On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2023-09-27 22:14:20
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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日本の総理が「偽の減税」を掲げて、衆院を解散しようとしている・・・そのように主権者に思われる政 ( まつりごと ) であってはいけません !



▼国会はまだ閉会中ですが、国会内では、重要な会合が開かれています。
 きょう9月27日水曜は、「責任ある積極財政を推進する議員連盟」の総会が開かれました。
 名称の通り、財政緊縮の間違った動き・考えに対峙する議連です。
 安倍晋三元総理も、暗殺されるまでは、熱心に参加されていました。

▼今日の議連では、岸田総理が打ち出されている「新しい経済対策」への提言案が配られました。
 これは事前に、議連の役員会で協議してつくられたものなので、「まず提言案を読んでください」と、議連の青山周平事務局長 ( 護る会メンバー ) から異例の仕切りがありました。
 この議連には、護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 ) のメンバーが多いですが、ぼくは議連の役員ではありません。
 したがって事前に提言案を見ていません。
 そこで事務局長の仕切り通りに、かなり長い提言案を、速読しています。




▼そして発言の時間になると、覚悟を決めて、厳しいことを申しあげました。

「岸田総理が、増えた税収を国民に還元すると仰った。主権者はこれを減税と受け止める。当然です。それだけではなく側近である前官房副長官はネット番組で、減税を口に出された。ところが総理は、国民への直接の減税は、やろうとなさっていない。この提言案はそこに切り込んでいません。消費減税を選択肢だと明示すべきです」

「安倍総理が10%まで引き上げた消費税ですが、不肖わたしは安倍総理に電話で繰り返し、せめて、まず8%に戻すべきだと求めて、ついに安倍総理が、それも選択肢だね、具体的に考えようとお答えになった直後に、まさかの総理辞任となってしまいました。何を申しあげているのか。消費減税がまるでタブーのように扱われているのは、この岸田政権の特異な現象であって、もともと消費税は上げるだけでは無く柔軟に引き下げることができるのが特徴の税制だということです。現に、英国などで付加価値税の大胆な引き下げも行われています」

「消費税率の引き下げも含め、国民を直接、現在の窮状から救う減税を打ち出すのが、自由民主党の役割です。岸田総理が早期の衆院解散を模索しているなかで、きょう参加されている衆議院議員は特に意識を強められて、国民を裏切ることのないよう、この提言案を見直すべきです」



▼上記は、発言の概要に過ぎませんが、このあと予想外に多くの賛同意見が出されました。
 ほんらいはこの総会で、細かい修正は別にして、提言案を諒承する手はずになっていたのだろうと想像します。
 しかし、不肖わたしの問題提起のあと、提言案は大幅な修正も含めて再検討されることになり、回収されました。
 議連の役員のみなさんの、素晴らしい決断だったと思います。

▼この議連の前に、主権者への発信の責任を果たすために、今週も「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」 ( これです ) の収録をおこないました。
 最初の1本が、まさしく「総理発言を、偽の減税にしてはいけない」という提言であり、その動画のなかで「このaあとの議連で実際に、同じ提言をします」と約束しました。
 その通りに致しました。

 こうした会合、あるいは部会はすべて、中国製の人工ウイルスとわたしの考える武漢熱のために議員本人以外は参加できないという異常な状態が4年、続きました。
 今ようやく、議員事務所のスタッフも参加できるようになり、きょうは学生インターンの増野優斗くんが熱心に参加してくれました。
 この動画、今夜アップの最新放送「岸田総理 なぜ『国民の減税』をやらない」で約束した発言・問題提起を、議連で実際に発言したことの、いわば証人が優斗くんでもあります。

 優斗くんたちの志とわたしとの連帯で創造されているショート動画も、ここに並んでいます。



▼いま政局は水面下で烈しく動いています。
 政権のあり方をめぐっては、野党の良心派の人たちとの議論も活発になっています。
 議連で議論しているあいだも、その議論のためにメールが携帯にやって来ます。ひょっとしたら、かなり重大な動きになる可能性もある連絡です。

 そうしたなか、これまでに無いタイトルの、下掲の新書が発刊になります。
 予約が始まっています。たとえばここここです。お近くの書店でも、もちろん予約可能だと思います。
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