On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2024-01-07 03:19:49
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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すべて同時進行で行くしかありません


( 昨年12月、臨時国会が閉じてすぐ、アメリカ西海岸の重要インフラストラクチャを弾丸出張で訪れ、いったん羽田まで戻りながら自宅には帰らず、そのまま朝鮮半島に渡り、同様に弾丸で韓国の重要インフラストラクチャを訪ねて、アジアと日本の安全のためにどうしてもやらねばならない、踏み込んだ議論をしました。
 先方は真摯に対応してくれました。
 この写真は先方からの提供写真です )

▼新年早々に日本を襲った、連続重大事のために、多くの方々と同じく、昼夜を分かたない情況となっています。
 このブログに書く余裕がどうしても作れません。
 一方で、主権者のみなさんへの発信と情報提供は、不可欠の責務のひとつですから、1月5日金曜日に、他の議員がほぼ誰もいない国会に出て、「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」 ( ここです ) の収録をしました。

 この動画は、昨年中に収録した分もまだ、ブログで紹介し切れていません。
 しかし、前述のようにブログを書く時間が今後、作れる見通しもありません。辛いですが、元日から日本を危機が襲っている以上は、避けられない現実です。
 そこで、やむを得ず、まとめて紹介します。

∇まずは、自由民主党の総裁選、すなわち日本国の宰相選びをめぐって、主権者の知らないところで生じている危機を、真っ直ぐに告発しています。
 この動画です。

∇次に、自由民主党の派閥という存在に対して強制捜査が進行しているという重大問題です。
 捜査の最大の狙いが安倍派に向けられていることは間違いありません。その安倍派の中に知られざる「聖域」があるという事実を明らかにしています。
 この動画です。

∇そして、羽田空港で起きた、あまりにショッキングな事故について、原因の解明がアンフェアな方向に進んでいることに対し、危機管理の専門家として25年を超えて仕事をしてきた経験から、異を唱えています。
 この動画です。

∇さらに、能登半島をはじめ北陸を襲った深刻な地震災害について、いまのタイミングで非常に言いにくいけれども言わねばならない問題点を、ありのままに指摘しています。
 羽田の事故に対するのと同様に、民間の専門家時代から危機管理に取り組んできた体験に基づいています。
 この動画です。

∇上述した1月5日金曜は、議員会館の青山繁晴事務所の学生インターン、19歳の増野優斗くんもわざわざ「ショート動画」を収録するために来てくれました。
 実は、このショート動画の収録がもっとも疲弊するのです。
 複雑怪奇な現実を、すべて20秒台から、どんなに長くても40秒ぐらいまでで語ろうとするのですから、脳が疲れます。
 しかし若き日本男児が一生懸命に、わたしに問いかけてくるのだし、主権者のみなさんもよくご覧になっているので、倦まず弛まず、収録を続けています。
 ここにあります。

▼昼夜の無いさなかに、ちょっとだけ辛いことが、いくつかあります。
 そのひとつは、昨年末に収録した動画が2編、ボツになってしまっていることです。
 1本が、香港の民主活動家でカナダに亡命した、周庭さんのその後についてです。
 もう1本は、北朝鮮とロシアの国連決議に違背する軍事協力が、ウクライナの庶民を殺戮している問題です。

 どの動画も、文字通りに命を削って収録していますし、わたしとしてはそのままアップしたかったのです。
 しかし撮影クルーのディレクターから、羽田事故と能登半島地震を優先させるべきという、やむを得ざる意見も出て、アップの時機を喪っています。
「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」は完全に無償、無条件で視ていただく動画にして、スポンサー料もわたしはまったく受け取りません。
 無償の仕事だから気楽に撮るのではなく、逆です。主権者のみなさんへの責務の一環として収録しているのですから、常に、最善の内容を期しています。
 そして、すべての問題は先へ先へと動きます。
 そこで2本とも、最新情報を取り込んで、撮り直しをしてから、アップの機会を模索します。

 といっても、わたしはまもなく、再び海外へ出て、日本の安全保障とエネルギーのために欠かせない現地調査と議論に臨みます。
 通常国会の開幕までに帰ってこなければなりませんから、またしても、多くの諸国を信じがたい強行軍で回ることになります。
 そのために次の収録は、1月23日火曜になる見通しです。

 こうやって説明しても、必ず、「なぜ動画がアップされないんだ。けしからん」という書き込みが、このブログにやって来るでしょう。
 何をいくら説明しても同じです。
 やりきれない気持ちになりかけますが、なりません。
 総裁選に向けて、もっともっと、ひどい書き込みが増えるでしょうからね。いちいちめげていては、総裁選に臨む資格がありませぬ。

▼それにも関連して、能登半島地震、羽田の事故と相次いだあとに、このブログにはいつもに増して、事実と違う思い込みの書き込みがどっと増えています。

 一例では、「木原防衛大臣は護る会の一員なのに、青山は、ちゃんと進言してるのか」という趣旨のコメントです。
 いいえ、木原防衛大臣が護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 ) の一員だったことはありませぬ。
 護る会の名簿は、何度も何度も最新の分をこのブログで公開していますね。
 わたしに対してのことに限らず、誰かに何かを指摘なさるのなら、そのまえに、事実関係だけでも確かめられてはいかがでしょうか。

 また「羽田事故で、なぜ斉藤国交大臣をすぐに辞めさせないんだ。公明党に遠慮してるのか」という非難も、わたしに来ます。
 いいえ、わたしに大臣の罷免権も任命権もありません。現職の内閣総理大臣だけが、それを持っています。
 越権行為など、致しませぬ。
 それに今、担当大臣を辞めさせて、新任の大臣にいきなり責任を負わせるのは、最善の策でしょうか。

 これらの例以外にも、「それが今、重大な問題でしょうか ? 」と思わずお聴きしたくなるコメントの山また山です。無理にでも時間を作って、コメントを拝読するたびに、これに直面しています。

 わたしは非力にして不肖ながら、主権者のためにだけ、毎朝、毎昼、毎夜、責任を果たそうと努めています。
 どうぞ落ち着かれて、日本人らしいところを、わたしたちは一緒に、アジアと世界に見せたいですね。

 こうしているあいだに、昭和天皇が崩御された1月7日の午前6時33分が近づいてきます。
 わたしたち民のために昭和を生き抜かれた陛下のご遺徳を偲び、同胞のひとりとして、さらに精進し、自然災害にも、人間の引き起こす危機にも、立ち向かっていきます。





 
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