2023-08-24 01:03:18
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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【推敲しました】 激論のあとに友情あり
▼過ぎたばかりの昨日8月23日水曜も、みなさんと同じく異様な炎暑に直面しつつ、正直、長い1日でした。
▼朝、議員会館の青山繁晴事務所にやって来た経産省の幹部と、アメリカが実に50兆円を投じて、世界の投資を自国に集中させようとしている動きについて議論することから始まりました。
日本政府の取り組みは「しょぼい」とあえてキツい、ラフな言葉で指摘し、実力が伸びてゆくと期待できるこの行政官 ( 官僚 ) がもっともっと奮起するよう背中を押しました。
このままでは、円安のもとで日本の活力がアメリカに吸い取られてしまうからです。
経産部会が開かれるまえに、部会の議論に値する新しい取り組みを打ち出すように求めました。
▼国会はまだ閉会中ですが、国事に休みはありませんから、分刻みの日程です。
そのあと、外交課題での協議、さらに護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 ) の高木啓事務局長 ( 衆議院議員・外務政務官 ) の誠意あふれる協力を得て、インディペンデント・クラブ ( IDC ) の有志のみなさんと国会内で意見を交わす場・・・と続きました。
すると三浦麻未・公設第一秘書から「法務大臣が予定より早く ( 議員会館の青山繁晴事務所に ) 到着されました」という急ぎの連絡が入りました。
護る会のメンバーでもある齋藤健・法務大臣とかねてから、電話で、入管法改正をめぐる複雑にして重大な問題について議論していました。入管法改正はわたしも賛成して、野党の烈しい反対のなか既に成立しましたが、成立して終わりではありません。
すると法務大臣は「私が直接、青山さんの事務所を訪ねて、議論したい」と提案されたのです。
これは政治記者の時代も含めて、今まで一度も見聞きしたことがありません。現職閣僚のほうから、当選わずか2回のいち議員のところにやって来て議論、というのは。
齋藤健さんの真摯な人柄の表れでもあり、齋藤さんが経産省のキャリア課長、ぼくが民間の専門家だった当時からの長い多様な議論の積み重ねの反映でもあります。
▼大急ぎで議員会館に戻ると、青山繁晴事務所の前の廊下にまず、巨体のSP ( 大臣警護官 ) が立っています。
「よければ、廊下じゃなく、事務所の中に入られて警護なさいませんか」と声を掛けてから、事務所に入ると、齋藤法務大臣が、ちいさな会議室に並べてある拙著のうち「夜想交叉路」を手に取られています。
「これって小説ですよね。青山さんって小説も書くの ? 」と、びっくりの表情で聞かれました。
そのあと、同席の法務省幹部らも交えて議論開始です。
ぼくの秘書さんたち、出口 ( いでぐち ) 太・公設政策秘書と三浦麻未・公設第一秘書もぼくに促されて法務大臣に直に質問し、大臣も、ぼくに対するのと同じように真っ直ぐに応えられました。
大臣が「さすが、いい秘書さんたちを抱えているよねぇ」と仰るので、「はい。だけど、私設秘書がひとりも居ないんですよ。だからみんなたいへんです」と答えました。
法務大臣は、かなり驚かれました。
議論はまだ途中段階なので、中身をここでは紹介しません。
▼ぼくは自由民主党の政調、それから外務省とも関連の議論を行う考えを申して、今日の議論をいったん、終えました。
所定の時間をぎりぎりまで使い切りました。
大臣は次の日程が迫るので当然、すぐに席を立たれたのですが、意外にも、「夜想交叉路」と、その前作である小説「わたしは灰猫」にサインを致してお渡しすることになりました。
小説を書く国会議員も、まぁ珍しいですが、その小説を積極的に読もうとされる法務大臣、司法大臣というのも、世界に珍しいでしょう。
▼まず「わたしは灰猫」、続いて「夜想交叉路」に手早くサインを致していると、出口秘書が「おふたりとも、こっちを向いてください」。
激論は激論、友情は友情、思わず破顔一笑の笑顔がおたがい、こぼれたところです。
高木啓・護る会事務局長を含め、友情を感じる日にもなりました。
「夜想交叉路」は、たとえば、ここにあります。
「わたしは灰猫」は、たとえば、ここです。
▼さて今日8月24日木曜は、午前5時台にニッポン放送に向かわねばなりませぬ。
ニッポン放送の「飯田浩司のOK ! Cozy up ! 」の生放送に朝6時30分から8時まで参加します。
聴いてくださるみなさんにとって朝が早すぎるのですが、radiko や YouTube でゆっくり聴くから大丈夫という声を沢山いただきました。ありがたいです。
もう午前1時半近くになってしまいました。ニッポン放送へ出発するまで、あと4時間ぐらいでしょうか。仕事はまだ終わりません。
きのうは、会員制レポートの東京コンフィデンシャル・レポート(TCR)の仕上げと配信も行い、自宅に帰ってからは、夜半に別の現職大臣、それから自由民主党首脳陣のひとりと電話で交渉しました。
いちにちが長いですね。
ラジオは集中力で乗り切ります。
ニッポン放送から議員会館の青山繁晴事務所へ入ると、今度は、「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の収録が待っています。
動画で眠そうな顔になってしまうことは、もう避けられません。しかし、これも集中力で、内容は充実させます。
ラジオも動画も、無条件の公開情報です。外国の工作員も必ず、チェックしています。そこには徹底的に留意します。同時に、主権者のみなさんに広く、情報を伝えるために、本日も発信にも力を尽くし切ります。
疲れも、眠気も、へったくれもありませぬ。わはは。