 護る会は、国会議員の集団としては、すでに大集団です。しかし世界の中では、アナログでに対処できるぐらいの規模だと考えます。
 それにこうやって、ぽつぽつ、ほとんどひとりだけ新たに入会を希望され、ちりつもでここまで来たのです。
 一枚紙の手書きで記入していただく方式で、充分に対応できます。
 沢山の主権者が同時にどんどんやって来てくださるという、めちゃめちゃに嬉しいことが起きる入党、自由民主党への入党を、デジタルにしてくれませんかと党本部に申しているのとは、事情が違いますね )

▼・・・ところが梶原大介議員は、入会を決意されると、いきなり、議員会館の青山繁晴事務所へみずから予告なく訪ねてこられました。
 たまたま、珍しくわたしが事務所にいました。
 事務所のおもちゃのように小さなキッチンで手を洗って、秘書さんに何か楽しく声をかけながら、事務所内のドアの前に出たら、いきなりドアがおおきく開いて、梶原さんが仁王立ち、ただしそれは体格のことであって柔らかい雰囲気で立っておられ、「入会申込書をください」と仰いました。

 事務所中がびっくりしながら、急いで入間川和美・公設第二秘書が手渡すと、梶原大介参議院議員は今度は「記入したら、わたしがここへ持ってきます」。
 いい感じのアナログ発言ですが、国会議員ですから公務が忙しいはずです。
 和美秘書とわたしは慌てて、声がほとんどそろって「いえいえ、ファクシミリで送ってくだされば結構ですから」とお答えしました。

 今や、ファクシミリって、どこか懐かしい感じのする昭和機器ですよね。
 それよりもっと、温かい人柄の議員がいて、戦う護る会の新しい一員になるんだなぁと思いました。

▼護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 ) は、自由意志で集まった新しい議員集団です。
 みなさんのなかには、万能説もあります。
 しかし万能であるのは、神だけです。
 神の領域は侵してはなりません。
 比喩的に申しているのではなく、ほんとうのことです。
 にんげんが、何でもできると傲慢になったら、おしまいです。

 護る会はさまざまに戦っています。
 出来たことも出来ないで居ることもあります。

 たとえば、安倍総理が二階幹事長 ( いずれも当時 ) とガッツリ組んで強力に押し進めた習近平国家主席の国賓来日は、外交部会で徹底的に議論して、阻止しました。
 ただの任意の議員集団が、議論に次ぐ議論だけで、総理大臣、自由民主党幹事長、それに官邸官僚と外務官僚が強固に一致して進めようとした、過 ( あやま ) てる政策を、とめたのです。

 日本政治では前例のないことでした。

 しかし、この習主席の国賓来日も、いずれは復活の動きが出てくるでしょう。そのときも阻止できるかどうかは分かりません。
 安易なことは、申しませぬ。
 政治情勢というモノは、簡単ではありません。

▼また消費減税については、護る会の執行部の中にすら強い反対意見があるのを、排除は決してせずに包含し、護る会を、今度は会の内部の議論だけで「消費減税を要求する」ことでまとめあげました。
 よくぞ、まとまったと今でも考えています。

 国会議員は、同じ自由民主党の議員でも、さまざまに異なる意見があります。
 なぜか。
 そのひとの考えに加えて、支持団体の意思、後援会と後援会長の声、衆議院の小選挙区や参議院の選挙区の選挙情勢などをすべて合わせて、議員はふつう意見を形成するからです。
 わたしのように、支持団体なし、後援会なし、後援会長なし、ふだん選挙活動はせず公示後の選挙活動だけ、だから完全に自律した自由意思で意見を決めるという議員は他にいません。

 護る会は、内部に反対意見を抱えながら、それを押さえ込むことは皆無のまま、「消費減税を求める」ことでまとまり、そして別の公式な議員連盟と組んで、減税勢力をつくり、記者会見もおこないました。
 ところが、組んだその議員連盟を率いる会長が、当時のさまざまな事情からでしょうか、総選挙不出馬を宣言され突然に、若くして政界を引退されました。
 このために、減税勢力は自然解体やむなしとなりました。

( その元会長は、経済に強い、良き人材です。輿望・よぼうに応えて、現在は政界引退を覆されて他党に入党され、先の参院選にも出馬されました。護る会は、自由民主党を中から変えるために創建されましたから、他党と組むことはありません)

 また、当時の総理大臣である安倍さんは「消費税はすでに社会保障の財源となっている。減税はできない」と常に強く主張されました。
 わたしは説得に説得を、諦めずに続けて、安倍総理は「消費税を8%に戻すことは・・・考えてもいいかな」と電話で仰るまでになりました。
 ところがその安倍さんも突然、潰瘍性大腸炎の悪化を理由に ( わたしは真相は違うと考えています ) 、辞任されてしまいました。

 後任の菅総理も、岸田総理も、安倍さんと同じく「消費税はすでに社会保障の財源だから減税できない」と主張され、特に岸田総理は、自由民主党議員として明言します、財務官僚と近いです。
 それでも、わたしは諦めてはいません。

▼わたしは、護る会だけに頼るわけでもありませぬ。
 たとえば、韓国を「ホワイト国」という奇妙な名の制度から外したのは、徹底的にひとりで、水面下で動きました。
 その方が効果的と判断したからです。

 いちばん最初は、外交部会という公式の場で、レーダー照射事件で他の議員が激しいことを仰るなかで最後に、「ホワイト国からの除外」を提案しました。
 当時は、外務省の幹部すら「ホワイト国」をよく知りませんでいた。今は、ずいぶん有名になったものです。

 外交部会のあと、わたしは水面下に潜りました。
 図体のでかい護る会で、水面下に潜って動くことは出来ません。

▼そして棒を呑んだような姿勢では、まつりごと ( 政 ) はできません。そんな姿勢は、仮に一部の喝采は浴びても、かつての敗戦のような悲惨な結果を招く怖れも高いのです。
 わたしに来るコメントを拝読して・・・ほんとうに敬意を込めて拝むように読んでいると、わたしに「棒を呑んだように突っ張れ」と、実は求めているコメントも、ほんとうに多いのです。
 しかし、わたしがそうなったら、もう何もできなくなります。無理をして国会議員を続けている意味を喪います。

 たとえば、棒を呑んだように行動する坂本龍馬さんを想像してみてください。
 薩長連合をなし得たでしょうか。

▼今回、岸田総理が官邸官僚、外務省と組んで、ホワイト国の主管官庁である経済産業省にのし掛かるように「日韓首脳会談までに韓国をホワイト国に戻すと決めろ。日韓首脳会談の成果のひとつにしたいんだ」と極めて強硬に迫りました。
 経産省はふつう、耐えられるはずがありません。

 この巨大な圧力を跳ね返して、日韓首脳会談で韓国をホワイト国に復帰させると宣言することを阻むには、護る会として行動することが必要です。
 だから護る会の執行部会、拡大執行部会、そして総会と議論を重ね、ホワイト国に戻さないということを含む要請文をまとめ上げ、総理や外相に渡しました。
 同時に、わたしは水面下でも、総理と議論し、官僚と対峙することを中心に動きに動いていました。
 そして、日韓首脳会談でホワイト国に戻すことはありませんでした。

 これも、岸田総理と官邸官僚、外務省、そして、もう圧力も受け容れて妥協したい経産省が、韓国と事実上、組んで、ホワイト国に早期に戻そうと、もはや公然と激しく動いています。
 しかしこの先、何がどうなろうとも、日韓首脳会談で韓国をホワイト国に復帰させなかった事実は、永遠に残ります。
 それに何の意味があるのか。
 みなさん、できれば考えてみてください。

「韓国は、日本の産品を輸入して裏で北朝鮮に流してはならぬ。日本には、護る会という、冷静、公平に日本と世界を考えて行動し、高い影響力を持つ国会議員集団があって、監視しているぞ」という抑止力、警告になります。

 完全に勝つ戦いを願うのは、弱い心です。
 部分勝利を目指し、時にはあえて敵に、勝ったかのように錯覚させる戦いをするのは、強い心です。

 ただし、これはわたしが、私自身に命じていることです。
 みなさんに求めたり、強いたりは、わたしは決してしない。
 これからも自由なコメントをこの個人ブログにも寄せてください。ささやかなブログですが貴重な、かけがえのない場です。
 そして巨大な外国資本にお世話にならず、自律しているブログです。サーバーが自前ですから。

★ところでみなさん、わずか20秒から30秒で、世界を知りませんか。日本も分かります。

 19歳の日本男児の撃ち込む問いを、わたしがすべて受け止めて、数十秒で答え切っています。
 答えをすり合わせておくようなことは、一切、していません。
 裸の一本勝負です。

 ここにすべてあります。タダです。
 本編はここです。これも全部、タダです。





 
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