On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2023-12-16 18:33:14
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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ふたたび、凄絶な日程にして自主と自費の海外出張が、早くも始まります



▼ことしの1月、通常国会が開会するまでのわずかな日々に、諸国を回りました。
 写真はその最終段階、アメリカの東海岸で、朝陽がようやく昇る北米大陸を疾走し、原子力発電所の現場へ調査と議論に向かうときです。
 ほんとうに烈しい日程でした。
 日程だけではなく、気温差が50度を超えるところへ一足飛びで向かったりしました。
 わたしの財布も決定的に傷みました。

 しかしウクライナ戦争で原発が史上初めての、かつ、これまでの想定から除外されていた軍事攻撃が起きてしまっているなかで、日本政府に意義の深い情報提供をすることができたと客観的に考えています。

▼このブログで、旅程をいわば生中継をしましたから、ご記憶のひともいらっしゃると思います。
 ただし、機密情報は一切、カケラも、公表していません。
 ウィーンにて、IAEA ( 国際原子力機関 ) のグロッシー事務局長と、信頼と友情が生まれたのは、忘れがたいです。


( グロッシーさんが旧ツイッターにアップなさいました )
 

▼ことしは12月から、同様の海外出張を開始します。
 1月にも、その海外出張を続けます。

 まずは明日の日曜日、アメリカの西海岸へ向かいます。
 そして重要なインフラストラクチャで調査と議論を行います。
 そしてたった1泊で羽田空港へ戻ってきます。
 つまり都内の自宅に帰ると思いますよね ?
 いえ、帰れません。
 羽田から今度は、アジアの国に向かいます。
 そこには、民間の専門家時代に非常に重要な調査をおこなったインフラストラクチャがあります。
 そこもわずか1泊です。
 むちゃらくちゃらです。
 しかし平気です。
 昼夜分かたぬ仕事も、気温差も、気候の違いも、ありのままに申して、なぜかまるで平気なのが体質です。

▼帰った翌日には、都内である演説を行います。
 詳細は、秘書さんによると「告知は、自由民主党本部からブログ掲載の許可が出てからでお願いします」とのことで、今夜はまだ記せません。
 関心のある方は、12月22日金曜の17時半頃までに有楽町へ来られる心づもりでいてくださるよう、お願いします。

▼その日は、「発刊前の重版」という意外なことが起きた『わたしは灰猫 そして、灰猫とわたし』という文庫本が書店に並び始める日です。
 重版の分を合わせても、とても少ない部数です。
 もしもよろしければ、たとえばここここで予約なさってください。

 書店にも置いてくれるところがあるかも知れません。
「政治家の書いた小説なんて」と読まずに唾棄 ( だき ) なさり、書店に置かない方もいらっしゃるようです。
 わたしは国会議員にはなりました。しかし旧来の政治家になったつもりはありませぬ。
 事実、なっていないからこそ、派閥ともパーティとも無縁で、献金や団体支持、後援会、後援会長、地元づくり、事前の選挙運動のすべてと無縁でいるのです・・・。
 作品への、このいわれなき扱いは、プロフェッショナルな作家として、こゝろの底から悔しいです。

 しかし最近は、少数派の書店員のかたが、わたしの本を置いてくれたりもするようです。
 ただし、それはノンフィクション、たとえばあっという間に6刷となっている新書の「戦 TELLーALL BOOK」であって、小説はほんとうに、置いてくれることが少ないです。
 これも、もしもよろしければ・・・ですが、お気に入りの書店や、お好きな書店で、この文庫本を入荷するかどうか聴いてみてください。
 わたしは、本屋さん、書店が、大好きです。
 この世でいちばん好きな場所のひとつです。
 国会議員になったあと、急にわたしの作品が冷たくあしらわれるようになっていても、それはまったく変わりませぬ。



▼この書は、文庫本ですから、単行本より安価です。
 そのことに、凄く、ほっとします。
 読者のみなさんのために。

 しかし安価でも有償です。
 本の印税収入も、国会議員になって激減しました。それでも、それが上述の海外出張の費用を支えているのです。

▼一方で、完全に無償で、無条件の発信として「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」という動画を続けています。
 最新分のうちの1本は、これです。
 安倍派は潰されるのか、それをあえて赤裸々に問うています。

★総裁選への出馬を宣していて、その時がもしも来るにしても、その時まではわたしはいつもの歩みをとめたり致しませぬ。
 これまでの7年5か月の議員生活と同じく、おかしな工作など皆無、カネの動きも皆無、これまでにまったくあり得なかった議員活動と作家活動のまま、総裁選への道も歩きます。

 わたしは、みなさんと共に、深く淡く生きるのみ。





 
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