On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2024-01-19 17:52:34
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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米国政府にて、専門家同士の踏み込んだ議論をおこないました  いよいよ帰国です  帰国したら22日月曜に重要な動きをします



▼ワシントンDC郊外のNRC ( アメリカ核規制委員会 ) での議論です。
 昨年1月にニューヨークの電源の原子力発電所、昨年12月にカリフォルニアの電源の原子力発電所をそれぞれ、許可を得て訪れ、現場での調査と議論を行っていますから、それを踏まえて、詰めた議論をしました。

 主な議題は、ウクライナ戦争でロシア軍がチョルノービリ原発、ザポリッジャ原発に、世界の想定を越えた武力攻撃を行っているという現実を受け止めて、日本とアジアと世界のエネルギー・インフラストラクチャをどうやって防護するかということです。
 この専門分野は、PPと呼ばれています。
 ぼくにとっては5つの専門分野 ( 外交、安全保障、国家危機管理、資源エネルギー、情報 ) のうち、安全保障と資源エネルギーの両分野のなかにある、ひとつの分野です。



▼ワシントンDCの郊外から、官庁街へ戻ってきました。
 米国政府においては、官庁によっては外観の写真であっても慎重に扱われます。テロリズムを徹底的に避けるためです。
 そこで、この写真も官庁街の一角というだけです。今回の行き先でもありません。



▼DOE ( アメリカ政府エネルギー省 ) で、信頼関係に基づいて議論しました。
 言いにくいこともどんどん申しました。
 米国政府側は、真正面から受け止めてくれました。

 DOEは、日本の資源エネルギー庁と大きく違います。
 まず、核兵器を管理していること、そして自前資源開発に長年、力点を置いていることです。
 非常に緊張感の高い役所です。



▼これはアメリカ政府との議論のあと、日本政府側と議論するために駐米日本大使館へ向かう途中の、いわば余談です。
 ぼくが指差しているのは、このビルの単なる番地です。ここしか撮影が許されません。

 ここには、新しい文庫本の「わたしは灰猫 そして、灰猫とわたし」の中に登場するNTSB ( 国家運輸安全委員会 ) があります。
 NTSBとは今回、何のアポイントメントもとっていません。だからNTSBの内部には入りません。
 しかしビルの中の途中までは行けますから、ちょうど通りかかったNTSBの一員の女性に、すこし話し掛けました。
「わたしは灰猫 そして、灰猫とわたし」に登場するNTSBの女性担当官に、まさしく生き写しで、びっくりしたのです。
 小説ですから、ぼくの創造した人物です。
 ところが、背の高さ、金色の短髪、きびきびしつつ優しさのある話し方、年齢の感じ、ほんとうにそっくり。

 神さまは、万能にして、いたずら好きですね~。



▼みなさん、ここまでの写真をご覧になって、若い女性も多いことに気づかれたでしょう。
 日本も負けてはいません。
 
 ロンドンのヒースロー空港から、ワシントンDCのダレス空港へ向かうとき、見送ってくださった駐英日本大使館のみなさんです。
 左から、原子力防護の専門家の佐久間さん、大使館の派遣員の鈴木さん、井上さん、3人とも眼の輝きが素晴らしかったです。まっすぐに澄んだ、まなざしでした。
 ワシントンDCで久しぶりに会った東大の教え子の行政官 ( 官僚 ) とも共通しています。

 みなことごとく、有能で、はきはき、てきぱき仕事の成果をあげるので、なんだかとても救われます。
 そしてこの写真を撮ってくれている独立総合研究所のヘイワース美奈研究員も、見事な働きぶりです。
 ぼくたち日本男児は、この日本女子を護り抜くためにも、こころを開放して戦い続けましょう。

▼土曜に帰国したらすぐ、翌1月21日の日曜が独立講演会@東京です。
 これは募集が終わっていますが、2月の京都開催が募集中です。ここです。〆切まであと1週間です。

 そして翌々日の1月22日月曜に、同士議員とともに重要な会を開き、その後に発表する見通しです。
 この主要議題は、長いあいだ申してきた「自由民主党を中から変える」ことです。
 護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 ) は3本柱の政策 ( 父系一系による皇位継承、国土浸食の阻止、カウンター・インテリジェンス、すなわちスパイ防止の法整備 ) を粘り強く実現するための議員集団です。
 この護る会 と同時進行で、22日発足の会を動かします。

 その新しい会は、自由民主党の派閥政治に強制捜査が入り、その強制捜査が進展しなくなっている現状を打ち破ることに絞っています。

▼これら写真はすべて、撮影と公開の許可が得られたものばかりです。
 たった今は、ワシントンDCの午前4時39分です。
 まもなく、祖国日本へ向けて出発します。
 日本は金曜の夕方、みなさん、週末に寛げるひとはほんとうに寛いでくださいね。
 美味しいものを食べて、ゆっくり休んで、時間を気にせず眠ってください。ぼくは、こゝろからそれを望んでいます。
 いつもみなさんと一緒です。
 写真からそれを汲みとっていただければ、うれしいです。


 

 
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