On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2024-01-25 03:37:02
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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派閥の全廃を求め続けるのは、入り口に過ぎないことを、できれば確認したいですね


▼日本政治の分岐点ともなる1月23日火曜の動きを、ひとつ前のエントリーで、主権者のみなさんへの情報提供として、丁寧を心がけて記しました。
 しかし、ほんとうはもうひとつ、あったのです。
 それは「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の収録と、上掲の文書の完成が同時進行で行われたことです。

 23日朝の第2回「政治 ( まつりごと ) 変革会議」で活発に議論した内容を、事務局を務めてくれている和田政宗参議院議員がまとめてくれました。
 すなわち、上掲の文書の原案ですね。
 それを、次の仕事場所にそれぞれ散った「政治 ( まつりごと ) 変革会議」メンバー議員の全員に回して、意見を集めました。
 その全意見を汲んで、和田さんは最終案にまとめる作業をおこない、その過程で、動画の収録が進行中の議員会館の青山繁晴事務所に何度も持ってきてくれたのです。
 そのたびに収録をいったん止めて、和田さんとわたしで詰めを行い、この日の午後、「政治刷新本部」の第3回が開かれる前に、公表したのでした。

▼文書が示しているのは、「まず派閥を全廃して、それをあくまで入り口にして、カネや派閥をめぐる自由民主党のありかたを根っこから変革し、政権党としての責任を果たす」ということです。
 だからこそ、わたしたちは「派閥全廃会議」ではなく、「政治 ( まつりごと ) 変革会議」なのです。

▼メディアが、「政治 ( まつりごと ) 変革会議」について、派閥の全廃だけを掲げているように報道したのは間違いです。
 また「政治刷新本部」で茂木派の議員が総理の議員辞職を求めたことを、わたしの写真を使って報じ、わたしが発言したかのような印象づけを行っているのも、間違いです。

 主権者におかれても、わたしの発信をご覧になること無く、誤解をそのままここへ投稿されてくる方が、少なくありません。
 このブログに投稿される時に、ブログを読んでおられないのです。
 いつものことなので、なにも驚きませぬ。
 しかし念のため、ここにひとつ前のエントリーの一部を再掲しておきます。

~ひとつ前のエントリー「派閥を生かして、政権を喪うのか」の一部を再掲~

▼この日の「政治刷新本部」では、他の議員から、かなりの極論も出ました。
 茂木派の議員からは「総理はバッジを外すべきだ。雛壇の真ん中に座っておられるのが滑稽に思える」という発言がありました。
 これは、わたしの考えとも、「政治 ( まつりごと ) 変革会議」の立場とも違います。

 岸田文雄衆議院議員は、民主主義に基づく選挙で主権者に選ばれ、そして議院内閣制に基づき民主的に総理総裁に選ばれているのですから、わたしも、政治 ( まつりごと ) 変革会議も、正当な指導力を発揮されるよう、岸田総理に求め、指導力を発揮されるならそれを支えると、政治刷新本部の会議でも発言しています。

▼ところが、このブログへの書き込みによると、わたしが政治刷新本部のあと記者団のぶら下がりに応じている写真を使って、記事を精確に読まない限り、わたしが総理に「バッジを外せ」と言ったかのように印象づけるような報道もあるそうです。
 対立を煽るだけではなく、わたしの総裁選出馬の動きを封じようとするメディアの動きが本格化していくのでしょう。
 こちらは淡々と王道を往くだけです。
 護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 ) および政治 ( まつりごと ) 変革会議の同志たちと往く王道です。

 そして総裁選が始まるまでは、前回の総裁選で民主的に選ばれた現総裁に、諫言し、指導力の発揮を求め続け、その指導力の実行を支えるのも、まさしく王道であり、いちばん大切な原則です。
 それがあってこそ、総裁選は公正な戦いとなるのです。
 あらかじめ足を引っ張るような姑息なことは致しませぬ。

▼総理に対しては、もうおひとり、菅グループの議員から「岸田総理が、宏池会の解散を宣言したまでは良かった。 ところがそのあと、他の派閥については言う立場に無いと仰って、総理には能力が無いと分かった」という発言もありました。

~再掲終わり~

・・・できますれば、ひとつ前のエントリーの全体を読んでみてください。みなさんもお忙しいと思います。ほかの情報をネットで集めるのもお忙しいと思います。
 だから、もしできますれば・・・です。

▼その「政治刷新本部」でほんとうが何が起きているかを、「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の最新回、ここで述べています。

★きのう、護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 ) のある主要役員とじっくり話し合い、護る会の果たすべき役割がいまだからこそ大きくなっているという認識を共有しました。
 明日からの通常国会で、護る会の活動のさらなる深化を図ります。
 わたしは、護る会94人の代表と、「政治 ( まつりごと ) 変革会議」16人の代表の同時進行となります。

▼2月1日の木曜日、早朝6時10分から8時まで、ニッポン放送「飯田浩司のOK !  Cozy up ! 」の生放送に参加します。
 番組から秘書さんに「Wコメンテーターウィークです。共演者は未定です」という連絡があったそうです。

 先日、テレビ地上波のミヤネ屋に参加したとき、政治評論家の田崎さんと一緒になることを知らず、国会から日テレのスタジオに急ぐ車中で、すでに始まっている番組の字幕を視て、初めて知りました。
 そしてスタジオに入っていると、田崎さんがやって来られました。
 わたしは挨拶をして、「わたしを覚えておられますか ? 」とお尋ねしました。
 田崎さんは驚く表情になり、「もちろん、覚えていますよ」と仰いました。

 田崎さんはかつて、時事通信の総理官邸キャップでした。
 各社が集まる総理官邸の記者クラブで、時事通信の記者をまとめる「キャップ」でいらした、ということです。
 わたしは同じ時期に、共同通信の総理番記者でした。
( 時事と共同は、ごちゃごちゃにされることが多いですが、まったく違う報道機関です。
 戦前の日本には、同盟通信という強力な政府系報道機関がありました。敗戦でGHQに解体され、報道の任務を共同通信が、経済情報の提供を時事通信が、それぞれ担うことになり再出発しました。その後、時事も一般報道の分野に進出したのです )

 どこの報道機関でも、官邸詰めは記者の数が多いですが、キャップはトップ、総理番は最若手です。
 したがって記者時代、わたしは田崎さんの顔は知っていましたが、一度もお話ししたことはありませんでした。総理番は、自社のキャップとは緊密に話しますが、他社のキャップと話すことは、時事に限らず、ほとんどありません。
 だから「覚えておられますか」とお聞きしたのです。
 そして田崎さんには「こんな形で再会するとは意外ですね」と、ありのままにお話ししました。 
 





 
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