On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2024-01-18 15:23:40
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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【推敲しました】  また時差が大きく変わりました  身体が痺れる寒さの最後の訪問地です



▼ロンドンから冬の大西洋を飛び越え、8時間以上かけてワシントンDCに入りました。
 たった今は、ワシントンDCの1月18日木曜午前1時29分、極寒です。

 この直前、ワシントンDCは大雪に見舞われ、連邦政府が閉鎖される異常事態でした。
 アメリカ政府側との重要な複数のアポイントメントが実行できるのか、さまざまなところから心配と懸念の声が出ていましたが、わたしは「いや、大丈夫です。雪はやみます」と、すべてに答えていました。
 今のところは、雪がやんでいるようです。
 ただし単なる幸運です。ワタシハ、ヨゲンシャデハ、アリマセヌ。

▼出発したロンドンは、東京との時差が9時間、到着したワシントンDCは、東京の時差が14時間、幸か不幸か、ぼくは時差の影響を受けない体質ですが、同行者がほんとうにたいへんだと思います。
 しかし自己管理能力も優れて高い研究者ですから、今この時間、ぐっすり眠ってくれていると思います。

▼長い海外出張の最後に、大統領選が始まっているアメリカの首都で、アメリカ政府の高官らと膝詰めで議論します。
 そのまえに、東大のぼくの授業の教え子で日本の若手行政官 ( 官僚 ) となりこちらに赴任している日本女子、それにぼくの同行者と、3人で短い時間ながら意義ある議論をしました。
 なんだか、とても嬉しかったです。
 この行政官の問題意識が、きちんと根っこに触れているからです。東大の学生時代から、ただしく成長しています。明るい笑顔も、日本の近未来の希望を感じさせてくれました。 

▼これが最後の訪問地ですから、まもなく帰国します。
 帰国して直ちに、自由民主党の派閥政治が深く問われていることについて、これまでの水面下の動きを表に出すための行動に入ります。

「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の動画の収録も、1月23日火曜になんとか行いたいと思っています。
 どうにかスキマ時間を見つけて収録できれば、その日の夜に、新しい放送のアップとなります。

 動画のコメント欄については、存続を望む声がたくさん届いています。考えます。
 なお、このブログへのご自分のコメントがわたしに影響したと仰る複数の新しいコメントがありますが、そのいずれのコメントも実は関係がありません。
 ご自分の主張がわたしを動かしたと仰るコメントが来るのは、このブログのコメント欄のひとつの特徴です。そのお気持ちはよく理解できます。

▼アメリカ合州国も未曾有の苦しみのなかにあります。
 今回の長旅で、ウイーンでも、チューリヒでも、パリでも、ロンドンでも、その都市を特徴づけるシンボリックな場所、たとえばロンドン塔といった場所をちらりと横目で見ることすらありませんでした。
 すぐに、はるか遠い原子力施設へ移動したからですね。

 ここワシントンDCでは、原子力施設の現地調査はありません。
 アメリカでの現地調査は、去年の12月、カリフォルニア州ですでに実施しています。
 臨時国会と通常国会のあいだの短い閉会中を、フルに活かすために、今回は年末と年始に分けて自主・自費の海外調査を実施しています。
 ワシントンDCでは政府高官らとの議論が中心ですから、あのアメリカが問われる大事件のあった白亜の議事堂、キャピトル・ヒルを眼にするでしょう。

 そして日本に帰れば、まつりごと ( 政 ) を変革する当事者のひとりとして、動きます。
 ワシントンDCは、午前2時を過ぎました。まだ仕事は続きます。
 真っ暗な夜の空ですが、雲は変わらず、悠然と流れているでしょう。不肖わたしも泰然と、諸事に臨み続けます。
 祖国と国民あってこその、仕事、任務、責任です。



 
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