2023-07-11 00:01:41
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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日本を訪れたグロッシーIAEA ( 国際原子力機関 ) 事務局長という人物は、何があっても公平に、冷静に、そして熱い志を秘めて行動します
▼ことし1月にウィーンのIAEA本部で議論したとき、たがいの連絡先を交換しました。
▼公式の会談が終わったあと、グロッシーさんはぼくの腕をつかまれ、熱心にもう一度、話し掛けてこられました。
顔をこんなに近づけて、たがいに小声で話していますから、周りの関係者たちには聞こえないと思います。
特に、ウクライナにあるヨーロッパ最大級のザポリッジャ原発が、ロシア軍に昨年3月から占拠されている事態がいかにリスクが大きいか、どうやって対処していくかという問題が、秘密の会話の焦点でした。
ウクライナ侵略が始まるまでは原発を純然たる軍事力を用いて攻撃するというのは、想像を絶することでした。
正規軍の破壊力というのは、他の攻撃とは次元があまりに違います。
その軍事力による破滅的な事態が原子力発電所に起きています。
なかでも原子炉そのものに破壊が及び、放射性物質が、もっとも重い重金属のプルトニウムまで漏洩するような事態になれば、風向きによっては、軍事占拠した側のロシアのふつうの民衆にも深甚な被害が出ます。
そしてヨーロッパの全土だけではなく、わたしたちの日本にも被害が及ぶでしょう。
( ※ 福島原子力災害では、原子炉が破壊されたのではなく燃料棒が溶けて床を突き破り、水に入り、その水が蒸発して、もっとも軽い放射性ヨウ素とセシウムが漏洩しました。ヨウ素は8日間で消えます。セシウムは土中、特に粘土層に入れば、もうほとんど動きません。
原子炉が破壊されてプルトニウムも漏洩したチョルノービリ事故とはまったく、本質的に違います。
もしも上記の破滅的事態になれば、ソ連・ロシアが、プルトニウムを人類にまき散らした2度目ということになります )
▼独裁者の狂気が無ければ、ダムの破壊も無ければ、原発への軍事攻撃も無かったでしょう。
一方で、ザポリッジャ原発はウクライナの枢要な電源ですから、ウクライナ軍も奪還のために軍事力を使う。
グロッシー事務局長はそこも、客観的に、公平に、冷静に見ていて、わたしとそれについても議論しました。
▼ラファエロ・グロッシー博士。
アルゼンチンが世界に送り出したこの人物のもうひとつの特徴は、群を抜く行動力です。
公表されているよりもっと頻繁に原発攻撃の現場に入り、プーチン大統領と会い、ゼレンスキー大統領とも会い、今回も日本だけではなく韓国にも入り、韓国内の正常とは言えない反日のための暴言や狼藉に、あえて真っ直ぐに対峙しました。
ザポリッジャ原発における人類の危機を、ここで、これも公開情報としてはぎりぎりの線まで迫って、話しています。
数十秒で凡 ( すべ ) てを端的に読み解くショート動画もここに、今夜も最新分をアップしています。
★主権者に本物の情報があってこそ、危機の時代に祖国は生き延びることができます。
これからも、ぼくに何がのし掛かっていても、この個人ブログにどんな書き込みが毎日やってきても、みなさんへの発信を、たいせつな責務のひとつと考え、続けていきます。
大雨被害の犠牲者に深い哀悼を捧げ、辛い被害に遭われている方々にこころからお見舞いを申しあげます。
特に、毎年、九州とその周辺地域が被害を受け続けていることについて、「悲惨な常態のようになっていることを食い止めよ」と政府に問う国会質問もいたしましたが、国会質問だけでは無くできる限りのことをいたしています。
異様な大雨に行政が追いついていません。そこを変えねばなりません。