On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2024-01-10 02:04:57
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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14時間半ほどの長いフライトを経て、ドイツのフランクフルトに着きました。まだ中継地です。日本の出発から20時間以上を経て、最初の訪問地オーストリアに入ります


( やっと着いたら、いつものドイツらしい、ぶっきらぼうで強圧的な保安検査をくぐり抜け、乗り継ぎのフライトまで長い待ち時間です )

▼能登半島を中心とした北陸の大地震、羽田空港の危機管理問題と、正直、後ろ髪を引かれる心境です。
 しかし、諸国の政府や国際機関と調整した通りに、海外出張へ、9日火曜の早朝に出発しました。

▼この調整、つまり重要インフラストラクチャの現場入りや、諸国の高官らとの面会・議論のセットアップは、それぞれの国家の安全保障上の高度な機密情報にかかわる日程と場所の調整ですから、日本の外交官を含む多数の人の協力を経て、長い時間をかけて実現しました。
 いつものことですが、こうした国際約束は必ず、守らねばなりません。

▼去年の1月、さらに去年の12月と同じく、自主・自費による出張です。
 公費による海外出張は、派閥が差配してしまう部分が大きく、わたしのように完全無派閥だとほぼ回ってきません。
 また安全保障をめぐって海外の高官、専門家と踏み込んだ内容を直に英語で議論するのは、一般的に申して日本の国会議員の得意分野とはとても言えません。だからそんな公費出張自体が設定されません。

 わたしの民間専門家時代から蓄積した知見を活かして、日本の重要インフラストラクチャーをテロ攻撃から護り、そしてウクライナ戦争で人類史上初めて起きた原発への軍事攻撃のような恐ろしい新事態からも護るには、自分で積極果敢に出て行くしかありませぬ。

▼今回も極端な強行軍で、5か国を回り、当然ながら通常国会が始まるまでに帰ってきます。
 この海外出張中も、国内の重要事項に、暗号化された通信などを用いて、深く関与します。
 そこには、特捜の強制捜査を受けている、自由民主党の「派閥」という問題をどうするかも含まれます。そのことに関連して、自由民主党の内部からまっすぐ指摘すべきを指摘し、「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の最新分をアップしました。これです。

 今回の海外出張も、独立総合研究所 ( 独研 ) の研究本部社会科学部と連携し、独研の優秀な研究員が同行しています。
 たまたま女性です。
 前にもお話ししたように、わたしが独研の代表取締役社長・兼・首席研究員の時代に、当時の独研・総務部秘書室第2課 ( 同行担当 ) の秘書さんが同行任務をこなしていたら、著名な経済評論家が「青山さんは若い女性と怪しい旅行をしている。空港で何度も目撃したから間違いない」という趣旨をご自分の勉強会で述べられて、ほんとうに呆れ果てました。
 女性が男性と仕事で出張していたら、それは性的なことなのですか。
 そのかたが、女性を、実際には性的関心でしか見ていないことの証左ではないでしょうか。
 今回も、そのような間違った関心で、間違った情報が流されることが起きないように願いたいですね。

 なお、もう無限のように何度も重ねて申しあげているとおり、わたしは7年半前の最初の選挙中に、みずから決して、独研の代表取締役社長・兼・首席研究員を辞め、創業者株も全株、無償で返上しました。
 独研とは、連携すべきを連携しているだけです。





 
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