2023-07-01 03:25:25
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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日本の民の祈り 止め天神
▼この写真のデータを見ると、西暦2016年7月6日の午前10時21分となっています。
初めての参院選に臨み、長い17日間の選挙戦がこの日を入れてあと4日という時です。
初日に選挙カーの事故に遭っているので、首の痛みが少しでもおさまらないかと、ネックウォーマーをしています。
狂うほど暑いさなかの選挙なのですが、首は冷え切っているのでした。
ここは「止め天神」です。
東京の仲六郷にある北野神社ですが、徳川吉宗公の馬が暴れ、落馬しそうになったのを止めた天神さまと言われています。
選挙に落ちそうと思っていたわけではありませんが、ご縁があって、こゝろを澄ませてお参りをしました。
▼今夜、議員となって7年目の西暦2023年7月1日の未明に、ふとこの写真に再会しました。
1期6年で辞めて自由な立場に戻るつもりでした。それだけをいわば楽しみに、命を削りに削って、まつりごと ( 政 ) に身を呈していたのでした。
その個人の望みを捨てて、護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 ) の代表を継続し、あるいはやっと政府が取り組み始めた自前海洋資源 ( メタンハイドレート・メタンプルーム、コバルトリッチクラスト、マンガン団塊、熱水鉱床、レアアース・レアメタル) 開発を継続するために、万やむを得ず2期目に出て、まもなく満1年です。
そして、少なくない主権者、志ある主権者のみなさんと同じように、奇怪な日本政治の動きに苦しんでいます。
LGBT法を、自由民主党内に反対する議員が多いまま強権で成立させ、これも反対する主権者が多数いらっしゃるまま韓国をホワイト国へ戻し、それも意見公募 ( パブリックコメント ) に圧倒的に反対が多い事実も無視し、さらにはこれもまた反対する主権者が多いまま、弱いウォンを理不尽に支援する通貨交換協定 ( スワップ ) を韓国と結び、そして水面下では、政権が今度は親中政策を探っている、そういう夜です。
こんな夜に、止め天神での写真を見たのは、なぜかなと、ちらり考えます。
もちろん、ただの偶然、それもごく小さな偶然に過ぎません。
しかし、この夜に落ち込んでいるかもしれないひとに、ちょっとしたメッセージ、日本は決して落馬はしません、落馬させませんという覚悟を送ることができます。
▼ちなみに、同じ時期の写真フォルダに入っていた1枚がこれです。
データには、西暦2016年6月19日午前8時56分とあります。
初めての選挙戦が公示される、3日前です。
公示は、6月22日でした。
この数日前に、安倍総理から「青山さんが国会に来ると、外務省が変わるな」「それから経産省も変わる」「朝の部会に議員として出てくれれば、自民党議員も変わる」という電話をもらい、選挙に出るべきかと初めて迷い始めました。
しかし、やはり断ろうと決め、安倍総理と、安倍さんの要請でこの年の1月からずっとぼくの説得に当たられていた世耕弘成・官房副長官 ( いずれも当時 ) に、最後の断りの電話を入れようとしました。
ところが青山千春・東京海洋大学准教授と、清水麻未・独立総合研究所社長秘書 ( 現在の三浦麻未・公設第一秘書 ) の日本女子ふたりに背中をさりげなく押されて、みずからの頭と心で考え直し、「お受けします」という電話を入れました。
ぼくの人生が壊れた瞬間でしたが、いま、正しい決断だったと考えています。
▼というわけですから、この写真の時はもう、選挙に出ることが決まっていました。決まったばかりですね。
しかし事前運動はしないので、予定通りの小旅行、まさか選挙に出るとは思わずに予定していた小さな旅にそのまま出たのです。
もうあまり詳しくは覚えていませんが、日付からすると、その写真だろうと思います。
この時から3日後、参院選が公示になると、自由民主党の本部へ出かけていき、自分の選挙カーが停まっているのを、これも初めて見たのでした。
公示にならない限り、選挙運動はしない、だから地元は作らない、国会が終わっても国会にずっと出ている・・・思いがけず2期目に入っている今も、何も変わっていないおのれを、ささやかに今夜、確認している気もします。
ぼくと一緒にやれるひとは、何があろうと変わらずに、一緒にやりましょう。
そのためにも、主権者のための発信を続けます。
「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の最新分として、パブコメの圧倒的反対が無視されているという重大な問題を真っ直ぐに問う放送を、ここにアップしています。
20秒から40秒台で語り尽くすショート動画も、ここにどんどん最新分をアップしています。
「わが恋の終わらざるがごとくに、わが曲も終わらざる」。
大好きなシューベルトの、報われざる生涯を描いた古い、とても古い白黒映画の、最後の言葉です。
祖国と人生に恋する日本人でいましょうね、みなさん。