On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2023-10-04 15:40:27
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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まずは、議連の提案に『消費減税』の明記が実現しました  このごろ自由民主党内ですら実質的にタブーにされてきたことを考えれば、画期的な転換です


 
▼国会は、岸田総理の判断と決定により、未だ閉会中です。
 しかし、自由民主党の重要な部会などはどんどん開かれています。

 きょう10月4日水曜は、「責任ある積極財政を推進する議員連盟」の総会が開かれ、青山周平・議連事務局長の公平な司会のもと、中村裕之、谷川とむ両代議士の議連共同代表 から、提言案の改訂版が参加議員に提示されました。
 ちなみに、この事務局長、共同代表おふたりの3人とも、護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 ) のメンバーです。
 ついでに写真の後ろ姿も、護る会の事務局次長の石橋林太郎代議士です。 

▼前回のこの議連の総会では、消費減税にまったく触れない提言案が示されました。
 不肖わたしは以下の趣旨で発言しました。

「岸田総理は、税収増を国民に還元すると明言されながら、国民を直接、助ける減税には何も言及されていません。これを改めることを求める提言にすべきです。党の提言が遠慮していて、どうする」

「具体的には、まず消費減税 ( 消費税率の引き下げ ) を提言に明示しましょう」

「最近、政府と自由民主党において、消費減税があたかもタブーのように扱われています。そんなことは、あってはなりません。もともと消費税や付加価値税は柔軟に税率を引き下げられることに特徴があります。現に、たとえばイギリスでは、付加価値税の税率引き下げが、大胆に、かつ柔軟に行われているではありませんか」

( ※ いずれも趣旨です )

▼きょう示された改訂案を見てください。下掲の写真です。
 冒頭に、「消費税や所得税の減税」が出てきます。
 画期的です。

 この改訂案は、回収されたり、あるいは「公表するな」という縛りが何も掛かっていませんから、実物の写真をアップしました。
 ただし、紙の最後に、党首脳陣と政府の担当大臣への申し入れ日程をぼくがメモしていますので、そこはカットします。警備の関連で、いま公表して良いかどうか不明だからです。
 また、これは提言案の1ページ目です。2ページ以降に詳しい主張があります。



▼今日の議論で、上記の画期的な改訂案に、さらに「社会保険料の減免」も項目の (一、) に加えることなどを決め、それを盛り込んだ完成版が、共同代表らの記者会見でメディアにも示されたようです。

 議論が終わると、なぜかテレビ朝日の「報道ステーション」からカメラを回す取材が、わたしに対してありました。
 きちんとした取材でした。
 しかし、それがオンエアされるとは、まったく限りません。それは完全にテレビ局の編集権です。取材をお受けしたのも、放送されるためではありません。報道陣の理解を補うことにも、意義があります。

▼写真は、消費税を冒頭に明示した提言案・改訂版を、僭越ながら高く評価して発言しているところです。
 うしろから、護る会メンバーの杉田水脈代議士が、知らないあいだに撮ってくださいました。

 こころなしか、横顔がすこし綻 ( ほころ ) んでいますね。
 しかし同時に、「提言が提言だけで終わってはいけない。実現させねば」という厳しいことも、あえて申しました。
 そして、議連の首脳陣から示された「提言案を持っていき、議論する先」のなかに、党の政調会長や担当大臣はあったものの総理が無かったので、「総理にも会うべきです」と提案しました。
 すると議連の首脳陣の側から「総理は、任意の議連には会ってくれない。総理官邸には任意の議連では入れない」という予想通りの答えがあったので、「それは岸田政権になってからのことです」と述べ、「安倍政権でも、菅政権でも、任意の議連であっても総理に上げられるべき提言は上げられ、総理が、じゃ会おうと仰れば、総理官邸できちんと会っていただきました。たとえば、護る会の皇位継承に関する提言は、官邸で総理にお会いして、手交しました。政権が新たなタブーを作るのは良くありません。総理官邸にも申し入れてください」と提案しました。

▼消費減税をめぐる一連のことは、明日10月5日に収録する「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」で、この提言案の進化を含め、生の動きを話します。
「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」は、ここに最新動画が並んでいます。
 また20秒台ぐらいで世界と日本を読み解くショート動画は、ほぼ毎晩、最新放送をアップしています。19歳の学生インターン、増野優斗くんらの連帯と、国益に献身する努力のおかげです。ここです。





 
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